英検1級の難易度は?合格率・勉強時間・受験資格まとめ

英検1級の難易度と合格率を、試験の実施形態や必要な学習時間とあわせて整理しました。受験を検討している段階で、まず全体像を把握するための記事です。

英検1級の基本データ

資格の種類 公的
難易度
合格率 10〜15%
標準学習時間 約1,000時間
学習期間の目安 1年〜
試験の実施 年3回
受験資格 なし
独学 可能
通信講座 あり

難易度をどう見るか

英検1級はに位置づけられます。

合格率は10〜15%です。ただし合格率だけで難易度を判断するのは危険で、受験者層の性質を合わせて見る必要があります。受験資格に実務経験が課される試験は、そもそも受験者が絞り込まれているため合格率が高く出やすく、逆に誰でも受験できる試験は記念受験が混ざるぶん合格率が低く出ます。

語彙が難しい。通訳・翻訳の入口としても使われる。

必要な学習時間

一般的な目安は約1,000時間です。1日2時間なら約17ヶ月、1日3時間でも約12ヶ月かかります。仕事と両立するなら年単位の計画が現実的です。

学習期間の目安は1年〜とされています。試験は年3回実施のため、逆算して学習開始時期を決めることになります。

受験資格

英検1級に受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。学歴・実務経験を問われないため、思い立った時点で学習を始められるのが利点です。

同じ分野の資格と比べると

語学分野の20資格を学習時間で並べると、英検1級は20番目に位置します。もっとも軽いのは英検3級(約80時間)、もっとも重いのは英検1級(約1,000時間)です。同じ分野でもここまで幅があるため、まず自分が確保できる学習時間から逆算して候補を絞るのが現実的です。

受験のタイミング

英検1級は年3回実施されます。1回目で届かなくても同じ年度内に再挑戦できるため、「まず1回受けて本番の感覚を掴む」という戦い方も選べます。

費用の考え方

費用は「独学(教材費のみ)」か「通信講座」かで大きく変わります。独学ならテキストと過去問で済みますが、学習順序の設計と進捗管理を自分で背負うことになります。通信講座はその設計を買う選択です。学習時間の目安が約1,000時間である点を踏まえ、時間を金で買う価値があるかで判断してください。

取得後の仕事

高度な英語運用。

あわせて検討されやすい資格

学習時間が近い全国通訳案内士(約600時間)、中国語検定2級(約600時間)は、英検1級と並行または連続して狙われることがあります。出題範囲に重なりがある場合、2つ目以降の学習効率が上がります。

学習時間から逆算した計画

英検1級の標準的な学習時間は1,000時間です。週にどれだけ確保できるかで、必要な期間が変わります。

学習ペース 週あたり 必要な期間
平日1時間・休日3時間 11時間 約91週間(22か月)
平日2時間・休日5時間 20時間 約50週間(12か月)
1日3時間(毎日確保する) 21時間 約48週間(12か月)

一般的な学習期間は1年〜とされています。試験は年3回実施されるため、次の試験日から逆算して開始時期を決めてください。標準時間はあくまで目安で、前提知識があれば短く、まったくの初学者であれば長くかかります。

学習時間が近い資格

英検1級と同じくらいの学習時間で取得を目指せる資格です。分野をまたいで組み合わせると、応募できる求人の幅が広がります。

資格 分野 学習時間 難易度
社会保険労務士 法律・労務 1,000時間 難関
中小企業診断士 経営 1,000時間 難関
言語聴覚士 医療・福祉 1,000時間 やや難
公認心理師 心理 1,000時間 難関
臨床心理士 心理 1,000時間 難関

よくある誤解

「合格率が低い=自分には無理」ではない

英検1級の合格率は10〜15%です。合格率は受験者層によって変わります。受験要件のない資格は記念受験も含まれるため数字が下がり、実務経験が要件になっている資格は受験者の質が揃うため数字が上がります。合格率だけで難易度は測れません。

「標準学習時間どおりにやれば受かる」ではない

英検1級の標準は1,000時間とされていますが、これは平均的な前提知識を持つ人の目安です。関連する実務経験があれば短く、まったくの初学者であれば1.5倍前後を見ておくほうが現実的です。

「資格を取れば仕事が見つかる」とはかぎらない

資格は応募条件を満たすためのもので、採用の決め手になるとはかぎりません。求人票を先に見て、実際に求められている条件を確認してから学習を始めると、無駄がありません。

よくある質問

英検1級の合格率はどのくらいですか?

