小学校教諭一種免許になるには?受験資格・学習ルート・期間を解説

小学校教諭一種免許になるには何が必要か。受験資格・学習ルート・かかる期間を順を追って整理しました。

全体の流れ

小学校教諭一種免許を目指す場合、まず大学での課程履修という受験資格を満たす必要があります。ここが最初の関門で、人によっては学習そのものより時間がかかります。

試験は—実施されます。学習期間の目安が4年(大学)なので、直近の試験日から逆算して開始時期を決めるのが現実的です。

基本データ

資格の種類 国家
難易度
合格率
標準学習時間 約2,500時間
学習期間の目安 4年(大学)
試験の実施
受験資格 大学での課程履修
独学 不可(講座・養成課程が必要)
通信講座 なし

学習ルートの選び方

小学校教諭一種免許は独学だけで到達するのが難しい資格です。大学での課程履修が前提となるため、まずそのルートに乗ることが最初のステップになります。

通信講座での対応は一般的ではありません。大学での課程履修のルートに沿って進めることになります。

学習時間の見積もり

必要な学習時間は約2,500時間が目安です。1日2時間なら約42ヶ月、1日3時間でも約28ヶ月かかります。仕事と両立するなら年単位の計画が現実的です。

受験のタイミングをどう決めるか

小学校教諭一種免許の試験は—実施されます。申込期間を逃すと受験できないため、日程は早めに確認してください。

費用の見積もり

小学校教諭一種免許は独学で完結しないため、講座や養成課程の費用が総コストの中心になります。受験には大学での課程履修も必要なので、その期間もあわせて見込んでください。

資格取得後にできること

小学校での指導。教員採用試験は別にある。

教育・保育分野のなかでは、学習時間で見て9資格中9番目の位置づけです。同分野でより軽いところから入るなら放課後児童支援員(約24時間)という選択肢もあります。

取得までにかかる費用

小学校教諭一種免許の取得にかかる費用は、受験料だけではありません。実際に必要になる項目を整理します。

項目 目安 補足
受験料 数千円〜数万円 実施団体の公表額を確認してください
テキスト・問題集 3,000〜15,000円 独学の場合は必須。改訂版が出ていないか確認を
登録・免許の申請 資格による 合格後に別途必要になるものがあります
更新・講習 資格による 更新制の資格は継続的に費用がかかります

厚生労働省の教育訓練給付制度の対象講座であれば、受講費用の一部(20〜70%)が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、ハローワークで確認してください。

取得後にどう活かすか

小学校教諭一種免許が活かせる主な職場は保育園・幼稚園・学童・教育機関です。慢性的な人手不足が続いており、資格保有者の求人は多い状況です。

小学校での指導

資格は応募の入口を広げるものであって、それだけで採用が決まるわけではありません。小学校教諭一種免許を取ったうえで、実務でどう使うつもりかを説明できると評価につながります。

教育・保育のなかでの位置づけ

教育・保育に分類される9資格を学習時間の短い順に並べると、小学校教諭一種免許は9番目です。

資格 学習時間 難易度 独学
放課後児童支援員 24時間 難しい
ベビーシッター 80時間 やや易 難しい
チャイルドマインダー 100時間 やや易 難しい
日本語教員試験 400時間 可能
司書 500時間 難しい
保育士 600時間 やや難 可能
学芸員 600時間 難しい
幼稚園教諭二種免許 1,500時間 難しい
小学校教諭一種免許 2,500時間 難しい

同じ分野の資格は出題範囲が重なることがあります。近い資格を続けて受けると、学習の蓄積を活かせます。

よくある質問

小学校教諭一種免許の合格率はどのくらいですか?

—です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。

小学校教諭一種免許は独学でも合格できますか?

独学だけでは受験できません。大学での課程履修が受験の前提になります。

小学校教諭一種免許の試験はいつ実施されますか?

—です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。

教育・保育の関連資格

小学校教諭一種免許について実際によく調べられていること

検索されている質問のうち、小学校教諭一種免許に関係するものを5件取り上げて、このページのデータで答えます。

小学校教諭一種免許は何ヶ月くらいで取れますか?

