運輸分野の資格を、難易度・合格率・必要な学習時間で横並びに比較できるようまとめました。14件を掲載しています。
運輸の資格一覧
| 資格名 | 難易度 | 合格率 | 学習時間 | 種別 |
|---|---|---|---|---|
| 運行管理者(旅客) | 普 | 30〜40% | 150時間 | 国家 |
| 運行管理者(貨物) | 普 | 30〜40% | 150時間 | 国家 |
| 整備管理者 | 易 | ほぼ全員 | 16時間 | 国家 |
| 大型自動車第一種免許 | 普 | — | 60時間 | 国家 |
| 中型自動車第一種免許 | 普 | — | 40時間 | 国家 |
| 普通自動車第二種免許 | 普 | — | 50時間 | 国家 |
| 大型自動車第二種免許 | 難 | — | 80時間 | 国家 |
| けん引免許 | 普 | — | 30時間 | 国家 |
| 二級自動車整備士(ガソリン) | 普 | 60〜70% | 400時間 | 国家 |
| 三級自動車整備士 | 易 | 60〜70% | 200時間 | 国家 |
| 二級小型船舶操縦士 | 易 | 80〜90% | 20時間 | 国家 |
| 一級小型船舶操縦士 | 易 | 80〜90% | 30時間 | 国家 |
| 第一級陸上特殊無線技士 | 普 | 30〜40% | 80時間 | 国家 |
| 第三級陸上特殊無線技士 | 易 | 80〜90% | 20時間 | 国家 |
選び方の考え方
同じ分野の資格でも、受験資格の有無で取りかかれるタイミングが変わります。実務経験が必要な資格は「いま受けられるか」を先に確認してください。
学習時間は難易度とおおむね比例しますが、独学の可否は別の軸です。養成課程や指定講習が要件になっている資格は、費用と期間の見積もりが独学中心の資格とは大きく異なります。
運輸の学習時間はどう分布しているか
運輸に含まれる14資格を学習時間で並べると、下は16時間、上は400時間、中央は60時間です。上下で25倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。
| 層 | 該当する資格 | 件数 |
|---|---|---|
| 負担の軽い層 | 整備管理者、大型自動車第一種免許、中型自動車第一種免許、普通自動車第二種免許、大型自動車第二種免許、けん引免許、二級小型船舶操縦士、一級小型船舶操縦士、第一級陸上特殊無線技士、第三級陸上特殊無線技士 | 10 |
| 中間の層 | 運行管理者(旅客)、運行管理者(貨物)、三級自動車整備士 | 3 |
| 負担の重い層 | 二級自動車整備士(ガソリン) | 1 |
まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。
運輸の14資格をひとつずつ
整備管理者
難易度易/合格率ほぼ全員/約16時間。一定台数以上の事業所に選任義務がある。
二級小型船舶操縦士
難易度易/合格率80〜90%/約20時間。沿岸5海里まで。レジャーや漁業で使う。
第三級陸上特殊無線技士
難易度易/合格率80〜90%/約20時間。タクシー無線などで使う。
けん引免許
難易度普/合格率—/約30時間。大型と組み合わせると求人が広がる。
一級小型船舶操縦士
難易度易/合格率80〜90%/約30時間。外洋まで出られる。
中型自動車第一種免許
難易度普/合格率—/約40時間。4トン車まで運転できる。
普通自動車第二種免許
難易度普/合格率—/約50時間。旅客を乗せて運賃を得るために必要。
大型自動車第一種免許
難易度普/合格率—/約60時間。教習所に通うのが一般的。
大型自動車第二種免許
難易度難/合格率—/約80時間。バス運転手に必要。
第一級陸上特殊無線技士
難易度普/合格率30〜40%/約80時間。携帯電話基地局の工事で必要。
運行管理者(旅客)
難易度普/合格率30〜40%/約150時間。事業所に選任義務がある。
運行管理者(貨物)
難易度普/合格率30〜40%/約150時間。事業所に選任義務がある。求人が多い。
三級自動車整備士
難易度易/合格率60〜70%/約200時間。二級の前段階。
二級自動車整備士(ガソリン)
難易度普/合格率60〜70%/約400時間。整備工場で働くための実質的な要件。
運輸は全体のなかでどのあたりか
このサイトで扱っている19分類を標準学習時間の中央値で並べると、運輸は19番目です。分類ごとに水準が違うので、まずどの分類を見るべきかを決めると迷いません。
| 分類 | 資格数 | 標準学習時間の中央値 |
|---|---|---|
| 法律・労務 | 8 | 約3,000時間 |
| 医療・福祉 | 37 | 約700時間 |
| 心理 | 9 | 約600時間 |
| 教育・保育 | 9 | 約500時間 |
| 住宅・建築 | 19 | 約400時間 |
| 不動産 | 10 | 約300時間 |