10〜15%です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。

英検1級は独学でも合格できますか?

可能です。必要な学習時間は約1,000時間が目安で、1日2時間なら約17ヶ月、1日3時間でも約12ヶ月かかります。仕事と両立するなら年単位の計画が現実的です。

英検1級の試験はいつ実施されますか?

年3回です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。

語学の関連資格

英検1級について実際によく調べられていること

検索されている質問のうち、英検1級に関係するものを6件取り上げて、このページのデータで答えます。

英検1級は独学で合格できますか?

英検1級は市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約1,000時間、難易度は「鬼」に分類しています。合格率は10〜15%。

独学で進める場合は、1,000時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら500日、1日1時間なら1000日です。合格率が低い試験なので、過去問を早い段階で解いて出題傾向をつかむほうが効率的です。

英検1級は履歴書に書けますか?

書けます。英検1級は公的の資格です。公的資格は実施団体が明確なので、正式名称と取得年月を記載してください。

書くときは取得年月と正式名称をそろえます。取得前の段階なら「英検1級 年3回受験予定」と書く方法もあります。応募先の業務と関係が薄い資格を並べすぎると焦点がぼやけるため、関係するものから順に並べてください。

英検1級の合格率が10〜15%なのはなぜですか?

英検1級の難易度は「鬼」、合格率は10〜15%です。合格率が低い試験は、出題範囲が広いか、相対評価で上位者だけが合格する仕組みになっていることが多いところです。

語彙が難しい。通訳・翻訳の入口としても使われる。なお合格率は年度ごとに上下します。1年分の数字ではなく、複数年の傾向で見てください。

英検1級を取れば仕事に困らなくなりますか?

資格そのものが仕事を保証するわけではありません。英検1級について言えるのは、語彙が難しい。通訳・翻訳の入口としても使われる。という点です。

判断材料として見るべきは、①その資格がないとできない業務があるか(業務独占)、②求人票で名称が指定されているか、③実務経験と組み合わせて評価されるか、の3点です。英検1級は公的のため、①には当てはまりません。③の組み合わせで見られることが多い部類です。

英検1級は何ヶ月くらいで取れますか?

標準的な学習期間は1年〜、必要な学習時間は約1,000時間です。

1日あたりの学習時間 かかる日数 おおよその期間
1時間 1,000日 約33ヶ月
2時間 500日 約17ヶ月
3時間 334日 約11ヶ月

試験は年3回のため、日程から逆算して開始時期を決めてください。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見て回を選べます。

働きながら英検1級を目指せますか?

約1,000時間を平日1時間+土日3時間ずつで積むと、週11時間で約91週間(21ヶ月)です。標準期間の1年〜とおおむね一致します。

学習量が大きいため、繁忙期をまたぐ前提で計画を立ててください。週あたりの時間を確保できない月が続くと、直前期の負荷が跳ね上がります。試験は年3回です。

英検1級を決める前に確認すること

あとから「聞いていない」となりやすい点を5つ並べました。上から順に確認してください。

確認すること 見るポイント
受験資格 英検1級は公的資格です。学歴・実務経験の要件がないかを、実施団体の受験案内で必ず確認してください。要件を満たすまでに年単位でかかることがあります。
独学か講座か 英検1級は独学でも対応できます。対応する講座があるため、費用と時間のどちらを優先するかで選んでください。
受験地 試験地が限られる資格では、移動と宿泊の費用が上乗せになります。会場は実施団体の公表内容で確認してください。
試験日程と申込期限 試験は年3回です。申込はおおむね試験の2〜3ヶ月前に締め切られます。複数回ある場合も、回ごとに締め切りが異なります。
学習時間を確保できるか 約1,000時間が必要です。1日2時間なら500日。週あたり何時間出せるかを先に決めてください。

