危険物取扱者甲種の難易度は?合格率・勉強時間・受験資格まとめ

危険物取扱者甲種の難易度と合格率を、試験の実施形態や必要な学習時間とあわせて整理しました。受験を検討している段階で、まず全体像を把握するための記事です。

危険物取扱者甲種の基本データ

資格の種類 国家
難易度
合格率 30〜40%
標準学習時間 約200時間
学習期間の目安 4か月
試験の実施 年2〜6回(地域による)
受験資格 化学系の学歴または乙種の実務経験など
独学 可能
通信講座 あり

難易度をどう見るか

危険物取扱者甲種はに位置づけられます。

合格率は30〜40%です。ただし合格率だけで難易度を判断するのは危険で、受験者層の性質を合わせて見る必要があります。受験資格に実務経験が課される試験は、そもそも受験者が絞り込まれているため合格率が高く出やすく、逆に誰でも受験できる試験は記念受験が混ざるぶん合格率が低く出ます。

乙種と違い、全類の危険物を扱える。受験資格がある。

必要な学習時間

一般的な目安は約200時間です。1日1時間なら約7ヶ月、1日2時間なら約4ヶ月。平日1時間+休日3時間のペースなら約5ヶ月です。

学習期間の目安は4か月とされています。試験は年2〜6回(地域による)実施のため、逆算して学習開始時期を決めることになります。

受験資格

危険物取扱者甲種の受験には化学系の学歴または乙種の実務経験などが必要です。ここを満たしていないと、学習を進めても受験そのものができません。まず要件の充足状況を確認してください。

同じ分野の資格と比べると

技術・設備分野の35資格を学習時間で並べると、危険物取扱者甲種は24番目に位置します。もっとも軽いのはガス溶接技能講習(約14時間)、もっとも重いのは電験一種(約2,500時間)です。同じ分野でもここまで幅があるため、まず自分が確保できる学習時間から逆算して候補を絞るのが現実的です。

受験のタイミング

危険物取扱者甲種の試験は年2〜6回(地域による)実施されます。申込期間を逃すと受験できないため、日程は早めに確認してください。

費用の考え方

費用は「独学(教材費のみ)」か「通信講座」かで大きく変わります。独学ならテキストと過去問で済みますが、学習順序の設計と進捗管理を自分で背負うことになります。通信講座はその設計を買う選択です。学習時間の目安が約200時間である点を踏まえ、時間を金で買う価値があるかで判断してください。

取得後の仕事

すべての危険物の取扱い・保安監督。

あわせて検討されやすい資格

学習時間が近い第二種冷凍機械責任者(約200時間)、第二種電気工事士(約150時間)は、危険物取扱者甲種と並行または連続して狙われることがあります。出題範囲に重なりがある場合、2つ目以降の学習効率が上がります。

学習時間から逆算した計画

危険物取扱者甲種の標準的な学習時間は200時間です。週にどれだけ確保できるかで、必要な期間が変わります。

学習ペース 週あたり 必要な期間
平日1時間・休日3時間 11時間 約19週間(5か月)
平日2時間・休日5時間 20時間 約10週間(3か月)
1日3時間(短期集中) 21時間 約10週間(3か月)

一般的な学習期間は4か月とされています。試験は年2〜6回(地域による)実施されるため、次の試験日から逆算して開始時期を決めてください。標準時間はあくまで目安で、前提知識があれば短く、まったくの初学者であれば長くかかります。

学習時間が近い資格

危険物取扱者甲種と同じくらいの学習時間で取得を目指せる資格です。分野をまたいで組み合わせると、応募できる求人の幅が広がります。

資格 分野 学習時間 難易度
医療事務 医療・福祉 200時間 やや易
ネイリスト技能検定 美容 200時間 普通
賃貸不動産経営管理士 不動産 200時間 普通
基本情報技術者 IT・Web 200時間 普通
TOEIC 語学 200時間 スコア制

よくある誤解

「合格率が低い=自分には無理」ではない

危険物取扱者甲種の合格率は30〜40%です。合格率は受験者層によって変わります。受験要件のない資格は記念受験も含まれるため数字が下がり、実務経験が要件になっている資格は受験者の質が揃うため数字が上がります。合格率だけで難易度は測れません。

