技術・設備分野の資格を、難易度・合格率・必要な学習時間で横並びに比較できるようまとめました。35件を掲載しています。
技術・設備の資格一覧
| 資格名 | 難易度 | 合格率 | 学習時間 | 種別 |
|---|---|---|---|---|
| 第二種電気工事士 | 普通 | 筆記60%/技能70% | 150時間 | 国家 |
| 電験三種 | 難関 | 10〜15% | 1,000時間 | 国家 |
| 危険物取扱者乙種4類 | やや易 | 30〜40% | 60時間 | 国家 |
| ボイラー技士2級 | やや易 | 50〜60% | 80時間 | 国家 |
| 第一種電気工事士 | やや難 | 筆記50%/技能60% | 300時間 | 国家 |
| 消防設備士乙種6類 | やや易 | 35〜40% | 80時間 | 国家 |
| 第三種冷凍機械責任者 | やや易 | 30〜45% | 100時間 | 国家 |
| クレーン・デリック運転士 | やや易 | 55〜65% | 80時間 | 国家 |
| 危険物取扱者甲種 | 難 | 30〜40% | 200時間 | 国家 |
| 危険物取扱者乙種1類 | 普 | 60〜70% | 40時間 | 国家 |
| 危険物取扱者乙種2類 | 普 | 65〜75% | 40時間 | 国家 |
| 危険物取扱者乙種3類 | 普 | 65〜75% | 40時間 | 国家 |
| 危険物取扱者乙種5類 | 普 | 65〜75% | 40時間 | 国家 |
| 危険物取扱者乙種6類 | 普 | 65〜75% | 40時間 | 国家 |
| 危険物取扱者丙種 | 易 | 50〜60% | 30時間 | 国家 |
| ボイラー技士1級 | 普 | 50〜60% | 150時間 | 国家 |
| ボイラー技士特級 | 難 | 25〜35% | 400時間 | 国家 |
| 消防設備士甲種1類 | 普 | 25〜35% | 120時間 | 国家 |
| 消防設備士甲種4類 | 普 | 30〜40% | 120時間 | 国家 |
| 消防設備士乙種4類 | 普 | 35〜45% | 80時間 | 国家 |
| 消防設備士乙種7類 | 普 | 55〜65% | 60時間 | 国家 |
| 電験二種 | 鬼 | 10〜15% | 1,500時間 | 国家 |
| 電験一種 | 鬼 | 5〜10% | 2,500時間 | 国家 |
| 第二種冷凍機械責任者 | 普 | 30〜40% | 200時間 | 国家 |
| 第一種冷凍機械責任者 | 難 | 25〜35% | 400時間 | 国家 |
| 高圧ガス製造保安責任者(乙種機械) | 難 | 25〜35% | 300時間 | 国家 |
| エネルギー管理士 | 難 | 20〜30% | 400時間 | 国家 |
| 公害防止管理者(大気1種) | 難 | 20〜30% | 300時間 | 国家 |
| 公害防止管理者(水質1種) | 難 | 25〜35% | 300時間 | 国家 |
| 毒物劇物取扱責任者 | 普 | 35〜50% | 100時間 | 国家 |
| ガス溶接技能講習 | 易 | ほぼ全員 | 14時間 | 国家 |
| 玉掛け技能講習 | 易 | ほぼ全員 | 21時間 | 国家 |
| フォークリフト運転技能講習 | 易 | ほぼ全員 | 35時間 | 国家 |
| 高所作業車運転技能講習 | 易 | ほぼ全員 | 17時間 | 国家 |
| 小型移動式クレーン運転技能講習 | 易 | ほぼ全員 | 20時間 | 国家 |
選び方の考え方
同じ分野の資格でも、受験資格の有無で取りかかれるタイミングが変わります。実務経験が必要な資格は「いま受けられるか」を先に確認してください。
学習時間は難易度とおおむね比例しますが、独学の可否は別の軸です。養成課程や指定講習が要件になっている資格は、費用と期間の見積もりが独学中心の資格とは大きく異なります。
技術・設備の学習時間はどう分布しているか
技術・設備に含まれる35資格を学習時間で並べると、下は14時間、上は2,500時間、中央は100時間です。上下で179倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。
まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。
技術・設備の35資格をひとつずつ
ガス溶接技能講習
難易度易/合格率ほぼ全員/約14時間。講習の受講で取得できる。試験対策より日程調整が要る。
高所作業車運転技能講習
難易度易/合格率ほぼ全員/約17時間。設備・電気工事で使う。
小型移動式クレーン運転技能講習
難易度易/合格率ほぼ全員/約20時間。玉掛けとセットで取ることが多い。
玉掛け技能講習
難易度易/合格率ほぼ全員/約21時間。建設・製造の現場で必須。
危険物取扱者丙種
難易度易/合格率50〜60%/約30時間。扱える範囲は限られるが、受験資格がなく短期間で取れる。
フォークリフト運転技能講習
難易度易/合格率ほぼ全員/約35時間。物流・製造で求人が多い。
危険物取扱者乙種1類
難易度普/合格率60〜70%/約40時間。乙4を持っていると法令と物理化学が免除される。
危険物取扱者乙種2類
難易度普/合格率65〜75%/約40時間。硫黄・マグネシウムなど。乙4取得後に受ける人が多い。
危険物取扱者乙種3類
難易度普/合格率65〜75%/約40時間。ナトリウム・リチウムなど。
危険物取扱者乙種5類
難易度普/合格率65〜75%/約40時間。有機過酸化物・硝酸エステルなど。
危険物取扱者乙種6類
難易度普/合格率65〜75%/約40時間。硝酸・過酸化水素など。
危険物取扱者乙種4類
