IT・Web分野の資格を、難易度・合格率・必要な学習時間で横並びに比較できるようまとめました。33件を掲載しています。
IT・Webの資格一覧
| 資格名 | 難易度 | 合格率 | 学習時間 | 種別 |
|---|---|---|---|---|
| ITパスポート | 易 | 50〜60% | 80時間 | 国家 |
| MOS | 易 | 80%前後 | 40時間 | ベンダー |
| 情報セキュリティマネジメント | やや易 | 50〜70% | 100時間 | 国家 |
| 基本情報技術者 | 普通 | 40〜50% | 200時間 | 国家 |
| 応用情報技術者 | やや難 | 20〜25% | 400時間 | 国家 |
| Webデザイナー検定 | やや易 | 60〜70% | 80時間 | 民間 |
| 情報処理安全確保支援士 | 難関 | 18〜22% | 500時間 | 国家 |
| ネットワークスペシャリスト | 難関 | 13〜16% | 400時間 | 国家 |
| データベーススペシャリスト | 難関 | 14〜18% | 400時間 | 国家 |
| G検定 | やや易 | 60〜70% | 40時間 | 民間 |
| E資格 | 普通 | 65〜75% | 150時間 | 民間 |
| AWS認定 ソリューションアーキテクト | 普通 | 非公表 | 100時間 | ベンダー |
| Python3エンジニア認定基礎試験 | やや易 | 75〜80% | 40時間 | 民間 |
| ITストラテジスト | 鬼 | 14〜16% | 800時間 | 国家 |
| システムアーキテクト | 鬼 | 14〜16% | 700時間 | 国家 |
| プロジェクトマネージャ | 鬼 | 13〜15% | 700時間 | 国家 |
| ITサービスマネージャ | 鬼 | 14〜16% | 600時間 | 国家 |
| システム監査技術者 | 鬼 | 14〜16% | 700時間 | 国家 |
| エンベデッドシステムスペシャリスト | 鬼 | 15〜18% | 600時間 | 国家 |
| LinuC レベル1 | 普 | 60〜70% | 150時間 | 民間 |
| LinuC レベル2 | 普 | 50〜60% | 300時間 | 民間 |
| CCNA | 普 | 非公開 | 250時間 | ベンダー |
| ORACLE MASTER Silver SQL | 普 | 非公開 | 120時間 | ベンダー |
| AWS認定 クラウドプラクティショナー | 易 | 非公開 | 60時間 | ベンダー |
| Microsoft Azure Fundamentals | 易 | 非公開 | 50時間 | ベンダー |
| Google Cloud Associate Cloud Engineer | 普 | 非公開 | 150時間 | ベンダー |
| ウェブ解析士 | 易 | 60〜70% | 60時間 | 民間 |
| Webクリエイター能力認定試験 | 易 | 80〜90% | 60時間 | 民間 |
| 情報検定(J検)情報活用試験1級 | 易 | 50〜60% | 60時間 | 公的 |
| 統計検定2級 | 普 | 40〜50% | 150時間 | 民間 |
| 統計検定準1級 | 難 | 20〜30% | 400時間 | 民間 |
| Python3エンジニア認定データ分析試験 | 易 | 80〜90% | 60時間 | 民間 |
| DXビジネス検定 | 易 | 60〜70% | 50時間 | 民間 |
選び方の考え方
同じ分野の資格でも、受験資格の有無で取りかかれるタイミングが変わります。実務経験が必要な資格は「いま受けられるか」を先に確認してください。
学習時間は難易度とおおむね比例しますが、独学の可否は別の軸です。養成課程や指定講習が要件になっている資格は、費用と期間の見積もりが独学中心の資格とは大きく異なります。
IT・Webの学習時間はどう分布しているか
IT・Webに含まれる33資格を学習時間で並べると、下は40時間、上は800時間、中央は150時間です。上下で20倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。
まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。
IT・Webの33資格をひとつずつ
MOS
難易度易/合格率80%前後/約40時間。操作スキルを客観的に示せる。事務職の応募で書きやすい資格。
G検定
難易度やや易/合格率60〜70%/約40時間。AIの用語と全体像を問う。オンライン受験で、実装は問われない。まず1つ目に置きやすい。
Python3エンジニア認定基礎試験
難易度やや易/合格率75〜80%/約40時間。公式教材の範囲から出題される。随時受験できるため、学習の区切りに使いやすい。
Microsoft Azure Fundamentals
難易度易/合格率非公開/約50時間。クラウドの入門。
Microsoft Azure Fundamentalsの詳細を見る
DXビジネス検定
難易度易/合格率60〜70%/約50時間。非エンジニアの理解確認に使われる。
AWS認定 クラウドプラクティショナー
難易度易/合格率非公開/約60時間。AWSの入口。営業や企画でも取られる。
ウェブ解析士
難易度易/合格率60〜70%/約60時間。マーケティング職で評価される。毎年の更新が要る。
Webクリエイター能力認定試験
難易度易/合格率80〜90%/約60時間。未経験からWeb制作を目指す入口。
情報検定(J検)情報活用試験1級
難易度易/合格率50〜60%/約60時間。学校で受験されることが多い。
Python3エンジニア認定データ分析試験
難易度易/合格率80〜90%/約60時間。NumPy・pandasの基礎。
Webデザイナー検定
難易度やや易/合格率60〜70%/約80時間。資格そのものより制作物の質が採用で見られる。学習の道筋づけとして機能する。