「標準学習時間どおりにやれば受かる」ではない

危険物取扱者甲種の標準は200時間とされていますが、これは平均的な前提知識を持つ人の目安です。関連する実務経験があれば短く、まったくの初学者であれば1.5倍前後を見ておくほうが現実的です。

「資格を取れば仕事が見つかる」とはかぎらない

資格は応募条件を満たすためのもので、採用の決め手になるとはかぎりません。求人票を先に見て、実際に求められている条件を確認してから学習を始めると、無駄がありません。

よくある質問

危険物取扱者甲種の合格率はどのくらいですか?

30〜40%です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。

危険物取扱者甲種は独学でも合格できますか?

可能です。必要な学習時間は約200時間が目安で、1日1時間なら約7ヶ月、1日2時間なら約4ヶ月。平日1時間+休日3時間のペースなら約5ヶ月です。

危険物取扱者甲種の試験はいつ実施されますか?

年2〜6回(地域による)です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。

技術・設備の関連資格

危険物取扱者甲種について実際によく調べられていること

検索されている質問のうち、危険物取扱者甲種に関係するものを6件取り上げて、このページのデータで答えます。

危険物取扱者甲種は独学で合格できますか?

危険物取扱者甲種は市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約200時間、難易度は「難」に分類しています。合格率は30〜40%。

独学で進める場合は、200時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら100日、1日1時間なら200日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。

危険物取扱者甲種は履歴書に書けますか?

書けます。危険物取扱者甲種は国家の資格です。国家資格は評価の基準がはっきりしているため、資格欄に正式名称で記載してください。

書くときは取得年月と正式名称をそろえます。取得前の段階なら「危険物取扱者甲種 年2〜6回(地域による)受験予定」と書く方法もあります。応募先の業務と関係が薄い資格を並べすぎると焦点がぼやけるため、関係するものから順に並べてください。

危険物取扱者甲種の合格率が30〜40%なのはなぜですか?

危険物取扱者甲種の難易度は「難」、合格率は30〜40%です。合格率が2〜4割の試験は、基準点に達すれば合格する絶対評価であることが多く、範囲を落とさず仕上げれば届く水準です。

乙種と違い、全類の危険物を扱える。受験資格がある。なお合格率は年度ごとに上下します。1年分の数字ではなく、複数年の傾向で見てください。

危険物取扱者甲種を取れば仕事に困らなくなりますか?

資格そのものが仕事を保証するわけではありません。危険物取扱者甲種について言えるのは、乙種と違い、全類の危険物を扱える。受験資格がある。という点です。

判断材料として見るべきは、①その資格がないとできない業務があるか(業務独占)、②求人票で名称が指定されているか、③実務経験と組み合わせて評価されるか、の3点です。危険物取扱者甲種は国家のため、①②に当てはまる場面があります。

危険物取扱者甲種は何ヶ月くらいで取れますか?

標準的な学習期間は4か月、必要な学習時間は約200時間です。

1日あたりの学習時間 かかる日数 おおよその期間
1時間 200日 約7ヶ月
2時間 100日 約3ヶ月
3時間 67日 約2ヶ月

試験は年2〜6回(地域による)のため、日程から逆算して開始時期を決めてください。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見て回を選べます。

働きながら危険物取扱者甲種を目指せますか?

約200時間を平日1時間+土日3時間ずつで積むと、週11時間で約19週間(4ヶ月)です。標準期間の4か月とおおむね一致します。

短期で仕上げられる量です。まとまった休みを1回はさむと一気に進みます。試験は年2〜6回(地域による)です。

危険物取扱者甲種を決める前に確認すること

あとから「聞いていない」となりやすい点を5つ並べました。上から順に確認してください。

確認すること 見るポイント
受験資格 危険物取扱者甲種は国家資格です。学歴・実務経験の要件がないかを、実施団体の受験案内で必ず確認してください。要件を満たすまでに年単位でかかることがあります。
独学か講座か 危険物取扱者甲種は独学でも対応できます。対応する講座があるため、費用と時間のどちらを優先するかで選んでください。
受験地 試験地が限られる資格では、移動と宿泊の費用が上乗せになります。会場は実施団体の公表内容で確認してください。
試験日程と申込期限 試験は年2〜6回(地域による)です。申込はおおむね試験の2〜3ヶ月前に締め切られます。複数回ある場合も、回ごとに締め切りが異なります。
学習時間を確保できるか 約200時間が必要です。1日2時間なら100日。週あたり何時間出せるかを先に決めてください。

