キャリアコンサルタントの合格率は?難易度・勉強時間・受験資格まとめ

キャリアコンサルタントの合格率は?難易度・勉強時間・受験資格まとめ

キャリアコンサルタントの合格率はどれくらいか。難易度・必要な学習時間・受験資格とあわせて整理しました。受験を検討している段階で、まず全体像を把握するための記事です。

全体の流れ

キャリアコンサルタントを目指す場合、まず厚生労働大臣が認定する養成講習(140時間)の修了という受験資格を満たす必要があります。ここが最初の関門で、人によっては学習そのものより時間がかかります。

試験は年3回実施されます。学習期間の目安が6ヶ月なので、直近の試験日から逆算して開始時期を決めるのが現実的です。

基本データ

資格の種類 国家
難易度 普通
合格率 50〜60%
標準学習時間 約150時間
学習期間の目安 6ヶ月
試験の実施 年3回
受験資格 厚生労働大臣が認定する養成講習(140時間)の修了
独学 不可(講座・養成課程が必要)
通信講座 あり

学習ルートの選び方

キャリアコンサルタントは独学だけで到達するのが難しい資格です。厚生労働大臣が認定する養成講習(140時間)の修了が前提となるため、まずそのルートに乗ることが最初のステップになります。

通信講座も選択肢になります。独学との違いは、教材選びと学習順序を自分で組み立てる必要がない点、そして質問対応や添削で疑問を放置せずに済む点です。費用と時間のどちらを優先するかで判断が分かれます。

学習時間の見積もり

必要な学習時間は約150時間が目安です。1日1時間なら約5ヶ月、1日2時間なら約3ヶ月。平日1時間+休日3時間のペースなら約4ヶ月です。

受験のタイミングをどう決めるか

キャリアコンサルタントは年3回実施されます。1回目で届かなくても同じ年度内に再挑戦できるため、「まず1回受けて本番の感覚を掴む」という戦い方も選べます。

費用の見積もり

キャリアコンサルタントは独学で完結しないため、厚生労働大臣が認定する養成講習(140時間)の修了にかかる費用が総コストの中心になります。受験料よりも、この要件を満たすための費用と期間の見積もりを先に立ててください。

資格取得後にできること

職業選択と能力開発の相談。企業の人事部門や就労支援機関で働く。受験には厚労省認定の養成講習(約140時間)修了が実質必須。ここが最大の参入コスト。

人材分野のなかでは、学習時間で見て3資格中2番目の位置づけです。同分野でより軽いところから入るならビジネス・キャリア検定(人事・人材開発)(約100時間)という選択肢もあります。

取得までにかかる費用

キャリアコンサルタントの取得にかかる費用は、受験料だけではありません。実際に必要になる項目を整理します。

項目 目安 補足
受験料 数千円〜数万円 実施団体の公表額を確認してください
テキスト・問題集 3,000〜15,000円 独学の場合は必須。改訂版が出ていないか確認を
通信講座・養成講習 数万円〜 使う場合。教育訓練給付の対象になることがあります
登録・免許の申請 資格による 合格後に別途必要になるものがあります
更新・講習 資格による 更新制の資格は継続的に費用がかかります

厚生労働省の教育訓練給付制度の対象講座であれば、受講費用の一部(20〜70%)が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、ハローワークで確認してください。

取得後にどう活かすか

キャリアコンサルタントが活かせる主な職場は人材会社・企業の人事部門・キャリア支援機関です。養成講習の受講が受験要件になっているものがあり、費用と期間を先に確認する必要があります。

職業選択と能力開発の相談。企業の人事部門や就労支援機関で働く

資格は応募の入口を広げるものであって、それだけで採用が決まるわけではありません。キャリアコンサルタントを取ったうえで、実務でどう使うつもりかを説明できると評価につながります。

人材のなかでの位置づけ

人材に分類される3資格を学習時間の短い順に並べると、キャリアコンサルタントは2番目です。

資格 学習時間 難易度 独学
ビジネス・キャリア検定(人事・人材開発) 100時間 やや易 可能
キャリアコンサルタント 150時間 普通 難しい
キャリアコンサルティング技能士2級 300時間 難関 難しい

同じ分野の資格は出題範囲が重なることがあります。近い資格を続けて受けると、学習の蓄積を活かせます。

キャリアコンサルタントのよくある質問

キャリアコンサルタントの合格率はどのくらいですか?

50〜60%です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。

キャリアコンサルタントは独学でも合格できますか?

独学だけでは受験できません。厚生労働大臣が認定する養成講習(140時間)の修了が受験の前提になります。

キャリアコンサルタントの試験はいつ実施されますか?