標準的な学習期間は4年(大学)、必要な学習時間は約2,500時間です。

1日あたりの学習時間 かかる日数 おおよその期間
1時間 2,500日 約83ヶ月
2時間 1,250日 約42ヶ月
3時間 834日 約28ヶ月

試験は—のため、日程から逆算して開始時期を決めてください。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見て回を選べます。

40代・50代から小学校教諭一種免許を目指すのは遅いですか?

小学校教諭一種免許に年齢の制限はありません。判断材料になるのは、学習に必要な約2,500時間を確保できるかどうかです。1日1.5時間なら1667日、およそ56ヶ月かかります。

小学校教諭一種免許は学習時間が上位3%に入る重い部類です。時間を確保しにくい状況なら、同じ教育・保育分野でより軽い資格から入る進め方もあります。

小学校教諭一種免許を取れば仕事に困らなくなりますか?

資格そのものが仕事を保証するわけではありません。小学校教諭一種免許について言えるのは、教員採用試験は別にある。という点です。

判断材料として見るべきは、①その資格がないとできない業務があるか(業務独占)、②求人票で名称が指定されているか、③実務経験と組み合わせて評価されるか、の3点です。小学校教諭一種免許は国家のため、①②に当てはまる場面があります。

小学校教諭一種免許は履歴書に書けますか?

書けます。小学校教諭一種免許は国家の資格です。国家資格は評価の基準がはっきりしているため、資格欄に正式名称で記載してください。

書くときは取得年月と正式名称をそろえます。取得前の段階なら「小学校教諭一種免許 —受験予定」と書く方法もあります。応募先の業務と関係が薄い資格を並べすぎると焦点がぼやけるため、関係するものから順に並べてください。

小学校教諭一種免許は国家資格ですか?

小学校教諭一種免許は国家です。国家資格は法令にもとづいて実施され、合格後に登録を求められるものもあります。

区分は評価のされ方に影響します。求人票で名称が指定されることがあります。教員採用試験は別にある。

標準的な学習期間で見た小学校教諭一種免許の位置

標準的な学習期間が分かっている287資格を小さい順に並べると、小学校教諭一種免許(4年(大学))は下から147番目、全体の51%の位置にあります。中央値は約3.5ヶ月、いちばん小さいものが約1ヶ月、いちばん大きいものが約36ヶ月です。

水準 標準的な学習期間 該当
もっとも小さい 約1ヶ月 MOS
下から4分の1 約2ヶ月
中央値 約3.5ヶ月
小学校教諭一種免許 約4ヶ月 全体の51%の位置
上から4分の1 約6ヶ月
もっとも大きい 約36ヶ月 歯科衛生士

中間の帯に入ります。この帯は半年前後を見込む帯です。週あたりの学習量を先に決めておかないと、途中で計画が崩れやすい層です。

標準的な学習期間がすぐ隣にあるのは医療情報技師(4か月)と放課後児童支援員(4日)です。迷ったときはこの2つと並べると差が見えます。

小学校教諭一種免許を決める前に確認すること

あとから「聞いていない」となりやすい点を5つ並べました。上から順に確認してください。

確認すること 見るポイント
試験日程と申込期限 試験は—です。申込はおおむね試験の2〜3ヶ月前に締め切られます。複数回ある場合も、回ごとに締め切りが異なります。
合格後に登録が必要か 国家資格には、合格後に名簿への登録を求められるものがあります。登録料や年会費が別途かかる場合があるため、合格前に確認してください。
独学か講座か 小学校教諭一種免許は独学だけでは対策しにくい部分があります。講座が限られるため、教材の入手経路を先に確認してください。
科目合格の持ち越し 複数科目の試験では、合格科目を持ち越せる制度があることがあります。あれば複数年に分ける計画が組めます。教員採用試験は別にある。
受験地 試験地が限られる資格では、移動と宿泊の費用が上乗せになります。会場は実施団体の公表内容で確認してください。