つまずきやすいところと、その避け方

テキストを一周してから過去問に入る

範囲を全部覚えてから問題に移ろうとすると、最初のほうを忘れた状態で終盤に着きます。約200時間の学習では、後半ほど前半の記憶が薄れます。

避け方:1章ごとにその章の過去問を解いてください。問われ方を早く知るほど、覚える範囲を絞れます。

受験資格を確認しないまま学習を始める

学歴や実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位でかかる資格もあります。

避け方:学習を始める前に実施団体の受験案内を読み、要件を満たしているかを確認してください。

教材を増やしすぎる

不安から複数の教材に手を出すと、どれも中途半端になります。範囲は同じでも構成が違うため、切り替えのたびに時間を失います。

避け方:メイン教材を1冊に決め、足りない部分だけ別で補ってください。過去問だけは複数年分そろえます。

このページに出てくる用語

用語 意味
合格率 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。
受験資格 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

技術・設備の35資格を1枚の表で見る

危険物取扱者甲種を含む技術・設備の全35資格を、難易度・合格率・学習時間・種別・独学で並べました。標準学習時間の小さい順です。横並びにすると、危険物取扱者甲種がどのあたりに位置するのかが一目で分かります。

難易度 合格率 学習時間 種別 独学
ガス溶接技能講習 ほぼ全員 14時間 国家 不可
高所作業車運転技能講習 ほぼ全員 17時間 国家 不可
小型移動式クレーン運転技能講習 ほぼ全員 20時間 国家 不可
玉掛け技能講習 ほぼ全員 21時間 国家 不可
危険物取扱者丙種 50〜60% 30時間 国家
フォークリフト運転技能講習 ほぼ全員 35時間 国家 不可
危険物取扱者乙種1類 60〜70% 40時間 国家
危険物取扱者乙種2類 65〜75% 40時間 国家
危険物取扱者乙種3類 65〜75% 40時間 国家
危険物取扱者乙種5類 65〜75% 40時間 国家
危険物取扱者乙種6類 65〜75% 40時間 国家
危険物取扱者乙種4類 やや易 30〜40% 60時間 国家
消防設備士乙種7類 55〜65% 60時間 国家
ボイラー技士2級 やや易 50〜60% 80時間 国家
消防設備士乙種6類 やや易 35〜40% 80時間 国家
クレーン・デリック運転士 やや易 55〜65% 80時間 国家
消防設備士乙種4類 35〜45% 80時間 国家
第三種冷凍機械責任者 やや易 30〜45% 100時間 国家
毒物劇物取扱責任者 35〜50% 100時間 国家
消防設備士甲種1類 25〜35% 120時間 国家
消防設備士甲種4類 30〜40% 120時間 国家
第二種電気工事士 普通 筆記60%/技能70% 150時間 国家
ボイラー技士1級 50〜60% 150時間 国家
危険物取扱者甲種 30〜40% 200時間 国家
第二種冷凍機械責任者 30〜40% 200時間 国家
第一種電気工事士 やや難 筆記50%/技能60% 300時間 国家
高圧ガス製造保安責任者(乙種機械) 25〜35% 300時間 国家
公害防止管理者(大気1種) 20〜30% 300時間 国家
公害防止管理者(水質1種) 25〜35% 300時間 国家
ボイラー技士特級 25〜35% 400時間 国家
第一種冷凍機械責任者 25〜35% 400時間 国家
エネルギー管理士 20〜30% 400時間 国家
電験三種 難関 10〜15% 1,000時間 国家
電験二種 10〜15% 1,500時間 国家
電験一種 5〜10% 2,500時間 国家

この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。危険物取扱者甲種の行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。

