技術・設備の資格一覧|難易度・合格率・勉強時間で比較

技術・設備分野の資格を、難易度・合格率・必要な学習時間で横並びに比較できるようまとめました。8件を掲載しています。

技術・設備の資格一覧

資格名 難易度 合格率 学習時間 種別
第二種電気工事士 普通 筆記60%/技能70% 150時間 国家
電験三種 難関 10〜15% 1,000時間 国家
危険物取扱者乙種4類 やや易 30〜40% 60時間 国家
ボイラー技士2級 やや易 50〜60% 80時間 国家
第一種電気工事士 やや難 筆記50%/技能60% 300時間 国家
消防設備士乙種6類 やや易 35〜40% 80時間 国家
第三種冷凍機械責任者 やや易 30〜45% 100時間 国家
クレーン・デリック運転士 やや易 55〜65% 80時間 国家

選び方の考え方

同じ分野の資格でも、受験資格の有無で取りかかれるタイミングが変わります。実務経験が必要な資格は「いま受けられるか」を先に確認してください。

学習時間は難易度とおおむね比例しますが、独学の可否は別の軸です。養成課程や指定講習が要件になっている資格は、費用と期間の見積もりが独学中心の資格とは大きく異なります。

技術・設備の学習時間はどう分布しているか

技術・設備に含まれる8資格を学習時間で並べると、下は60、上は1,000、中央は100です。上下で17倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。

該当する資格 件数
負担の軽い層 危険物取扱者乙種4類第二種電気工事士第一種電気工事士ボイラー技士2級消防設備士乙種6類第三種冷凍機械責任者クレーン・デリック運転士 7
負担の重い層 電験三種 1

まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。

技術・設備の8資格をひとつずつ

危険物取扱者乙種4類

難易度やや易/合格率30〜40%/約60時間。受験者数が非常に多い入門国家資格。ガソリンスタンドやタンクローリーで需要がある。

危険物取扱者乙種4類の詳細を見る

ボイラー技士2級

難易度やや易/合格率50〜60%/約80時間。ビル管理系の入口資格として人気。免許取得には別途の実技講習が必要。

ボイラー技士2級の詳細を見る

消防設備士乙種6類

難易度やや易/合格率35〜40%/約80時間。ビルメンテナンス系の資格群の一角。需要が安定していて受験機会も多い。

消防設備士乙種6類の詳細を見る

クレーン・デリック運転士

難易度やや易/合格率55〜65%/約80時間。学科と実技に分かれる。実技は教習所の修了で免除にできる。建設と製造で需要がある。

クレーン・デリック運転士の詳細を見る

第三種冷凍機械責任者

難易度やや易/合格率30〜45%/約100時間。冷凍設備の保安を担う。ビル管理の求人で歓迎要件に挙がることが多い。

第三種冷凍機械責任者の詳細を見る

第二種電気工事士

難易度普通/合格率筆記60%/技能70%/約150時間。技能試験は候補問題が事前公表される。工具と練習用材料の準備が実質的な初期投資。

第二種電気工事士の詳細を見る

第一種電気工事士

難易度やや難/合格率筆記50%/技能60%/約300時間。高圧設備を扱えるため待遇が上がりやすい。合格と免状交付のタイミングが別である点に注意。

第一種電気工事士の詳細を見る

電験三種

難易度難関/合格率10〜15%/約1,000時間。4科目の科目合格制。数学の下地があるかどうかで学習時間が大きく変わる。

電験三種の詳細を見る

技術・設備でよくある誤解

「技術・設備なら資格を取れば就職できる」とはかぎらない

資格は応募条件を満たすためのものです。ビル管理・工場・プラント・建設現場の求人票を先に見て、実際に何が求められているかを確認してから学習を始めると、遠回りになりません。有資格者でなければ従事できない業務が法律で定められており、資格が直接仕事につながります。人手不足が続いています。

「難易度が高い資格ほど価値がある」ではない

取得にかかる時間と、それによって開く選択肢は必ずしも比例しません。技術・設備分野では、短期間で取れる資格が実務で重宝されることもあります。目的から逆算して選んでください。

「合格率の数字だけで難易度は比べられない」

受験資格のない資格は記念受験が含まれるため合格率が下がり、実務経験が要件の資格は受験者層が揃うため上がります。同じ数字でも意味が違います。

技術・設備で負担を抑える方法

教育訓練給付制度を確認する

講習・通信講座の一部は厚生労働省の指定講座です。対象であれば受講費用の20〜70%が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、受講前にハローワークで確認してください。

独学で行けるかを先に判断する

テキストと過去問が市販されている資格なら、独学の初期費用は1〜2万円で収まります。技術・設備分野で独学が難しいのは、養成課程の修了や実務経験が受験要件になっている資格です。

