語学の資格一覧|難易度・合格率・勉強時間で比較

語学分野の資格を、難易度・合格率・必要な学習時間で横並びに比較できるようまとめました。8件を掲載しています。

語学の資格一覧

資格名 難易度 合格率 学習時間 種別
TOEIC スコア制 スコア制 200時間 民間
英検準1級 やや難 15〜20% 400時間 公的
全国通訳案内士 難関 10〜20% 600時間 国家
日本語教育能力検定 やや難 25〜30% 400時間 民間
TOEFL iBT スコア制 スコア制 250時間 民間
IELTS スコア制 スコア制 250時間 民間
HSK 級による 級による 200時間 民間
韓国語能力試験(TOPIK) 級による 級による 200時間 公的

選び方の考え方

同じ分野の資格でも、受験資格の有無で取りかかれるタイミングが変わります。実務経験が必要な資格は「いま受けられるか」を先に確認してください。

学習時間は難易度とおおむね比例しますが、独学の可否は別の軸です。養成課程や指定講習が要件になっている資格は、費用と期間の見積もりが独学中心の資格とは大きく異なります。

語学の学習時間はどう分布しているか

語学に含まれる8資格を学習時間で並べると、下は200、上は600、中央は250です。どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。

該当する資格 件数
負担の軽い層 TOEICTOEFL iBTIELTSHSK韓国語能力試験(TOPIK) 5
中間の層 英検準1級日本語教育能力検定 2
負担の重い層 全国通訳案内士 1

まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。

語学の8資格をひとつずつ

TOEIC

難易度スコア制/合格率スコア制/約200時間。合否ではなくスコアで評価される。昇進要件や採用条件に組み込む企業が多い。

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HSK

難易度級による/合格率級による/約200時間。中国語の能力を測る国際的な試験。級が上がるほど求められる語彙数が増える。

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韓国語能力試験(TOPIK)

難易度級による/合格率級による/約200時間。韓国政府が実施する。TOPIK IとIIに分かれ、得点で級が決まる。留学や就労で使われる。

韓国語能力試験(TOPIK)の詳細を見る

TOEFL iBT

難易度スコア制/合格率スコア制/約250時間。英語圏の大学進学で使われる。読む・聞く・話す・書くの4技能を測る。スコアの有効期限は2年。

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IELTS

難易度スコア制/合格率スコア制/約250時間。留学と移住の両方で使われる。話す試験が対面で行われる点がTOEFLとの違い。有効期限は2年。

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英検準1級

難易度やや難/合格率15〜20%/約400時間。大学入試の優遇措置に使われるケースが増えている。二次試験の面接対策が要る。

英検準1級の詳細を見る

日本語教育能力検定

難易度やや難/合格率25〜30%/約400時間。日本語教師を目指す層が受験する。国家資格化など制度の動向を追う必要がある。

日本語教育能力検定の詳細を見る

全国通訳案内士

難易度難関/合格率10〜20%/約600時間。語学に加えて日本地理・日本歴史・一般常識が問われる。インバウンド需要と連動する。

全国通訳案内士の詳細を見る

語学でよくある誤解

「語学なら資格を取れば就職できる」とはかぎらない

資格は応募条件を満たすためのものです。商社・外資系企業・観光・翻訳の求人票を先に見て、実際に何が求められているかを確認してから学習を始めると、遠回りになりません。スコア型の試験は有効期限の扱いが企業ごとに異なります。応募先の基準を確認してください。

「難易度が高い資格ほど価値がある」ではない

取得にかかる時間と、それによって開く選択肢は必ずしも比例しません。語学分野では、短期間で取れる資格が実務で重宝されることもあります。目的から逆算して選んでください。

「合格率の数字だけで難易度は比べられない」

受験資格のない資格は記念受験が含まれるため合格率が下がり、実務経験が要件の資格は受験者層が揃うため上がります。同じ数字でも意味が違います。

語学で負担を抑える方法

教育訓練給付制度を確認する

オンライン英会話・通信講座の一部は厚生労働省の指定講座です。対象であれば受講費用の20〜70%が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、受講前にハローワークで確認してください。

独学で行けるかを先に判断する

テキストと過去問が市販されている資格なら、独学の初期費用は1〜2万円で収まります。語学分野で独学が難しいのは、養成課程の修了や実務経験が受験要件になっている資格です。