ITパスポート
難易度易/合格率50〜60%/約80時間。IT・経営・法務を横断する入門資格。非IT職や学生の受験も多い。
情報セキュリティマネジメント
難易度やや易/合格率50〜70%/約100時間。ITパスポートの次のステップとして選ばれる。管理者視点の出題が中心。
AWS認定 ソリューションアーキテクト
難易度普通/合格率非公表/約100時間。クラウド構成の設計を問うベンダー資格。有効期限があり、3年ごとの更新が要る。
ORACLE MASTER Silver SQL
難易度普/合格率非公開/約120時間。データベース技術者の基礎。
ORACLE MASTER Silver SQLの詳細を見る
E資格
難易度普通/合格率65〜75%/約150時間。受験には認定プログラムの修了が必須。実装を伴う内容で、G検定より踏み込む。
LinuC レベル1
難易度普/合格率60〜70%/約150時間。2試験に合格して認定。インフラの入口。
Google Cloud Associate Cloud Engineer
難易度普/合格率非公開/約150時間。クラウドの実装寄り。
Google Cloud Associate Cloud Engineerの詳細を見る
統計検定2級
難易度普/合格率40〜50%/約150時間。データ分析職の基礎として評価される。
基本情報技術者
難易度普通/合格率40〜50%/約200時間。CBT化で通年受験が可能に。IT職の登竜門として企業が推奨することが多い。
CCNA
難易度普/合格率非公開/約250時間。ネットワーク技術者の登竜門。3年ごとの更新が要る。
LinuC レベル2
難易度普/合格率50〜60%/約300時間。ネットワークやストレージまで扱う。
応用情報技術者
難易度やや難/合格率20〜25%/約400時間。午後の記述式で応用力が問われる。合格すると高度試験の一部が免除される。
ネットワークスペシャリスト
難易度難関/合格率13〜16%/約400時間。午後の記述式が難所。実務でネットワークを触っていないと合格が遠い部類。
データベーススペシャリスト
難易度難関/合格率14〜18%/約400時間。設計と正規化の理解が問われる。応用情報のあとに狙われることが多い区分。
統計検定準1級
難易度難/合格率20〜30%/約400時間。データサイエンス職で評価される。
情報処理安全確保支援士
難易度難関/合格率18〜22%/約500時間。情報処理技術者試験の最上位区分のひとつ。合格後に登録すると名称を使える。登録は更新制。
ITサービスマネージャ
難易度鬼/合格率14〜16%/約600時間。障害対応・変更管理などの運用設計。
エンベデッドシステムスペシャリスト
難易度鬼/合格率15〜18%/約600時間。機器に組み込むソフトの設計。
システムアーキテクト
難易度鬼/合格率14〜16%/約700時間。上流工程の設計を担う。論述式がある。
プロジェクトマネージャ
難易度鬼/合格率13〜15%/約700時間。論述式がある。PMO・PMの評価に使われる。
システム監査技術者
難易度鬼/合格率14〜16%/約700時間。内部統制・監査の視点。
ITストラテジスト
難易度鬼/合格率14〜16%/約800時間。情報処理技術者試験の最上位区分のひとつ。論述式がある。
IT・Webでよくある誤解
「IT・Webなら資格を取れば就職できる」とはかぎらない
資格は応募条件を満たすためのものです。IT企業・事業会社の情報システム部門・受託開発の求人票を先に見て、実際に何が求められているかを確認してから学習を始めると、遠回りになりません。資格そのものより実務経験が重視される分野ですが、未経験からの転職では知識の証明として機能します。
「難易度が高い資格ほど価値がある」ではない
取得にかかる時間と、それによって開く選択肢は必ずしも比例しません。IT・Web分野では、短期間で取れる資格が実務で重宝されることもあります。目的から逆算して選んでください。
「合格率の数字だけで難易度は比べられない」
受験資格のない資格は記念受験が含まれるため合格率が下がり、実務経験が要件の資格は受験者層が揃うため上がります。同じ数字でも意味が違います。
IT・Webで負担を抑える方法
教育訓練給付制度を確認する
オンラインスクールの一部は厚生労働省の指定講座です。対象であれば受講費用の20〜70%が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、受講前にハローワークで確認してください。
独学で行けるかを先に判断する
テキストと過去問が市販されている資格なら、独学の初期費用は1〜2万円で収まります。IT・Web分野で独学が難しいのは、養成課程の修了や実務経験が受験要件になっている資格です。
勤務先の資格取得支援を使う
IT企業・事業会社の情報システム部門・受託開発では、業務に必要な資格の受験料や講座費用を会社が負担する制度を設けていることがあります。就業中の方は人事に確認してみてください。
受験のタイミングを合わせる
年1回しか実施されない試験は、落ちると次まで1年空きます。試験日から逆算して学習期間を確保できるかを先に見てください。
地域や条件で変わるところ
IT・Web分野の資格が活かせる主な職場はIT企業・事業会社の情報システム部門・受託開発です。資格そのものより実務経験が重視される分野ですが、未経験からの転職では知識の証明として機能します。
相談できる窓口
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 試験実施団体 | 受験資格、日程、出願方法、受験料について |
| ハローワーク | 教育訓練給付制度の対象講座と支給要件について |
| 求人サイト・転職エージェント | IT・Web分野で実際に求められている資格と経験の確認 |
| 講座の資料請求 | カリキュラム、費用、標準的な学習期間の比較 |
※ 各資格の詳細は試験実施団体の公式情報をご確認ください。