年3回です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。

人材の関連資格

キャリアコンサルタントについて実際によく調べられていること

検索されている質問のうち、キャリアコンサルタントに関係するものを6件取り上げて、このページのデータで答えます。

キャリアコンサルタントは何ヶ月くらいで取れますか?

標準的な学習期間は6ヶ月、必要な学習時間は約150時間です。

1日あたりの学習時間 かかる日数 おおよその期間
1時間 150日 約5ヶ月
2時間 75日 約3ヶ月
3時間 50日 約2ヶ月

試験は年3回のため、日程から逆算して開始時期を決めてください。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見て回を選べます。

40代・50代からキャリアコンサルタントを目指すのは遅いですか?

キャリアコンサルタントに年齢の制限はありません。判断材料になるのは、学習に必要な約150時間を確保できるかどうかです。1日1.5時間なら100日、およそ3ヶ月かかります。

キャリアコンサルタントは学習時間が全体の35%の位置で、比較的取り組みやすい部類です。まず1つ目として選ばれることが多い水準です。

キャリアコンサルタントの試験は年に何回ありますか?

キャリアコンサルタントの試験は年3回です。実施日程は実施団体の公表内容で確認してください。

学習に必要なのは約150時間です。試験日から逆算し、1日1時間のペースなら5ヶ月前には始めておくと余裕があります。

人材の資格ではどれがいちばん難しいですか?

人材に分類している3資格を標準学習時間の順に並べると、いちばん軽いのがビジネス・キャリア検定(人事・人材開発)(約100時間)、いちばん重いのがキャリアコンサルティング技能士2級(約300時間)です。

資格 学習時間 合格率 難易度
ビジネス・キャリア検定(人事・人材開発) 100時間 級による やや易
キャリアコンサルタント 150時間 50〜60% 普通
キャリアコンサルティング技能士2級 300時間 学科と実技で別 難関

キャリアコンサルタントはこのなかで2番目です。学習時間と合格率は必ずしも一致しません。時間が短くても合格率が低い試験は、範囲は狭いが問われ方が厳しいということです。

キャリアコンサルタントは履歴書に書けますか?

書けます。キャリアコンサルタントは国家の資格です。国家資格は評価の基準がはっきりしているため、資格欄に正式名称で記載してください。

書くときは取得年月と正式名称をそろえます。取得前の段階なら「キャリアコンサルタント 年3回受験予定」と書く方法もあります。応募先の業務と関係が薄い資格を並べすぎると焦点がぼやけるため、関係するものから順に並べてください。

キャリアコンサルタントは国家資格ですか?

キャリアコンサルタントは国家です。国家資格は法令にもとづいて実施され、合格後に登録を求められるものもあります。

区分は評価のされ方に影響します。求人票で名称が指定されることがあります。受験には厚労省認定の養成講習(約140時間)修了が実質必須。ここが最大の参入コスト。

合格率で見たキャリアコンサルタントの位置

合格率は年度で上下しますが、水準の比較には使えます。合格率が分かっている93資格を小さい順に並べると、キャリアコンサルタント(50〜60%)は下から53番目、全体の56%の位置にあります。中央値は45.0%、いちばん小さいものが4.5%、いちばん大きいものが92.5%です。

水準 合格率 該当
もっとも小さい 4.5% 司法書士
下から4分の1 21.0%
中央値 45.0%
キャリアコンサルタント 55.0% 全体の56%の位置
上から4分の1 65.0%
もっとも大きい 92.5% 歯科衛生士

中間の帯に入ります。この帯は半年前後を見込む帯です。週あたりの学習量を先に決めておかないと、途中で計画が崩れやすい層です。

合格率がすぐ隣にあるのは医療事務(50〜60%)と公認心理師(50〜60%)です。迷ったときはこの2つと並べると差が見えます。

キャリアコンサルタントを決める前に確認すること

あとから「聞いていない」となりやすい点を5つ並べました。上から順に確認してください。

確認すること 見るポイント
試験日程と申込期限 試験は年3回です。申込はおおむね試験の2〜3ヶ月前に締め切られます。複数回ある場合も、回ごとに締め切りが異なります。
合格後に登録が必要か 国家資格には、合格後に名簿への登録を求められるものがあります。登録料や年会費が別途かかる場合があるため、合格前に確認してください。
独学か講座か キャリアコンサルタントは独学だけでは対策しにくい部分があります。対応する講座があるため、費用と時間のどちらを優先するかで選んでください。
科目合格の持ち越し 複数科目の試験では、合格科目を持ち越せる制度があることがあります。あれば複数年に分ける計画が組めます。受験には厚労省認定の養成講習(約140時間)修了が実質必須。ここが最大の参入コスト。
受験地 試験地が限られる資格では、移動と宿泊の費用が上乗せになります。会場は実施団体の公表内容で確認してください。