危険物取扱者甲種のデータを一項目ずつ読む

ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。

難易度:難

このサイトでは標準学習時間と合格率をもとに6段階で分けています。「難」は、同じ分野のなかでどのあたりかを示す目安です。絶対的な難しさではありません。

合格率:30〜40%

合格率は受験者層で動きます。受験資格が厳しい試験は準備した人だけが受けるため高く出て、誰でも受けられる試験は低く出ます。年度ごとの上下も大きいので、1年分の数字で判断しないでください。

標準学習時間:約200時間

1日2時間なら100日、1日1時間なら200日です。この数字は「ゼロから始めて合格水準に届くまで」の目安で、関連する知識があれば短くなります。

学習期間:4か月

標準学習時間を無理のないペースで割ったときの期間です。4か月という数字は、週にどれだけ時間を出せるかで前後します。試験日から逆算して開始時期を決めてください。

試験:年2〜6回(地域による)

受験機会が複数あります。仕上がり具合を見てから受験回を選べるので、1回目を経験として使う進め方もできます。

種別:国家

法令にもとづく資格です。合格後に名簿への登録を求められるものがあり、登録料や年会費が別にかかることがあります。

独学の可否:可

市販の教材だけでも合格を狙えます。ただし学習の順序と進み具合は自分で管理することになります。

講座の有無:あり

対応する講座があります。費用をかけて時間を買うか、教材費だけに抑えるかの選択ができます。

技術・設備のほかの資格を短く見る

危険物取扱者甲種と同じ技術・設備にある資格を、標準学習時間の順にひとつずつ。危険物取扱者甲種が合わないと感じたときに、次にどれを見ればよいかの当たりがつきます。

ガス溶接技能講習(約14時間)

講習の受講で取得できる。試験対策より日程調整が要る。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−186時間。

高所作業車運転技能講習(約17時間)

設備・電気工事で使う。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−183時間。

小型移動式クレーン運転技能講習(約20時間)

玉掛けとセットで取ることが多い。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−180時間。

玉掛け技能講習(約21時間)

建設・製造の現場で必須。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−179時間。

危険物取扱者丙種(約30時間)

扱える範囲は限られるが、受験資格がなく短期間で取れる。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−170時間。

フォークリフト運転技能講習(約35時間)

物流・製造で求人が多い。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−165時間。

危険物取扱者乙種1類(約40時間)

乙4を持っていると法令と物理化学が免除される。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−160時間。

危険物取扱者乙種2類(約40時間)

硫黄・マグネシウムなど。乙4取得後に受ける人が多い。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−160時間。

危険物取扱者乙種3類(約40時間)

ナトリウム・リチウムなど。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−160時間。

危険物取扱者乙種5類(約40時間)

有機過酸化物・硝酸エステルなど。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−160時間。

危険物取扱者乙種6類(約40時間)

硝酸・過酸化水素など。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−160時間。

危険物取扱者乙種4類(約60時間)

受験者数が非常に多い入門国家資格。ガソリンスタンドやタンクローリーで需要がある。

危険物取扱者甲種との差:標準学習時間で−140時間。

このページの数字の出どころと、確かめ方

このページに出している数字は、297資格を19分類に整理したデータベースから引いています。危険物取扱者甲種だけを個別に調べて書いたものではなく、全297資格を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。

この記事の数字 性質 確かめ方
危険物取扱者甲種の標準学習時間 公表値や一般に知られている水準の目安 実施団体が公表している受験案内と試験結果で確認できます
順位・中央値・四分位 このサイトのデータベース内での計算値 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます
比較表の他の資格 同じ形式で揃えた同一データベースの値 各資格の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます
制度・要件の説明 公表されている制度の内容を整理したもの 受験資格・免除・登録の要件は、実施団体の公式発表が一次情報です

数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。

それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。

危険物取扱者甲種にするかどうかの分かれ目

ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。

約200時間を出せるか

1日2時間なら100日、1日1時間なら200日です。平日1時間+土日3時間ずつなら週11時間で、約19週間かかります。まず週に何時間出せるかを決めてください。

「いいえ」なら:同じ技術・設備のなかでより軽い資格から入るか、受験回を1つ後ろにずらして学習期間を延ばしてください。時間が足りないまま突っ込むと、直前期の負荷だけが跳ね上がります。

受験資格を満たしているか

危険物取扱者甲種は国家資格です。学歴・実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかる資格もあります。