つまずきやすいところと、その避け方

テキストを一周してから過去問に入る

範囲を全部覚えてから問題に移ろうとすると、最初のほうを忘れた状態で終盤に着きます。約1,000時間の学習では、後半ほど前半の記憶が薄れます。

避け方:1章ごとにその章の過去問を解いてください。問われ方を早く知るほど、覚える範囲を絞れます。

受験資格を確認しないまま学習を始める

学歴や実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位でかかる資格もあります。

避け方:学習を始める前に実施団体の受験案内を読み、要件を満たしているかを確認してください。

教材を増やしすぎる

不安から複数の教材に手を出すと、どれも中途半端になります。範囲は同じでも構成が違うため、切り替えのたびに時間を失います。

避け方:メイン教材を1冊に決め、足りない部分だけ別で補ってください。過去問だけは複数年分そろえます。

このページに出てくる用語

用語 意味
合格率 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。
受験資格 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

語学の20資格を1枚の表で見る

英検1級を含む語学の全20資格を、難易度・合格率・学習時間・種別・独学で並べました。標準学習時間の小さい順です。横並びにすると、英検1級がどのあたりに位置するのかが一目で分かります。

難易度 合格率 学習時間 種別 独学
英検3級 50〜55% 80時間 公的
スペイン語技能検定4級 60〜70% 120時間 民間
観光英語検定2級 40〜50% 120時間 民間
英検準2級 35〜40% 150時間 公的
TOEIC Speaking & Writing スコア制 150時間 民間
TOEIC スコア制 スコア制 200時間 民間
HSK 級による 級による 200時間 民間
韓国語能力試験(TOPIK) 級による 級による 200時間 公的
中国語検定3級 40〜50% 200時間 民間
ドイツ語技能検定3級 50〜60% 200時間 民間
実用フランス語技能検定3級 45〜55% 200時間 民間
TOEFL iBT スコア制 スコア制 250時間 民間
IELTS スコア制 スコア制 250時間 民間
英検2級 25〜30% 300時間 公的
ビジネス通訳検定(TOBIS)4級 非公開 300時間 民間
英検準1級 やや難 15〜20% 400時間 公的
日本語教育能力検定 やや難 25〜30% 400時間 民間
全国通訳案内士 難関 10〜20% 600時間 国家
中国語検定2級 25〜35% 600時間 民間
英検1級 10〜15% 1,000時間 公的

この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。英検1級の行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。

英検1級のデータを一項目ずつ読む

ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。

難易度:鬼

このサイトでは標準学習時間と合格率をもとに6段階で分けています。「鬼」は、同じ分野のなかでどのあたりかを示す目安です。絶対的な難しさではありません。

合格率:10〜15%

合格率は受験者層で動きます。受験資格が厳しい試験は準備した人だけが受けるため高く出て、誰でも受けられる試験は低く出ます。年度ごとの上下も大きいので、1年分の数字で判断しないでください。

標準学習時間:約1,000時間

1日2時間なら500日、1日1時間なら1000日です。この数字は「ゼロから始めて合格水準に届くまで」の目安で、関連する知識があれば短くなります。

学習期間:1年〜

標準学習時間を無理のないペースで割ったときの期間です。1年〜という数字は、週にどれだけ時間を出せるかで前後します。試験日から逆算して開始時期を決めてください。

試験:年3回

受験機会が複数あります。仕上がり具合を見てから受験回を選べるので、1回目を経験として使う進め方もできます。

種別:公的

省庁や自治体が後援し、実施は民間団体が行います。国家資格ではありませんが基準は公的に定められています。

独学の可否:可

市販の教材だけでも合格を狙えます。ただし学習の順序と進み具合は自分で管理することになります。

講座の有無:あり

対応する講座があります。費用をかけて時間を買うか、教材費だけに抑えるかの選択ができます。

語学のほかの資格を短く見る

英検1級と同じ語学にある資格を、標準学習時間の順にひとつずつ。英検1級が合わないと感じたときに、次にどれを見ればよいかの当たりがつきます。

英検3級(約80時間)

面接(二次試験)がある。

英検1級との差:標準学習時間で−920時間。

スペイン語技能検定4級(約120時間)

基本的な文法と語彙。

英検1級との差:標準学習時間で−880時間。

観光英語検定2級(約120時間)

旅行業界や接客で使われる。

英検1級との差:標準学習時間で−880時間。

英検準2級(約150時間)

2級の前段階。

英検1級との差:標準学習時間で−850時間。

TOEIC Speaking & Writing(約150時間)

L&Rと違い産出力を測る。

英検1級との差:標準学習時間で−850時間。

TOEIC(約200時間)