難易度やや易/合格率30〜40%/約60時間。受験者数が非常に多い入門国家資格。ガソリンスタンドやタンクローリーで需要がある。
消防設備士乙種7類
難易度普/合格率55〜65%/約60時間。電気工事士があると一部免除される。
ボイラー技士2級
難易度やや易/合格率50〜60%/約80時間。ビル管理系の入口資格として人気。免許取得には別途の実技講習が必要。
消防設備士乙種6類
難易度やや易/合格率35〜40%/約80時間。ビルメンテナンス系の資格群の一角。需要が安定していて受験機会も多い。
クレーン・デリック運転士
難易度やや易/合格率55〜65%/約80時間。学科と実技に分かれる。実技は教習所の修了で免除にできる。建設と製造で需要がある。
消防設備士乙種4類
難易度普/合格率35〜45%/約80時間。受験資格がなく、点検の仕事に直結する。
第三種冷凍機械責任者
難易度やや易/合格率30〜45%/約100時間。冷凍設備の保安を担う。ビル管理の求人で歓迎要件に挙がることが多い。
毒物劇物取扱責任者
難易度普/合格率35〜50%/約100時間。薬局や化学品を扱う事業所に選任義務がある。
消防設備士甲種1類
難易度普/合格率25〜35%/約120時間。甲種は工事ができる。乙種は整備と点検のみ。
消防設備士甲種4類
難易度普/合格率30〜40%/約120時間。需要が多い区分。電気工事士と組み合わせると強い。
第二種電気工事士
難易度普通/合格率筆記60%/技能70%/約150時間。技能試験は候補問題が事前公表される。工具と練習用材料の準備が実質的な初期投資。
ボイラー技士1級
難易度普/合格率50〜60%/約150時間。2級より扱える伝熱面積が広がる。
危険物取扱者甲種
難易度難/合格率30〜40%/約200時間。乙種と違い、全類の危険物を扱える。受験資格がある。
第二種冷凍機械責任者
難易度普/合格率30〜40%/約200時間。3種より大きな冷凍能力の設備を扱える。
第一種電気工事士
難易度やや難/合格率筆記50%/技能60%/約300時間。高圧設備を扱えるため待遇が上がりやすい。合格と免状交付のタイミングが別である点に注意。
高圧ガス製造保安責任者(乙種機械)
難易度難/合格率25〜35%/約300時間。化学プラント・ガス事業で必要。
公害防止管理者(大気1種)
難易度難/合格率20〜30%/約300時間。特定工場に選任義務がある。
公害防止管理者(水質1種)
難易度難/合格率25〜35%/約300時間。特定工場に選任義務がある。
ボイラー技士特級
難易度難/合格率25〜35%/約400時間。ボイラーの最上位。
第一種冷凍機械責任者
難易度難/合格率25〜35%/約400時間。冷凍空調分野の最上位。
エネルギー管理士
難易度難/合格率20〜30%/約400時間。一定規模以上の工場に選任義務がある。
電験三種
難易度難関/合格率10〜15%/約1,000時間。4科目の科目合格制。数学の下地があるかどうかで学習時間が大きく変わる。
電験二種
難易度鬼/合格率10〜15%/約1,500時間。電圧17万V未満の事業用電気工作物を扱える。
電験一種
難易度鬼/合格率5〜10%/約2,500時間。電気系の最上位。
技術・設備でよくある誤解
「技術・設備なら資格を取れば就職できる」とはかぎらない
資格は応募条件を満たすためのものです。ビル管理・工場・プラント・建設現場の求人票を先に見て、実際に何が求められているかを確認してから学習を始めると、遠回りになりません。有資格者でなければ従事できない業務が法律で定められており、資格が直接仕事につながります。人手不足が続いています。
「難易度が高い資格ほど価値がある」ではない
取得にかかる時間と、それによって開く選択肢は必ずしも比例しません。技術・設備分野では、短期間で取れる資格が実務で重宝されることもあります。目的から逆算して選んでください。
「合格率の数字だけで難易度は比べられない」
受験資格のない資格は記念受験が含まれるため合格率が下がり、実務経験が要件の資格は受験者層が揃うため上がります。同じ数字でも意味が違います。
技術・設備で負担を抑える方法
教育訓練給付制度を確認する
講習・通信講座の一部は厚生労働省の指定講座です。対象であれば受講費用の20〜70%が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、受講前にハローワークで確認してください。
独学で行けるかを先に判断する
テキストと過去問が市販されている資格なら、独学の初期費用は1〜2万円で収まります。技術・設備分野で独学が難しいのは、養成課程の修了や実務経験が受験要件になっている資格です。
勤務先の資格取得支援を使う
ビル管理・工場・プラント・建設現場では、業務に必要な資格の受験料や講座費用を会社が負担する制度を設けていることがあります。就業中の方は人事に確認してみてください。
受験のタイミングを合わせる
年1回しか実施されない試験は、落ちると次まで1年空きます。試験日から逆算して学習期間を確保できるかを先に見てください。
地域や条件で変わるところ
技術・設備分野の資格が活かせる主な職場はビル管理・工場・プラント・建設現場です。有資格者でなければ従事できない業務が法律で定められており、資格が直接仕事につながります。人手不足が続いています。
相談できる窓口
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 試験実施団体 | 受験資格、日程、出願方法、受験料について |
| ハローワーク | 教育訓練給付制度の対象講座と支給要件について |
| 求人サイト・転職エージェント | 技術・設備分野で実際に求められている資格と経験の確認 |
| 講座の資料請求 | カリキュラム、費用、標準的な学習期間の比較 |
※ 各資格の詳細は試験実施団体の公式情報をご確認ください。