「いいえ」なら:実施団体の受験案内を先に読み、要件を満たすまでに何年かかるかを計算してください。その年数を織り込めないなら、要件のない資格に切り替える判断になります。

試験日から逆算できているか

試験は年2〜6回(地域による)です。受験機会が複数あるので、回ごとの締め切りを確認してください。

「いいえ」なら:先に受験日を決めて、そこから約200時間を割り付け直してください。開始時期が決まれば、いま始めるべきかどうかも決まります。

危険物取扱者甲種について、さらに調べられていること

上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを6件足しました。

40代・50代から危険物取扱者甲種を目指すのは遅いですか?

危険物取扱者甲種に年齢の制限はありません。判断材料になるのは、学習に必要な約200時間を確保できるかどうかです。1日1.5時間なら134日、およそ4ヶ月かかります。

危険物取扱者甲種は学習時間が全体の48%の位置で、比較的取り組みやすい部類です。まず1つ目として選ばれることが多い水準です。

危険物取扱者甲種は国家資格ですか?

危険物取扱者甲種は国家です。国家資格は法令にもとづいて実施され、合格後に登録を求められるものもあります。

区分は評価のされ方に影響します。求人票で名称が指定されることがあります。乙種と違い、全類の危険物を扱える。受験資格がある。

危険物取扱者甲種の試験は年に何回ありますか?

危険物取扱者甲種の試験は年2〜6回(地域による)です。実施日程は実施団体の公表内容で確認してください。

学習に必要なのは約200時間です。試験日から逆算し、1日2時間のペースなら4ヶ月前には始めておくと余裕があります。

危険物取扱者甲種は通信講座を使ったほうがいいですか?

危険物取扱者甲種は講座と独学のどちらでも対応できます。判断は、学習時間の約200時間を自分で組み立てられるかどうかで決めてください。

選ぶ基準 独学が向く 講座が向く
学習順序 自分でテキストを選び、順序を決められる 何から手をつけるかで迷いたくない
質問対応 調べれば解決できる、または周囲に聞ける つまずいたときに聞ける相手がほしい
期間 4か月を自力で管理できる 締め切りがあるほうが進む
費用 教材費のみに抑えたい 時間を買う前提で費用をかけられる

合格率は30〜40%。基準点に達すれば合格する型の試験なので、教材を絞って回数を重ねる進め方が効きます。

技術・設備の資格ではどれがいちばん難しいですか?

技術・設備に分類している35資格を標準学習時間の順に並べると、いちばん軽いのがガス溶接技能講習(約14時間)、いちばん重いのが電験一種(約2,500時間)です。

資格 学習時間 合格率 難易度
ガス溶接技能講習 14時間 ほぼ全員
高所作業車運転技能講習 17時間 ほぼ全員
小型移動式クレーン運転技能講習 20時間 ほぼ全員
玉掛け技能講習 21時間 ほぼ全員
危険物取扱者丙種 30時間 50〜60%
フォークリフト運転技能講習 35時間 ほぼ全員
危険物取扱者乙種1類 40時間 60〜70%
危険物取扱者乙種2類 40時間 65〜75%
危険物取扱者乙種3類 40時間 65〜75%
危険物取扱者乙種5類 40時間 65〜75%
危険物取扱者乙種6類 40時間 65〜75%
危険物取扱者乙種4類 60時間 30〜40% やや易
消防設備士乙種7類 60時間 55〜65%
ボイラー技士2級 80時間 50〜60% やや易
消防設備士乙種6類 80時間 35〜40% やや易
クレーン・デリック運転士 80時間 55〜65% やや易
消防設備士乙種4類 80時間 35〜45%
第三種冷凍機械責任者 100時間 30〜45% やや易
毒物劇物取扱責任者 100時間 35〜50%
消防設備士甲種1類 120時間 25〜35%
消防設備士甲種4類 120時間 30〜40%
第二種電気工事士 150時間 筆記60%/技能70% 普通
ボイラー技士1級 150時間 50〜60%
危険物取扱者甲種 200時間 30〜40%
第二種冷凍機械責任者 200時間 30〜40%
第一種電気工事士 300時間 筆記50%/技能60% やや難
高圧ガス製造保安責任者(乙種機械) 300時間 25〜35%
公害防止管理者(大気1種) 300時間 20〜30%
公害防止管理者(水質1種) 300時間 25〜35%
ボイラー技士特級 400時間 25〜35%
第一種冷凍機械責任者 400時間 25〜35%
エネルギー管理士 400時間 20〜30%
電験三種 1,000時間 10〜15% 難関
電験二種 1,500時間 10〜15%
電験一種 2,500時間 5〜10%

