臨床心理士の難易度は?合格率・勉強時間・受験資格まとめ

掲載データの確認日 2026/08/23

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臨床心理士の難易度と合格率を、試験の実施形態や必要な学習時間とあわせて整理しました。受験を検討している段階で、まず全体像を把握するための記事です。

臨床心理士の基本データ

資格の種類民間
難易度難関
合格率60〜65%
標準学習時間約1,000時間
学習期間の目安大学院
試験の実施年1回
受験資格指定大学院の修了
独学不可(講座・養成課程が必要)
通信講座なし

難易度をどう見るか

臨床心理士は難関に位置づけられます。長期戦を前提とした学習設計が欠かせません。

合格率は60〜65%です。ただし合格率だけで難易度を判断するのは危険で、受験者層の性質を合わせて見る必要があります。受験資格に実務経験が課される試験は、そもそも受験者が絞り込まれているため合格率が高く出やすく、逆に誰でも受験できる試験は記念受験が混ざるぶん合格率が低く出ます。

5年ごとの更新制。公認心理師との使い分けが受験前の論点になる。

必要な学習時間

一般的な目安は約1,000時間です。1日2時間なら約17ヶ月、1日3時間でも約12ヶ月かかります。仕事と両立するなら年単位の計画が現実的です。

学習期間の目安は大学院とされています。試験は年1回実施のため、逆算して学習開始時期を決めることになります。

受験資格

臨床心理士の受験には指定大学院の修了が必要です。ここを満たしていないと、学習を進めても受験そのものができません。まず要件の充足状況を確認してください。

同じ分野の資格と比べると

心理分野の9資格を学習時間で並べると、臨床心理士は9番目に位置します。もっとも軽いのは認定心理士(約0時間)、もっとも重いのは臨床心理士(約1,000時間)です。同じ分野でもここまで幅があるため、まず自分が確保できる学習時間から逆算して候補を絞るのが現実的です。

受験のタイミング

臨床心理士は年1回のみの実施です。ここで落とすと次は1年後になるため、受験年度を決めたら逆算した計画が必須になります。学習期間の目安が大学院なので、試験日の大学院前が学習開始のデッドラインです。

費用の考え方

臨床心理士は独学で完結しないため、指定大学院の修了にかかる費用が総コストの中心になります。受験料よりも、この要件を満たすための費用と期間の見積もりを先に立ててください。

取得後の仕事

心理査定・心理面接・地域援助・研究。

あわせて検討されやすい資格

学習時間が近い公認心理師(約1,000時間)、公認心理師(Gルート)(約600時間)は、臨床心理士と並行または連続して狙われることがあります。出題範囲に重なりがある場合、2つ目以降の学習効率が上がります。

受ける前に確かめること

臨床心理士を受ける前のチェック0 / 5 確認ずみ

受験資格は指定大学院の修了、標準学習時間は約1,000時間です。教材を買う前に順に確かめてください。

学習の計画を立てる

臨床心理士の学習計画

コピーして、自分の予定を書き込んでください。標準学習時間は前提知識で変わります。まず1週間やってみて、実際のペースで引き直すのが確実です。

【受ける資格】
臨床心理士(民間)

【受験資格】
指定大学院の修了

【試験日】
年1回実施 / 受ける回:[ 年 月]

【学習時間】
標準 約1,000時間
週に使える時間:[ ]時間 / 必要な週数:[ ]週
始める日:[ 月 日] / 終わる日:[ 月 日]

【使う教材】
講習の受講が受験の前提です
テキスト:[   ] / 過去問:[   ]

【1週目にやること】
[   ]
【1週目に実際にできた時間】[ ]時間 → ここで計画を引き直す

学習時間から逆算した計画

臨床心理士の標準的な学習時間は1,000時間です。週にどれだけ確保できるかで、必要な期間が変わります。

学習ペース週あたり必要な期間
平日1時間・休日3時間11時間約91週間(22か月)
平日2時間・休日5時間20時間約50週間(12か月)
1日3時間(毎日確保する)21時間約48週間(12か月)

一般的な学習期間は大学院とされています。試験は年1回実施されるため、次の試験日から逆算して開始時期を決めてください。標準時間はあくまで目安で、前提知識があれば短く、まったくの初学者であれば長くかかります。

心理のなかでの位置づけ

心理に分類される8資格を学習時間の短い順に並べると、臨床心理士は8番目です。

資格学習時間難易度独学
メンタルヘルス・マネジメント検定60時間やや易可能
心理カウンセラー80時間やや易可能
NLPプラクティショナー100時間易難しい
産業カウンセラー200時間普通難しい
公認心理師(Gルート)600時間難可能
精神保健福祉士(短期養成)600時間難難しい
公認心理師1,000時間難関難しい
臨床心理士1,000時間難関難しい

同じ分野の資格は出題範囲が重なることがあります。近い資格を続けて受けると、学習の蓄積を活かせます。

学習時間が近い資格

臨床心理士と同じくらいの学習時間で取得を目指せる資格です。分野をまたいで組み合わせると、応募できる求人の幅が広がります。

資格分野学習時間難易度
社会保険労務士法律・労務1,000時間難関
中小企業診断士経営1,000時間難関
言語聴覚士医療・福祉1,000時間やや難
公認心理師心理1,000時間難関
土地家屋調査士不動産1,000時間難関

よくある誤解

「合格率が低い=自分には無理」ではない

臨床心理士の合格率は60〜65%です。合格率は受験者層によって変わります。受験要件のない資格は記念受験も含まれるため数字が下がり、実務経験が要件になっている資格は受験者の質が揃うため数字が上がります。合格率だけで難易度は測れません。

「標準学習時間どおりにやれば受かる」ではない

臨床心理士の標準は1,000時間とされていますが、これは平均的な前提知識を持つ人の目安です。関連する実務経験があれば短く、まったくの初学者であれば1.5倍前後を見ておくほうが現実的です。

「資格を取れば仕事が見つかる」とはかぎらない

資格は応募条件を満たすためのもので、採用の決め手になるとはかぎりません。求人票を先に見て、実際に求められている条件を確認してから学習を始めると、無駄がありません。

よくある質問

臨床心理士の合格率はどのくらいですか?

60〜65%です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。

臨床心理士は独学でも合格できますか?

独学だけでは受験できません。指定大学院の修了が受験の前提になります。

臨床心理士の試験はいつ実施されますか?

年1回です。機会が限られるため、受験年度を決めたうえで逆算した計画が必要です。

心理の関連資格

※ 合格率・試験日程・受験資格は変更されることがあります。受験の際は必ず試験実施団体の公式情報をご確認ください。