つまずきやすいところと、その避け方

教材を増やしすぎる

不安から複数の教材に手を出すと、どれも中途半端になります。範囲は同じでも構成が違うため、切り替えのたびに時間を失います。

避け方:メイン教材を1冊に決め、足りない部分だけ別で補ってください。過去問だけは複数年分そろえます。

合格率だけで難易度を判断する

合格率は受験者層で変わります。受験資格が厳しい試験は、準備した人だけが受けるため合格率が高く出ます。逆に誰でも受けられる試験は低く出ます。

避け方:標準学習時間(約2,500時間)と出題範囲で見てください。小学校教諭一種免許の難易度は「難」に分類しています。

受験資格を確認しないまま学習を始める

学歴や実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位でかかる資格もあります。

避け方:学習を始める前に実施団体の受験案内を読み、要件を満たしているかを確認してください。

このページに出てくる用語

用語 意味
受験資格 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。
登録 試験合格後に名簿へ登録して初めて資格者として活動できる仕組み。登録料が別途かかる。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。

教育・保育の9資格を1枚の表で見る

小学校教諭一種免許を含む教育・保育の全9資格を、難易度・合格率・学習時間・種別・独学で並べました。標準学習時間の小さい順です。横並びにすると、小学校教諭一種免許がどのあたりに位置するのかが一目で分かります。

難易度 合格率 学習時間 種別 独学
放課後児童支援員 ほぼ全員 24時間 公的 不可
ベビーシッター やや易 団体による 80時間 民間 不可
チャイルドマインダー やや易 団体による 100時間 民間 不可
日本語教員試験 40〜50% 400時間 国家
司書 500時間 国家 不可
保育士 やや難 20〜25% 600時間 国家
学芸員 600時間 国家 不可
幼稚園教諭二種免許 1,500時間 国家 不可
小学校教諭一種免許 2,500時間 国家 不可

この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。小学校教諭一種免許の行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。

数字で見た小学校教諭一種免許の位置

標準学習時間が分かっている295資格を並べて、小学校教諭一種免許がどこにあるのかを細かく出しました。順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。散らばりまで見ると、その差が大きいのか小さいのかが判断できます。

見るもの 意味
小学校教諭一種免許の標準学習時間 約2,500時間 比べる基準になる数字
全体の平均 約435時間 極端な値に引っ張られる
全体の中央値 約200時間 実感に近いのはこちら
下から4分の1 約80時間 これ以下なら軽い部類
上から4分の1 約500時間 これ以上なら重い部類
上位1割の入口 約1,000時間 ここから先は例外的
散らばり(標準偏差) 約627時間 平均からどれだけ離れるのが普通か

小学校教諭一種免許は下から288番目(全体の97%)です。平均との差は約2,065時間で、散らばり1つ分を超えています(+3.29)。この水準は全体から見て極端です。同じ感覚で他と比べると判断を誤ります。

平均と中央値の差にも意味があります。ここでは平均約435時間に対して中央値約200時間で、平均のほうが高く出ています。一部の大きな値に引っ張られているので、平均を目安にすると実際より高く見積もることになります。

小学校教諭一種免許と水準が近い資格

分類をまたいで、標準学習時間が小学校教諭一種免許(約2,500時間)に近い資格を集めました。同じ分類のなかで比べるだけでは、その水準が全体のどのあたりなのかが見えません。違う分類の同じ水準を並べると、感覚がつかめます。

資格 分類 標準学習時間 特徴
不動産鑑定士 不動産 約2,500時間 短答式と論文式の二段階に加え、合格後に実務修習がある。不動産系では最難関の部類。
電験一種 技術・設備 約2,500時間 電気系の最上位。
税理士 会計 約3,000時間 5科目合格制で科目合格が一生有効。働きながら複数年かけて狙う設計が一般的。
司法書士 法律・労務 約3,000時間 合格率4%台。科目ごとに基準点があり、総合力と取りこぼしのなさが要求される。
弁理士 法律・労務 約3,000時間 理工系のバックグラウンドを持つ受験者が多い。短答・論文・口述の3段階。
薬剤師 医療・福祉 約3,000時間 大学6年が前提。業務独占で求人が安定している。

同じ水準でも、分類が違えば中身は別物です。不動産鑑定士と小学校教諭一種免許は数字の上では近くても、不動産と教育・保育では前提が違います。数字が近いことは「置き換えられる」という意味ではありません。何を得るためにその数字を払うのかで判断してください。