合否ではなくスコアで評価される。昇進要件や採用条件に組み込む企業が多い。

英検1級との差:標準学習時間で−800時間。

HSK(約200時間)

中国語の能力を測る国際的な試験。級が上がるほど求められる語彙数が増える。

英検1級との差:標準学習時間で−800時間。

韓国語能力試験(TOPIK)(約200時間)

韓国政府が実施する。TOPIK IとIIに分かれ、得点で級が決まる。留学や就労で使われる。

英検1級との差:標準学習時間で−800時間。

中国語検定3級(約200時間)

日常会話と基本文法。

英検1級との差:標準学習時間で−800時間。

ドイツ語技能検定3級(約200時間)

大学の第二外国語レベル。

英検1級との差:標準学習時間で−800時間。

実用フランス語技能検定3級(約200時間)

仏検。二次試験に面接がある級もある。

英検1級との差:標準学習時間で−800時間。

TOEFL iBT(約250時間)

英語圏の大学進学で使われる。読む・聞く・話す・書くの4技能を測る。スコアの有効期限は2年。

英検1級との差:標準学習時間で−750時間。

このページの数字の出どころと、確かめ方

このページに出している数字は、297資格を19分類に整理したデータベースから引いています。英検1級だけを個別に調べて書いたものではなく、全297資格を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。

この記事の数字 性質 確かめ方
英検1級の標準学習時間 公表値や一般に知られている水準の目安 実施団体が公表している受験案内と試験結果で確認できます
順位・中央値・四分位 このサイトのデータベース内での計算値 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます
比較表の他の資格 同じ形式で揃えた同一データベースの値 各資格の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます
制度・要件の説明 公表されている制度の内容を整理したもの 受験資格・免除・登録の要件は、実施団体の公式発表が一次情報です

数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。

それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。

英検1級にするかどうかの分かれ目

ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。

約1,000時間を出せるか

1日2時間なら500日、1日1時間なら1000日です。平日1時間+土日3時間ずつなら週11時間で、約91週間かかります。まず週に何時間出せるかを決めてください。

「いいえ」なら:同じ語学のなかでより軽い資格から入るか、受験回を1つ後ろにずらして学習期間を延ばしてください。時間が足りないまま突っ込むと、直前期の負荷だけが跳ね上がります。

受験資格を満たしているか

英検1級は公的資格です。学歴・実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかる資格もあります。

「いいえ」なら:実施団体の受験案内を先に読み、要件を満たすまでに何年かかるかを計算してください。その年数を織り込めないなら、要件のない資格に切り替える判断になります。

試験日から逆算できているか

試験は年3回です。受験機会が複数あるので、回ごとの締め切りを確認してください。

「いいえ」なら:先に受験日を決めて、そこから約1,000時間を割り付け直してください。開始時期が決まれば、いま始めるべきかどうかも決まります。

英検1級について、さらに調べられていること

上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを6件足しました。

40代・50代から英検1級を目指すのは遅いですか?

英検1級に年齢の制限はありません。判断材料になるのは、学習に必要な約1,000時間を確保できるかどうかです。1日1.5時間なら667日、およそ22ヶ月かかります。

英検1級は学習時間が上位13%に入る重い部類です。時間を確保しにくい状況なら、同じ語学分野でより軽い資格から入る進め方もあります。

英検1級は国家資格ですか?

英検1級は公的です。公的資格は省庁や自治体が後援し、実施は民間団体が行います。国家資格ではありませんが、基準は公的に定められています。

区分は評価のされ方に影響します。求人票では区分より、実際に何ができるかで見られることが多い部類です。語彙が難しい。通訳・翻訳の入口としても使われる。

英検1級の試験は年に何回ありますか?

英検1級の試験は年3回です。実施日程は実施団体の公表内容で確認してください。

学習に必要なのは約1,000時間です。試験日から逆算し、1日7時間のペースなら5ヶ月前には始めておくと余裕があります。

英検1級は通信講座を使ったほうがいいですか?

英検1級は講座と独学のどちらでも対応できます。判断は、学習時間の約1,000時間を自分で組み立てられるかどうかで決めてください。

選ぶ基準 独学が向く 講座が向く
学習順序 自分でテキストを選び、順序を決められる 何から手をつけるかで迷いたくない
質問対応 調べれば解決できる、または周囲に聞ける つまずいたときに聞ける相手がほしい
期間 1年〜を自力で管理できる 締め切りがあるほうが進む
費用 教材費のみに抑えたい 時間を買う前提で費用をかけられる

合格率は10〜15%。合格率が低い試験ほど、独学では出題傾向の把握に時間を取られやすいところです。

語学の資格ではどれがいちばん難しいですか?