キャリアコンサルタントで気をつけたいところと、その避け方

教材を増やしすぎる

不安から複数の教材に手を出すと、どれも中途半端になります。範囲は同じでも構成が違うため、切り替えのたびに時間を失います。

避け方:メイン教材を1冊に決め、足りない部分だけ別で補ってください。過去問だけは複数年分そろえます。

合格率だけで難易度を判断する

合格率は受験者層で変わります。受験資格が厳しい試験は、準備した人だけが受けるため合格率が高く出ます。逆に誰でも受けられる試験は低く出ます。

避け方:合格率(50〜60%)と標準学習時間(約150時間)の両方で見てください。キャリアコンサルタントの難易度は「普通」に分類しています。

受験資格を確認しないまま学習を始める

学歴や実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位でかかる資格もあります。

避け方:学習を始める前に実施団体の受験案内を読み、要件を満たしているかを確認してください。

キャリアコンサルタントのページで使っている用語

用語 意味
受験資格 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。
登録 試験合格後に名簿へ登録して初めて資格者として活動できる仕組み。登録料が別途かかる。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。

人材の3資格を1枚の表で見る

キャリアコンサルタントを含む人材の全3資格を、難易度・合格率・学習時間・種別・独学で並べました。標準学習時間の小さい順です。横並びにすると、キャリアコンサルタントがどのあたりに位置するのかが一目で分かります。

難易度 合格率 学習時間 種別 独学
ビジネス・キャリア検定(人事・人材開発) やや易 級による 100時間 公的
キャリアコンサルタント 普通 50〜60% 150時間 国家 不可
キャリアコンサルティング技能士2級 難関 学科と実技で別 300時間 国家 不可

この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。キャリアコンサルタントの行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。

数字で見たキャリアコンサルタントの位置

標準学習時間が分かっている110資格を並べて、キャリアコンサルタントがどこにあるのかを細かく出しました。順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。散らばりまで見ると、その差が大きいのか小さいのかが判断できます。

見るもの 意味
キャリアコンサルタントの標準学習時間 約150時間 比べる基準になる数字
全体の平均 約452時間 極端な値に引っ張られる
全体の中央値 約200時間 実感に近いのはこちら
下から4分の1 約100時間 これ以下なら軽い部類
上から4分の1 約500時間 これ以上なら重い部類
上位1割の入口 約1,000時間 ここから先は例外的
散らばり(標準偏差) 約640時間 平均からどれだけ離れるのが普通か

キャリアコンサルタントは下から40番目(全体の35%)です。平均との差は約302時間で、散らばり1つ分を下回っています(-0.47)。全体の真ん中あたりで、標準的な水準です。

平均と中央値の差にも意味があります。ここでは平均約452時間に対して中央値約200時間で、平均のほうが高く出ています。一部の大きな値に引っ張られているので、平均を目安にすると実際より高く見積もることになります。

キャリアコンサルタントと水準が近い資格

分類をまたいで、標準学習時間がキャリアコンサルタント(約150時間)に近い資格を集めました。同じ分類のなかで比べるだけでは、その水準が全体のどのあたりなのかが見えません。違う分類の同じ水準を並べると、感覚がつかめます。

資格 分類 標準学習時間 特徴
ファイナンシャルプランナー 金融 約150時間 3級は入門として人気。2級から実務で評価され、金融・保険・不動産で汎用性が高い。
貸金業務取扱主任者 金融 約150時間 貸金業者に設置義務がある。宅建と出題形式が似ており併願されやすい。
第二種電気工事士 技術・設備 約150時間 技能試験は候補問題が事前公表される。工具と練習用材料の準備が実質的な初期投資。
測量士補 住宅・建築 約150時間 土地家屋調査士の午前試験が免除になるため、セットで狙う受験者が多い。
調理師 食・栄養 約150時間 実務経験が受験要件。独立開業を見据えた基礎資格として取得されることが多い。
製菓衛生師 食・栄養 約150時間 都道府県ごとに実施。菓子製造業の開業で信用につながる。

同じ水準でも、分類が違えば中身は別物です。ファイナンシャルプランナーとキャリアコンサルタントは数字の上では近くても、金融と人材では前提が違います。数字が近いことは「置き換えられる」という意味ではありません。何を得るためにその数字を払うのかで判断してください。