| 人材 | 4 | 約300時間 |
| 美容 | 11 | 約200時間 |
| 語学 | 20 | 約200時間 |
| 金融 | 16 | 約150時間 |
| 経営 | 8 | 約150時間 |
| 食・栄養 | 14 | 約150時間 |
| IT・Web | 33 | 約150時間 |
| ビジネス | 16 | 約150時間 |
| 会計 | 19 | 約120時間 |
| ペット | 7 | 約100時間 |
| 労務・安全 | 8 | 約100時間 |
| 技術・設備 | 35 | 約100時間 |
| 運輸 | 14 | 約60時間 |
運輸には14資格あります。標準学習時間の水準はこのサイトでもっとも低い分類です。
数字で見る運輸
運輸には14資格あり、標準学習時間が分かっているのは14資格です。もっとも小さいのが整備管理者(約16時間)、中央にあたるのが大型自動車第一種免許(約60時間)、もっとも大きいのが二級自動車整備士(ガソリン)(約400時間)で、上下に25.0倍の開きがあります。
| 水準 | 資格 | 標準学習時間 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| もっとも小さい | 整備管理者 | 約16時間 | 一定台数以上の事業所に選任義務がある。 |
| 中央 | 大型自動車第一種免許 | 約60時間 | 教習所に通うのが一般的。 |
| もっとも大きい | 二級自動車整備士(ガソリン) | 約400時間 | 整備工場で働くための実質的な要件。 |
同じ運輸のなかでこれだけ差が出るのは、含まれるものと条件が違うためです。金額や数字だけを横に並べても比べたことになりません。何が含まれていて何が別なのかを、項目ごとに確認してください。
運輸で迷ったときの見分け方
運輸のなかから選ぶとき、判断が分かれるのは次の3点です。
整備管理者を選ぶ場合
一定台数以上の事業所に選任義務がある。
向いているのは条件を比べて選びたい場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。
大型自動車第一種免許を選ぶ場合
教習所に通うのが一般的。
向いているのは条件を比べて選びたい場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。
二級自動車整備士(ガソリン)を選ぶ場合
整備工場で働くための実質的な要件。
向いているのは条件を比べて選びたい場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。
運輸についてよく調べられていること
整備管理者は独学で合格できますか?
整備管理者は独学だけでは対策しにくい資格です。標準学習時間は約16時間、難易度は「易」に分類しています。整備管理者は合否ではなく実施団体ごとに基準が異なる資格のため、合格率という形の数字は示されていません。
実技や実習、あるいは指定の講習が要件に含まれるため、独学だけで完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。
大型自動車第一種免許は独学で合格できますか?
大型自動車第一種免許は独学だけでは対策しにくい資格です。標準学習時間は約60時間、難易度は「普」に分類しています。大型自動車第一種免許は合否ではなく実施団体ごとに基準が異なる資格のため、合格率という形の数字は示されていません。
実技や実習、あるいは指定の講習が要件に含まれるため、独学だけで完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。
二級自動車整備士(ガソリン)は独学で合格できますか?
二級自動車整備士(ガソリン)は独学だけでは対策しにくい資格です。標準学習時間は約400時間、難易度は「普」に分類しています。合格率は60〜70%。
実技や実習、あるいは指定の講習が要件に含まれるため、独学だけで完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。
このページに出てくる用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 合格率 | 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。 |
| 受験資格 | 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。 |
| 独学 | 講座を使わず市販テキストなどで学習する方法。費用は抑えられるが進捗の管理は自分で行う。 |
| 実務経験 | 定められた業務に一定期間従事した経歴。受験資格や登録要件として求められることがある。 |
※ 各資格の詳細は試験実施団体の公式情報をご確認ください。