小学校教諭一種免許より軽いもの・重いもの

小学校教諭一種免許を真ん中に置いて、標準学習時間が前後にある資格を並べました。いまの候補が重すぎると感じたら左の表へ、物足りなければ右の表へ移る、という探し方ができます。

小学校教諭一種免許より軽い5資格

資格 分類 標準学習時間 小学校教諭一種免許との差
電験一種 技術・設備 約2,500時間 同じ
不動産鑑定士 不動産 約2,500時間 同じ
栄養士 食・栄養 約2,000時間 −500時間
柔道整復師 医療・福祉 約2,000時間 −500時間
臨床工学技士 医療・福祉 約2,000時間 −500時間

小学校教諭一種免許より重い5資格

資格 分類 標準学習時間 小学校教諭一種免許との差
税理士 会計 約3,000時間 +500時間
司法書士 法律・労務 約3,000時間 +500時間
弁理士 法律・労務 約3,000時間 +500時間
薬剤師 医療・福祉 約3,000時間 +500時間
司法試験予備試験 法律・労務 約3,000時間 +500時間

ひとつ隣に動かすと、標準学習時間は下側で同じ、上側で+500時間動きます。段階的に見ると、いまの選択がどれだけ思い切ったものなのかが分かります。

分類ごとの水準と、教育・保育の位置

このサイトで扱っている19分類を、標準学習時間の中央値で並べました。小学校教諭一種免許が属する教育・保育は4番目です。まずどの分類を見るべきかを決めると、そのあとの比較が短くて済みます。

分類 資格数 いちばん低い 中央 いちばん高い
法律・労務 8 約100時間 約3,000時間 約3,000時間
医療・福祉 37 約20時間 約700時間 約3,000時間
心理 9 約60時間 約600時間 約1,000時間
教育・保育 9 約24時間 約500時間 約2,500時間
住宅・建築 19 約100時間 約400時間 約1,200時間
不動産 10 約40時間 約300時間 約2,500時間
人材 4 約100時間 約300時間 約500時間
美容 11 約40時間 約200時間 約900時間
語学 20 約80時間 約200時間 約1,000時間
金融 16 約20時間 約150時間 約1,000時間
経営 8 約60時間 約150時間 約1,000時間
食・栄養 14 約6時間 約150時間 約2,000時間
IT・Web 33 約40時間 約150時間 約800時間
ビジネス 16 約40時間 約150時間 約500時間
会計 19 約30時間 約120時間 約3,500時間
ペット 7 約60時間 約100時間 約200時間
労務・安全 8 約60時間 約100時間 約500時間
技術・設備 35 約14時間 約100時間 約2,500時間
運輸 14 約16時間 約60時間 約400時間

分類ごとに水準が違うのは、分野ごとに、覚える範囲の広さと、資格がないとできない業務があるかどうかが違うためです。分類をまたいで数字だけを比べても意味がありません。同じ分類のなかで比べたうえで、分類そのものを選び直せるかどうかを考えてください。

小学校教諭一種免許のデータを一項目ずつ読む

ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。

難易度:難

このサイトでは標準学習時間と合格率をもとに6段階で分けています。「難」は、同じ分野のなかでどのあたりかを示す目安です。絶対的な難しさではありません。

合格率:—

この資格は合否ではなく別の形で評価されるため、合格率という数字が公表されていません。難易度は学習時間と出題範囲で判断してください。

標準学習時間:約2,500時間

1日2時間なら1250日、1日1時間なら2500日です。この数字は「ゼロから始めて合格水準に届くまで」の目安で、関連する知識があれば短くなります。

学習期間:4年(大学)

標準学習時間を無理のないペースで割ったときの期間です。4年(大学)という数字は、週にどれだけ時間を出せるかで前後します。試験日から逆算して開始時期を決めてください。

試験:—

受験機会が複数あります。仕上がり具合を見てから受験回を選べるので、1回目を経験として使う進め方もできます。

種別:国家

法令にもとづく資格です。合格後に名簿への登録を求められるものがあり、登録料や年会費が別にかかることがあります。

独学の可否:不可

実技や実習、指定の講習が要件に含まれるため、独学だけでは完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。