キャリアコンサルタントより軽いもの・重いもの

キャリアコンサルタントを真ん中に置いて、標準学習時間が前後にある資格を並べました。いまの候補が重すぎると感じたら左の表へ、物足りなければ右の表へ移る、という探し方ができます。

キャリアコンサルタントより軽い5資格

資格 分類 標準学習時間 キャリアコンサルタントとの差
ファイナンシャルプランナー 金融 約150時間 同じ
建設業経理士2級 会計 約120時間 −30時間
ビジネス・キャリア検定(人事・人材開発) 人材 約100時間 −50時間
チャイルドマインダー 教育・保育 約100時間 −50時間
ビジネス・キャリア検定(経営戦略) 経営 約100時間 −50時間

キャリアコンサルタントより重い5資格

資格 分類 標準学習時間 キャリアコンサルタントとの差
貸金業務取扱主任者 金融 約150時間 同じ
第二種電気工事士 技術・設備 約150時間 同じ
測量士補 住宅・建築 約150時間 同じ
調理師 食・栄養 約150時間 同じ
製菓衛生師 食・栄養 約150時間 同じ

ひとつ隣に動かすと、標準学習時間は下側で同じ、上側で同じ動きます。段階的に見ると、いまの選択がどれだけ思い切ったものなのかが分かります。

分類ごとの水準と、人材の位置

このサイトで扱っている18分類を、標準学習時間の中央値で並べました。キャリアコンサルタントが属する人材は12番目です。まずどの分類を見るべきかを決めると、そのあとの比較が短くて済みます。

分類 資格数 いちばん低い 中央 いちばん高い
法律・労務 4 約800時間 約3,000時間 約3,000時間
会計 6 約100時間 約800時間 約3,500時間
不動産 6 約200時間 約500時間 約2,500時間
労務・安全 3 約100時間 約500時間 約500時間
医療・福祉 15 約60時間 約400時間 約1,200時間
住宅・建築 7 約100時間 約300時間 約1,200時間
語学 8 約200時間 約250時間 約600時間
美容 6 約40時間 約200時間 約900時間
心理 5 約60時間 約200時間 約1,000時間
金融 4 約80時間 約150時間 約600時間
経営 3 約100時間 約150時間 約1,000時間
人材 3 約100時間 約150時間 約300時間
食・栄養 6 約40時間 約150時間 約500時間
教育・保育 3 約80時間 約100時間 約600時間
ペット 4 約60時間 約100時間 約200時間
IT・Web 13 約40時間 約100時間 約500時間
技術・設備 8 約60時間 約100時間 約1,000時間
ビジネス 6 約40時間 約100時間 約400時間

分類ごとに水準が違うのは、分野ごとに、覚える範囲の広さと、資格がないとできない業務があるかどうかが違うためです。分類をまたいで数字だけを比べても意味がありません。同じ分類のなかで比べたうえで、分類そのものを選び直せるかどうかを考えてください。

キャリアコンサルタントのデータを一項目ずつ読む

ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。

難易度:普通

このサイトでは標準学習時間と合格率をもとに6段階で分けています。「普通」は、同じ分野のなかでどのあたりかを示す目安です。絶対的な難しさではありません。

合格率:50〜60%

合格率は受験者層で動きます。受験資格が厳しい試験は準備した人だけが受けるため高く出て、誰でも受けられる試験は低く出ます。年度ごとの上下も大きいので、1年分の数字で判断しないでください。

標準学習時間:約150時間

1日2時間なら75日、1日1時間なら150日です。この数字は「ゼロから始めて合格水準に届くまで」の目安で、関連する知識があれば短くなります。

学習期間:6ヶ月

標準学習時間を無理のないペースで割ったときの期間です。6ヶ月という数字は、週にどれだけ時間を出せるかで前後します。試験日から逆算して開始時期を決めてください。

試験:年3回

受験機会が複数あります。仕上がり具合を見てから受験回を選べるので、1回目を経験として使う進め方もできます。

種別:国家

法令にもとづく資格です。合格後に名簿への登録を求められるものがあり、登録料や年会費が別にかかることがあります。

独学の可否:不可

実技や実習、指定の講習が要件に含まれるため、独学だけでは完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。

講座の有無:あり

対応する講座があります。費用をかけて時間を買うか、教材費だけに抑えるかの選択ができます。

キャリアコンサルタントの数字の出どころと、確かめ方

このページに出している数字は、110資格を18分類に整理したデータベースから引いています。キャリアコンサルタントだけを個別に調べて書いたものではなく、全110資格を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。