勤務先の資格取得支援を使う

商社・外資系企業・観光・翻訳では、業務に必要な資格の受験料や講座費用を会社が負担する制度を設けていることがあります。就業中の方は人事に確認してみてください。

受験のタイミングを合わせる

年1回しか実施されない試験は、落ちると次まで1年空きます。試験日から逆算して学習期間を確保できるかを先に見てください。

地域や条件で変わるところ

語学分野の資格が活かせる主な職場は商社・外資系企業・観光・翻訳です。スコア型の試験は有効期限の扱いが企業ごとに異なります。応募先の基準を確認してください。

相談できる窓口

相談先 相談できること
試験実施団体 受験資格、日程、出願方法、受験料について
ハローワーク 教育訓練給付制度の対象講座と支給要件について
求人サイト・転職エージェント 語学分野で実際に求められている資格と経験の確認
講座の資料請求 カリキュラム、費用、標準的な学習期間の比較

語学は全体のなかでどのあたりか

このサイトで扱っている18分類を標準学習時間の中央値で並べると、語学は8番目です。分類ごとに水準が違うので、まずどの分類を見るべきかを決めると迷いません。

分類 資格数 標準学習時間の中央値
法律・労務 4 約3,000時間
経営 1 約1,000時間
会計 6 約800時間
教育・保育 1 約600時間
不動産 6 約500時間
医療・福祉 15 約400時間
住宅・建築 7 約300時間
語学 8 約250時間
美容 6 約200時間
心理 5 約200時間
金融 4 約150時間
人材 1 約150時間
食・栄養 6 約150時間
ペット 4 約100時間
IT・Web 13 約100時間
労務・安全 1 約100時間
技術・設備 8 約100時間
ビジネス 6 約100時間

語学には8資格あります。標準学習時間の水準は中位にあたります。

数字で見る語学

語学には8資格あり、標準学習時間が分かっているのは8資格です。もっとも小さいのがTOEIC(約200時間)、中央にあたるのがIELTS(約250時間)、もっとも大きいのが全国通訳案内士(約600時間)で、上下に3.0倍の開きがあります。

水準 資格 標準学習時間 向いている場面
もっとも小さい TOEIC 約200時間 合否ではなくスコアで評価される。昇進要件や採用条件に組み込む企業が多い。
中央 IELTS 約250時間 留学と移住の両方で使われる。話す試験が対面で行われる点がTOEFLとの違い。有効
もっとも大きい 全国通訳案内士 約600時間 語学に加えて日本地理・日本歴史・一般常識が問われる。インバウンド需要と連動する。

同じ語学のなかでこれだけ差が出るのは、含まれるものと条件が違うためです。金額や数字だけを横に並べても比べたことになりません。何が含まれていて何が別なのかを、項目ごとに確認してください。

語学で迷ったときの見分け方

語学のなかから選ぶとき、判断が分かれるのは次の3点です。

TOEICを選ぶ場合

合否ではなくスコアで評価される。昇進要件や採用条件に組み込む企業が多い。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

IELTSを選ぶ場合

留学と移住の両方で使われる。話す試験が対面で行われる点がTOEFLとの違い。有効期限は2年。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

全国通訳案内士を選ぶ場合

語学に加えて日本地理・日本歴史・一般常識が問われる。インバウンド需要と連動する。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

語学についてよく調べられていること

TOEICは独学で合格できますか?

TOEICは市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約200時間、難易度は「スコア制」に分類しています。TOEICは合否ではなくスコアで評価される試験のため、合格率という形の数字は示されていません。

独学で進める場合は、200時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら100日、1日1時間なら200日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。

IELTSは独学で合格できますか?

IELTSは市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約250時間、難易度は「スコア制」に分類しています。IELTSは合否ではなくスコアで評価される試験のため、合格率という形の数字は示されていません。

独学で進める場合は、250時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら125日、1日1時間なら250日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。

全国通訳案内士は独学で合格できますか?

全国通訳案内士は市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約600時間、難易度は「難関」に分類しています。合格率は10〜20%。

独学で進める場合は、600時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら300日、1日1時間なら600日です。合格率が低い試験なので、過去問を早い段階で解いて出題傾向をつかむほうが効率的です。

このページに出てくる用語

用語 意味
国家資格 法律にもとづいて国または国から委任された機関が認定する資格。名称独占や業務独占をともなうものがある。
合格率 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。
受験資格 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。
独学 講座を使わず市販テキストなどで学習する方法。費用は抑えられるが進捗の管理は自分で行う。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。
実務経験 定められた業務に一定期間従事した経歴。受験資格や登録要件として求められることがある。

※ 各資格の詳細は試験実施団体の公式情報をご確認ください。