講座の有無:限られる

講座が限られます。教材の入手経路を先に確認してください。

教育・保育のほかの資格を短く見る

小学校教諭一種免許と同じ教育・保育にある資格を、標準学習時間の順にひとつずつ。小学校教諭一種免許が合わないと感じたときに、次にどれを見ればよいかの当たりがつきます。

放課後児童支援員(約24時間)

放課後児童クラブに配置義務がある。

小学校教諭一種免許との差:標準学習時間で−2,476時間。

ベビーシッター(約80時間)

資格がなくても就業できるが、認定があると事業者への登録や単価の面で有利になる。

小学校教諭一種免許との差:標準学習時間で−2,420時間。

チャイルドマインダー(約100時間)

1対1から少人数の保育に特化した資格。認定団体が複数あり、講座の内容も費用も団体によって違う。

小学校教諭一種免許との差:標準学習時間で−2,400時間。

日本語教員試験(約400時間)

2024年に始まった国家資格。

小学校教諭一種免許との差:標準学習時間で−2,100時間。

司書(約500時間)

公共図書館・学校図書館で働く。

小学校教諭一種免許との差:標準学習時間で−2,000時間。

保育士(約600時間)

筆記9科目+実技。合格科目は3年間持ち越せるため複数年計画が組みやすい。

小学校教諭一種免許との差:標準学習時間で−1,900時間。

学芸員(約600時間)

大学で所定の単位を取る。

小学校教諭一種免許との差:標準学習時間で−1,900時間。

幼稚園教諭二種免許(約1,500時間)

保育士と同時に取ることが多い。

小学校教諭一種免許との差:標準学習時間で−1,000時間。

このページの数字の出どころと、確かめ方

このページに出している数字は、297資格を19分類に整理したデータベースから引いています。小学校教諭一種免許だけを個別に調べて書いたものではなく、全297資格を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。

この記事の数字 性質 確かめ方
小学校教諭一種免許の標準学習時間 公表値や一般に知られている水準の目安 実施団体が公表している受験案内と試験結果で確認できます
順位・中央値・四分位 このサイトのデータベース内での計算値 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます
比較表の他の資格 同じ形式で揃えた同一データベースの値 各資格の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます
制度・要件の説明 公表されている制度の内容を整理したもの 受験資格・免除・登録の要件は、実施団体の公式発表が一次情報です

数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。

それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。

小学校教諭一種免許にするかどうかの分かれ目

ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。

約2,500時間を出せるか

1日2時間なら1250日、1日1時間なら2500日です。平日1時間+土日3時間ずつなら週11時間で、約228週間かかります。まず週に何時間出せるかを決めてください。

「いいえ」なら:同じ教育・保育のなかでより軽い資格から入るか、受験回を1つ後ろにずらして学習期間を延ばしてください。時間が足りないまま突っ込むと、直前期の負荷だけが跳ね上がります。

受験資格を満たしているか

小学校教諭一種免許は国家資格です。学歴・実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかる資格もあります。

「いいえ」なら:実施団体の受験案内を先に読み、要件を満たすまでに何年かかるかを計算してください。その年数を織り込めないなら、要件のない資格に切り替える判断になります。

試験日から逆算できているか

試験は—です。受験機会が複数あるので、回ごとの締め切りを確認してください。

「いいえ」なら:先に受験日を決めて、そこから約2,500時間を割り付け直してください。開始時期が決まれば、いま始めるべきかどうかも決まります。

小学校教諭一種免許について、さらに調べられていること

上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを5件足しました。

小学校教諭一種免許は独学で合格できますか?

小学校教諭一種免許は独学だけでは対策しにくい資格です。標準学習時間は約2,500時間、難易度は「難」に分類しています。小学校教諭一種免許は合否ではなく実施団体ごとに基準が異なる資格のため、合格率という形の数字は示されていません。

実技や実習、あるいは指定の講習が要件に含まれるため、独学だけで完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。

働きながら小学校教諭一種免許を目指せますか?