この記事の数字 性質 確かめ方
キャリアコンサルタントの標準学習時間 公表値や一般に知られている水準の目安 実施団体が公表している受験案内と試験結果で確認できます
順位・中央値・四分位 このサイトのデータベース内での計算値 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます
比較表の他の資格 同じ形式で揃えた同一データベースの値 各資格の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます
制度・要件の説明 公表されている制度の内容を整理したもの 受験資格・免除・登録の要件は、実施団体の公式発表が一次情報です

数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。

それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。

キャリアコンサルタントにするかどうかの分かれ目

ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。

約150時間を出せるか

1日2時間なら75日、1日1時間なら150日です。平日1時間+土日3時間ずつなら週11時間で、約14週間かかります。まず週に何時間出せるかを決めてください。

「いいえ」なら:同じ人材のなかでより軽い資格から入るか、受験回を1つ後ろにずらして学習期間を延ばしてください。時間が足りないまま突っ込むと、直前期の負荷だけが跳ね上がります。

受験資格を満たしているか

キャリアコンサルタントは国家資格です。学歴・実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかる資格もあります。

「いいえ」なら:実施団体の受験案内を先に読み、要件を満たすまでに何年かかるかを計算してください。その年数を織り込めないなら、要件のない資格に切り替える判断になります。

試験日から逆算できているか

試験は年3回です。受験機会が複数あるので、回ごとの締め切りを確認してください。

「いいえ」なら:先に受験日を決めて、そこから約150時間を割り付け直してください。開始時期が決まれば、いま始めるべきかどうかも決まります。

キャリアコンサルタントについて、さらに調べられていること

上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを5件足しました。

キャリアコンサルタントは独学で合格できますか?

キャリアコンサルタントは独学だけでは対策しにくい資格です。標準学習時間は約150時間、難易度は「普通」に分類しています。合格率は50〜60%。

実技や実習、あるいは指定の講習が要件に含まれるため、独学だけで完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。

働きながらキャリアコンサルタントを目指せますか?

約150時間を平日1時間+土日3時間ずつで積むと、週11時間で約14週間(3ヶ月)です。標準期間の6ヶ月とおおむね一致します。

短期で仕上げられる量です。まとまった休みを1回はさむと一気に進みます。試験は年3回です。

キャリアコンサルタントの合格率が50〜60%なのはなぜですか?

キャリアコンサルタントの難易度は「普通」、合格率は50〜60%です。合格率が高い試験は、基準点に達した人が全員合格する絶対評価であることが多く、範囲どおりに学習すれば到達できる水準です。

受験には厚労省認定の養成講習(約140時間)修了が実質必須。ここが最大の参入コスト。なお合格率は年度ごとに上下します。1年分の数字ではなく、複数年の傾向で見てください。

キャリアコンサルタントは通信講座を使ったほうがいいですか?

キャリアコンサルタントは講座と独学のどちらでも対応できますが、独学のみでは対策しにくい部分があります。判断は、学習時間の約150時間を自分で組み立てられるかどうかで決めてください。

選ぶ基準 独学が向く 講座が向く
学習順序 自分でテキストを選び、順序を決められる 何から手をつけるかで迷いたくない
質問対応 調べれば解決できる、または周囲に聞ける つまずいたときに聞ける相手がほしい
期間 6ヶ月を自力で管理できる 締め切りがあるほうが進む
費用 教材費のみに抑えたい 時間を買う前提で費用をかけられる

合格率は50〜60%。基準点に達すれば合格する型の試験なので、教材を絞って回数を重ねる進め方が効きます。

キャリアコンサルタントを取れば仕事に困らなくなりますか?

資格そのものが仕事を保証するわけではありません。キャリアコンサルタントについて言えるのは、受験には厚労省認定の養成講習(約140時間)修了が実質必須。ここが最大の参入コスト。という点です。

判断材料として見るべきは、①その資格がないとできない業務があるか(業務独占)、②求人票で名称が指定されているか、③実務経験と組み合わせて評価されるか、の3点です。キャリアコンサルタントは国家のため、①②に当てはまる場面があります。

キャリアコンサルタントまわりの言葉を、もう少し細かく

本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。

独学

講座を使わず市販テキストなどで学習する方法。費用は抑えられるが進捗の管理は自分で行う。

キャリアコンサルタントの記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

合格率

受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。

受験者層で数字が動きます。誰でも受けられる試験は低く、要件が厳しい試験は高く出ます。

キャリアコンサルタントの受験要件

受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

ここを確認せずに学習を始めると、仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかるものがあります。

※ 受験資格や試験制度は改定されることがあります。最新の情報は試験実施団体の公式サイトでご確認ください。