放課後児童支援員の難易度と合格率を、試験の実施形態や必要な学習時間とあわせて整理しました。受験を検討している段階で、まず全体像を把握するための記事です。
放課後児童支援員の基本データ
| 資格の種類 | 公的 |
|---|---|
| 難易度 | 易 |
| 合格率 | ほぼ全員 |
| 標準学習時間 | 約24時間 |
| 学習期間の目安 | 4日 |
| 試験の実施 | 年数回 |
| 受験資格 | 保育士等の資格または実務経験 |
| 独学 | 不可(講座・養成課程が必要) |
| 通信講座 | あり |
難易度をどう見るか
放課後児童支援員は易に位置づけられます。基礎的な内容が中心で、短期間の学習でも合格を狙える入門レベルです。
合格率はほぼ全員です。ただし合格率だけで難易度を判断するのは危険で、受験者層の性質を合わせて見る必要があります。受験資格に実務経験が課される試験は、そもそも受験者が絞り込まれているため合格率が高く出やすく、逆に誰でも受験できる試験は記念受験が混ざるぶん合格率が低く出ます。
放課後児童クラブに配置義務がある。
必要な学習時間
一般的な目安は約24時間です。1日1時間なら約1ヶ月、1日2時間なら約1ヶ月が目安です。
学習期間の目安は4日とされています。試験は年数回実施のため、逆算して学習開始時期を決めることになります。
受験資格
放課後児童支援員の受験には保育士等の資格または実務経験が必要です。ここを満たしていないと、学習を進めても受験そのものができません。まず要件の充足状況を確認してください。
同じ分野の資格と比べると
教育・保育分野の9資格を学習時間で並べると、放課後児童支援員は1番目に位置します。もっとも軽いのは放課後児童支援員(約24時間)、もっとも重いのは小学校教諭一種免許(約2,500時間)です。同じ分野でもここまで幅があるため、まず自分が確保できる学習時間から逆算して候補を絞るのが現実的です。
受験のタイミング
放課後児童支援員の試験は年数回実施されます。申込期間を逃すと受験できないため、日程は早めに確認してください。
費用の考え方
放課後児童支援員は独学で完結しないため、講座や養成課程の費用が総コストの中心になります。受験には保育士等の資格または実務経験も必要なので、その期間もあわせて見込んでください。
取得後の仕事
学童保育の指導。
あわせて検討されやすい資格
学習時間が近いベビーシッター(約80時間)、チャイルドマインダー(約100時間)は、放課後児童支援員と並行または連続して狙われることがあります。出題範囲に重なりがある場合、2つ目以降の学習効率が上がります。
受ける前に確かめること
受験資格は保育士等の資格または実務経験、標準学習時間は約24時間です。教材を買う前に順に確かめてください。
学習の計画を立てる
コピーして、自分の予定を書き込んでください。標準学習時間は前提知識で変わります。まず1週間やってみて、実際のペースで引き直すのが確実です。
【受ける資格】 放課後児童支援員(公的) 【受験資格】 保育士等の資格または実務経験 【試験日】 年数回実施 / 受ける回:[ 年 月] 【学習時間】 標準 約24時間 週に使える時間:[ ]時間 / 必要な週数:[ ]週 始める日:[ 月 日] / 終わる日:[ 月 日] 【使う教材】 講習の受講が受験の前提です テキスト:[ ] / 過去問:[ ] 【1週目にやること】 [ ] 【1週目に実際にできた時間】[ ]時間 → ここで計画を引き直す
学習時間から逆算した計画
放課後児童支援員の標準的な学習時間は24時間です。週にどれだけ確保できるかで、必要な期間が変わります。
| 学習ペース | 週あたり | 必要な期間 |
|---|---|---|
| 平日1時間・休日3時間 | 11時間 | 約3週間(1か月) |
| 平日2時間・休日5時間 | 20時間 | 約2週間(1か月) |
| 1日3時間(短期集中) | 21時間 | 約2週間(1か月) |
一般的な学習期間は4日とされています。試験は年数回実施されるため、次の試験日から逆算して開始時期を決めてください。標準時間はあくまで目安で、前提知識があれば短く、まったくの初学者であれば長くかかります。
教育・保育のなかでの位置づけ
教育・保育に分類される9資格を学習時間の短い順に並べると、放課後児童支援員は1番目です。
| 資格 | 学習時間 | 難易度 | 独学 |
|---|---|---|---|
| 放課後児童支援員 | 24時間 | 易 | 難しい |
| ベビーシッター | 80時間 | やや易 | 難しい |
| チャイルドマインダー | 100時間 | やや易 | 難しい |
| 日本語教員試験 | 400時間 | 普 | 可能 |
| 司書 | 500時間 | 普 | 難しい |
| 保育士 | 600時間 | やや難 | 可能 |
| 学芸員 | 600時間 | 普 | 難しい |
| 幼稚園教諭二種免許 | 1,500時間 | 普 | 難しい |
| 小学校教諭一種免許 | 2,500時間 | 難 | 難しい |
同じ分野の資格は出題範囲が重なることがあります。近い資格を続けて受けると、学習の蓄積を活かせます。
学習時間が近い資格
放課後児童支援員と同じくらいの学習時間で取得を目指せる資格です。分野をまたいで組み合わせると、応募できる求人の幅が広がります。
| 資格 | 分野 | 学習時間 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 玉掛け技能講習 | 技術・設備 | 21時間 | 易 |
| 生命保険募集人(一般課程) | 金融 | 20時間 | 易 |
| 損害保険募集人(基礎単位) | 金融 | 20時間 | 易 |
| 小型移動式クレーン運転技能講習 | 技術・設備 | 20時間 | 易 |
| 同行援護従業者養成研修 | 医療・福祉 | 20時間 | 易 |
よくある誤解
「合格率が低い=自分には無理」ではない
放課後児童支援員の合格率はほぼ全員です。合格率は受験者層によって変わります。受験要件のない資格は記念受験も含まれるため数字が下がり、実務経験が要件になっている資格は受験者の質が揃うため数字が上がります。合格率だけで難易度は測れません。
「標準学習時間どおりにやれば受かる」ではない
放課後児童支援員の標準は24時間とされていますが、これは平均的な前提知識を持つ人の目安です。関連する実務経験があれば短く、まったくの初学者であれば1.5倍前後を見ておくほうが現実的です。
「資格を取れば仕事が見つかる」とはかぎらない
資格は応募条件を満たすためのもので、採用の決め手になるとはかぎりません。求人票を先に見て、実際に求められている条件を確認してから学習を始めると、無駄がありません。
よくある質問
放課後児童支援員の合格率はどのくらいですか?
ほぼ全員です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。
放課後児童支援員は独学でも合格できますか?
独学だけでは受験できません。保育士等の資格または実務経験が受験の前提になります。
放課後児童支援員の試験はいつ実施されますか?
年数回です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。
教育・保育の関連資格
※ 合格率・試験日程・受験資格は変更されることがあります。受験の際は必ず試験実施団体の公式情報をご確認ください。