約2,500時間を平日1時間+土日3時間ずつで積むと、週11時間で約228週間(53ヶ月)です。標準期間の4年(大学)とおおむね一致します。

学習量が大きいため、繁忙期をまたぐ前提で計画を立ててください。週あたりの時間を確保できない月が続くと、直前期の負荷が跳ね上がります。試験は—です。

小学校教諭一種免許の試験は年に何回ありますか?

小学校教諭一種免許の試験はです。実施日程は実施団体の公表内容で確認してください。

学習に必要なのは約2,500時間です。試験日から逆算し、1日17時間のペースなら5ヶ月前には始めておくと余裕があります。

教育・保育の資格ではどれがいちばん難しいですか?

教育・保育に分類している9資格を標準学習時間の順に並べると、いちばん軽いのが放課後児童支援員(約24時間)、いちばん重いのが小学校教諭一種免許(約2,500時間)です。

資格 学習時間 合格率 難易度
放課後児童支援員 24時間 ほぼ全員
ベビーシッター 80時間 団体による やや易
チャイルドマインダー 100時間 団体による やや易
日本語教員試験 400時間 40〜50%
司書 500時間
保育士 600時間 20〜25% やや難
学芸員 600時間
幼稚園教諭二種免許 1,500時間
小学校教諭一種免許 2,500時間

小学校教諭一種免許はこのなかで9番目です。学習時間と合格率は必ずしも一致しません。時間が短くても合格率が低い試験は、範囲は狭いが問われ方が厳しいということです。

小学校教諭一種免許の前に取っておくとよい資格はありますか?

同じ物差しで見て、小学校教諭一種免許(約2,500時間)よりひとつ手前にあるのが電験一種(約2,500時間・技術・設備)です。

分野は違いますが、学習の進め方そのものに慣れる目的では使えます。まず2,500時間規模で一度合格を経験しておくと、2,500時間の計画が立てやすくなります。

このページの用語を、もう一歩詳しく

本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。

独学

講座を使わず市販テキストなどで学習する方法。費用は抑えられるが進捗の管理は自分で行う。

小学校教諭一種免許の記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

合格率

受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。

受験者層で数字が動きます。誰でも受けられる試験は低く、要件が厳しい試験は高く出ます。

受験資格

受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

ここを確認せずに学習を始めると、仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかるものがあります。

※ 受験資格や試験制度は改定されることがあります。最新の情報は試験実施団体の公式サイトでご確認ください。

小学校教諭一種免許は、どうやって取るのがいいか

同じ資格でも、独学・通信講座・通学のどれを選ぶかで、かかる期間も費用も変わります。小学校教諭一種免許は実務・学校が要るに分類しています。判断の材料は、標準の勉強時間が約2500時間であること、合格率が—であること、受験資格に条件があります(大学での課程履修)、の3つです。

取り方 向いている人 つまずきやすいところ
独学 自分で計画を立てて続けられる人。費用を最小限にしたい人 分からないところで止まったとき、聞ける相手がいない
通信講座 働きながら、決まった順序で進めたい人 教材が届いても手を付けないまま終わることがある
通学 強制力がほしい人。実技や実習の練習が要る資格 通う時間が固定される。費用はいちばん高い

小学校教諭一種免許の場合は、学校での履修か実務経験が受験の条件です。まず要件を満たすところから逆算してください。

費用はここには書いていません。講座ごとに幅があり、割引の有無や教材の範囲で総額が変わるためです。実際の金額は、各社の資料請求か公式ページでご確認ください。

小学校教諭一種免許の講座を比べる

通信講座は、教材の範囲・添削の回数・質問できる期間が会社によって違います。同じ資格でも総額が変わるので、2〜3社の資料を並べてから決めてください。

まず小学校教諭一種免許のデータを確認する

小学校教諭一種免許を取ったあと、どう使うか

資格は取ることが目的ではないので、取ったあとに何につながるかを先に見ておいてください。小学校教諭一種免許は、掲載データのうえでは次の使い方に向いています。

  • いまの職場で使う:国家・公的の資格なので、社内の評価や担当替えの根拠として通りやすい種類です。

法令上の位置づけはなしです。法令で守られた独占はありません。

小学校教諭一種免許について、ほかに読めること

同じ分野の資格は教育・保育の一覧で横並びに見られます。目的や勉強時間から絞りたい場合はトップの診断へ。