勤務先の資格取得支援を使う

ビル管理・工場・プラント・建設現場では、業務に必要な資格の受験料や講座費用を会社が負担する制度を設けていることがあります。就業中の方は人事に確認してみてください。

受験のタイミングを合わせる

年1回しか実施されない試験は、落ちると次まで1年空きます。試験日から逆算して学習期間を確保できるかを先に見てください。

地域や条件で変わるところ

技術・設備分野の資格が活かせる主な職場はビル管理・工場・プラント・建設現場です。有資格者でなければ従事できない業務が法律で定められており、資格が直接仕事につながります。人手不足が続いています。

相談できる窓口

相談先 相談できること
試験実施団体 受験資格、日程、出願方法、受験料について
ハローワーク 教育訓練給付制度の対象講座と支給要件について
求人サイト・転職エージェント 技術・設備分野で実際に求められている資格と経験の確認
講座の資料請求 カリキュラム、費用、標準的な学習期間の比較

技術・設備は全体のなかでどのあたりか

このサイトで扱っている18分類を標準学習時間の中央値で並べると、技術・設備は17番目です。分類ごとに水準が違うので、まずどの分類を見るべきかを決めると迷いません。

分類 資格数 標準学習時間の中央値
法律・労務 4 約3,000時間
経営 1 約1,000時間
会計 6 約800時間
教育・保育 1 約600時間
不動産 6 約500時間
医療・福祉 15 約400時間
住宅・建築 7 約300時間
語学 8 約250時間
美容 6 約200時間
心理 5 約200時間
金融 4 約150時間
人材 1 約150時間
食・栄養 6 約150時間
ペット 4 約100時間
IT・Web 13 約100時間
労務・安全 1 約100時間
技術・設備 8 約100時間
ビジネス 6 約100時間

技術・設備には8資格あります。標準学習時間の水準は中位にあたります。

数字で見る技術・設備

技術・設備には8資格あり、標準学習時間が分かっているのは8資格です。もっとも小さいのが危険物取扱者乙種4類(約60時間)、中央にあたるのが第三種冷凍機械責任者(約100時間)、もっとも大きいのが電験三種(約1,000時間)で、上下に16.7倍の開きがあります。

水準 資格 標準学習時間 向いている場面
もっとも小さい 危険物取扱者乙種4類 約60時間 受験者数が非常に多い入門国家資格。ガソリンスタンドやタンクローリーで需要がある。
中央 第三種冷凍機械責任者 約100時間 冷凍設備の保安を担う。ビル管理の求人で歓迎要件に挙がることが多い。
もっとも大きい 電験三種 約1,000時間 4科目の科目合格制。数学の下地があるかどうかで学習時間が大きく変わる。

同じ技術・設備のなかでこれだけ差が出るのは、含まれるものと条件が違うためです。金額や数字だけを横に並べても比べたことになりません。何が含まれていて何が別なのかを、項目ごとに確認してください。

技術・設備で迷ったときの見分け方

技術・設備のなかから選ぶとき、判断が分かれるのは次の3点です。

危険物取扱者乙種4類を選ぶ場合

受験者数が非常に多い入門国家資格。ガソリンスタンドやタンクローリーで需要がある。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

第三種冷凍機械責任者を選ぶ場合

冷凍設備の保安を担う。ビル管理の求人で歓迎要件に挙がることが多い。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

電験三種を選ぶ場合

4科目の科目合格制。数学の下地があるかどうかで学習時間が大きく変わる。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

技術・設備についてよく調べられていること

危険物取扱者乙種4類は独学で合格できますか?

危険物取扱者乙種4類は市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約60時間、難易度は「やや易」に分類しています。合格率は30〜40%。

独学で進める場合は、60時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら30日、1日1時間なら60日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。

第三種冷凍機械責任者は独学で合格できますか?

第三種冷凍機械責任者は市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約100時間、難易度は「やや易」に分類しています。合格率は30〜45%。

独学で進める場合は、100時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら50日、1日1時間なら100日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。

電験三種は独学で合格できますか?

電験三種は市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約1,000時間、難易度は「難関」に分類しています。合格率は10〜15%。

独学で進める場合は、1,000時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら500日、1日1時間なら1000日です。合格率が低い試験なので、過去問を早い段階で解いて出題傾向をつかむほうが効率的です。

このページに出てくる用語

用語 意味
国家資格 法律にもとづいて国または国から委任された機関が認定する資格。名称独占や業務独占をともなうものがある。
合格率 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。
受験資格 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。
科目合格 合格した科目を一定期間持ち越せる制度。複数年に分けて受験する計画が立てられる。
独学 講座を使わず市販テキストなどで学習する方法。費用は抑えられるが進捗の管理は自分で行う。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。

※ 各資格の詳細は試験実施団体の公式情報をご確認ください。