語学に分類している20資格を標準学習時間の順に並べると、いちばん軽いのが英検3級(約80時間)、いちばん重いのが英検1級(約1,000時間)です。

資格 学習時間 合格率 難易度
英検3級 80時間 50〜55%
スペイン語技能検定4級 120時間 60〜70%
観光英語検定2級 120時間 40〜50%
英検準2級 150時間 35〜40%
TOEIC Speaking & Writing 150時間 スコア制
TOEIC 200時間 スコア制 スコア制
HSK 200時間 級による 級による
韓国語能力試験(TOPIK) 200時間 級による 級による
中国語検定3級 200時間 40〜50%
ドイツ語技能検定3級 200時間 50〜60%
実用フランス語技能検定3級 200時間 45〜55%
TOEFL iBT 250時間 スコア制 スコア制
IELTS 250時間 スコア制 スコア制
英検2級 300時間 25〜30%
ビジネス通訳検定(TOBIS)4級 300時間 非公開
英検準1級 400時間 15〜20% やや難
日本語教育能力検定 400時間 25〜30% やや難
全国通訳案内士 600時間 10〜20% 難関
中国語検定2級 600時間 25〜35%
英検1級 1,000時間 10〜15%

英検1級はこのなかで20番目です。学習時間と合格率は必ずしも一致しません。時間が短くても合格率が低い試験は、範囲は狭いが問われ方が厳しいということです。

英検1級の前に取っておくとよい資格はありますか?

同じ物差しで見て、英検1級(約1,000時間)よりひとつ手前にあるのがCFP(約1,000時間・金融)です。

分野は違いますが、学習の進め方そのものに慣れる目的では使えます。まず1,000時間規模で一度合格を経験しておくと、1,000時間の計画が立てやすくなります。

このページの用語を、もう一歩詳しく

本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。

受験資格

受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

ここを確認せずに学習を始めると、仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかるものがあります。

実務経験

定められた業務に一定期間従事した経歴。受験資格や登録要件として求められることがある。

英検1級の記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

通信講座

教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。

英検1級の記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

※ 合格率・試験日程・受験資格は変更されることがあります。受験の際は必ず試験実施団体の公式情報をご確認ください。

英検1級は、どうやって取るのがいいか

同じ資格でも、独学・通信講座・通学のどれを選ぶかで、かかる期間も費用も変わります。英検1級は通信講座が向くに分類しています。判断の材料は、標準の勉強時間が約1000時間であること、合格率が10〜15%であること、受験資格がないので、いつでも申し込めます、の3つです。

取り方 向いている人 つまずきやすいところ
独学 自分で計画を立てて続けられる人。費用を最小限にしたい人 分からないところで止まったとき、聞ける相手がいない
通信講座 働きながら、決まった順序で進めたい人 教材が届いても手を付けないまま終わることがある
通学 強制力がほしい人。実技や実習の練習が要る資格 通う時間が固定される。費用はいちばん高い

英検1級の場合は、独学でも取れますが、範囲が広いので順序を決めてもらったほうが早く終わります。働きながらなら通信講座が現実的です。

費用はここには書いていません。講座ごとに幅があり、割引の有無や教材の範囲で総額が変わるためです。実際の金額は、各社の資料請求か公式ページでご確認ください。

英検1級の講座を比べる

通信講座は、教材の範囲・添削の回数・質問できる期間が会社によって違います。同じ資格でも総額が変わるので、2〜3社の資料を並べてから決めてください。

まず英検1級のデータを確認する

英検1級を取ったあと、どう使うか

資格は取ることが目的ではないので、取ったあとに何につながるかを先に見ておいてください。英検1級は、掲載データのうえでは次の使い方に向いています。

  • いまの職場で使う:国家・公的の資格なので、社内の評価や担当替えの根拠として通りやすい種類です。

法令上の位置づけはなしです。法令で守られた独占はありません。

英検1級について、ほかに読めること

同じ分野の資格は語学の一覧で横並びに見られます。目的や勉強時間から絞りたい場合はトップの診断へ。