危険物取扱者甲種はこのなかで24番目です。学習時間と合格率は必ずしも一致しません。時間が短くても合格率が低い試験は、範囲は狭いが問われ方が厳しいということです。

危険物取扱者甲種の前に取っておくとよい資格はありますか?

同じ物差しで見て、危険物取扱者甲種(約200時間)よりひとつ手前にあるのがFP2級(約200時間・金融)です。

分野は違いますが、学習の進め方そのものに慣れる目的では使えます。まず200時間規模で一度合格を経験しておくと、200時間の計画が立てやすくなります。

このページの用語を、もう一歩詳しく

本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。

受験資格

受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

ここを確認せずに学習を始めると、仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかるものがあります。

実務経験

定められた業務に一定期間従事した経歴。受験資格や登録要件として求められることがある。

危険物取扱者甲種の記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

通信講座

教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。

危険物取扱者甲種の記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

※ 合格率・試験日程・受験資格は変更されることがあります。受験の際は必ず試験実施団体の公式情報をご確認ください。

危険物取扱者甲種は、どうやって取るのがいいか

同じ資格でも、独学・通信講座・通学のどれを選ぶかで、かかる期間も費用も変わります。危険物取扱者甲種は独学でいけるに分類しています。判断の材料は、標準の勉強時間が約200時間であること、合格率が30〜40%であること、受験資格に条件があります(化学系の学歴または乙種の実務経験など)、の3つです。

取り方 向いている人 つまずきやすいところ
独学 自分で計画を立てて続けられる人。費用を最小限にしたい人 分からないところで止まったとき、聞ける相手がいない
通信講座 働きながら、決まった順序で進めたい人 教材が届いても手を付けないまま終わることがある
通学 強制力がほしい人。実技や実習の練習が要る資格 通う時間が固定される。費用はいちばん高い

危険物取扱者甲種の場合は、市販のテキストと過去問で最後まで行けます。費用を抑えたい場合はここから始めて、行き詰まったときだけ講座を足すのが無駄がありません。

費用はここには書いていません。講座ごとに幅があり、割引の有無や教材の範囲で総額が変わるためです。実際の金額は、各社の資料請求か公式ページでご確認ください。

危険物取扱者甲種の講座を比べる

通信講座は、教材の範囲・添削の回数・質問できる期間が会社によって違います。同じ資格でも総額が変わるので、2〜3社の資料を並べてから決めてください。

まず危険物取扱者甲種のデータを確認する

危険物取扱者甲種を取ったあと、どう使うか

資格は取ることが目的ではないので、取ったあとに何につながるかを先に見ておいてください。危険物取扱者甲種は、掲載データのうえでは次の使い方に向いています。

  • 転職に使う:求人の応募条件に書かれていることがあります。実務未経験でも、応募できる求人の幅が変わります。
  • 資格手当を狙う:法令上の位置づけがあるので、資格手当や報奨金の対象になっている職場があります。就業規則を確認してください。
  • いまの職場で使う:国家・公的の資格なので、社内の評価や担当替えの根拠として通りやすい種類です。
  • 現場で手を動かす:現場仕事に直結します。実技の比重が高いので、手を動かす練習の時間を別に見ておいてください。

法令上の位置づけは必置です。事業所に必ず置かなければならない資格です。人数の要件があるぶん、求人が途切れにくい種類です。

危険物取扱者甲種を取ったあと、その仕事に就きたい場合

危険物取扱者甲種は必置なので、求人の応募条件に書かれていることがあります。取ってから探すより、どんな求人があるかを先に見ておくほうが、勉強の途中で目的を見失いにくくなります。技術・設備の分野で、どの職種がこの資格を求めているかを確認してください。

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