ペットシッターになるには?受験資格・学習ルート・期間を解説

ペットシッターになるには何が必要か。受験資格・学習ルート・かかる期間を順を追って整理しました。

全体の流れ

ペットシッターに受験資格はありません。誰でも受験できるため、学習を始めた時点でスタートラインに立てます。

試験は随時実施されます。学習期間の目安が3ヶ月なので、直近の試験日から逆算して開始時期を決めるのが現実的です。

基本データ

資格の種類 民間
難易度
合格率 80%前後
標準学習時間 約60時間
学習期間の目安 3ヶ月
試験の実施 随時
受験資格 なし
独学 可能
通信講座 あり

学習ルートの選び方

ペットシッターは独学での合格が可能な試験です。市販のテキストと過去問で対策できるため、費用を抑えたい場合は独学から始める選択肢があります。

通信講座も選択肢になります。独学との違いは、教材選びと学習順序を自分で組み立てる必要がない点、そして質問対応や添削で疑問を放置せずに済む点です。費用と時間のどちらを優先するかで判断が分かれます。

学習時間の見積もり

必要な学習時間は約60時間が目安です。1日1時間なら約2ヶ月、1日2時間なら約1ヶ月が目安です。

受験のタイミングをどう決めるか

ペットシッターは随時実施のため、受験日を自分で決められます。学習が仕上がったタイミングで申し込めるので、「試験日に間に合わせる」というプレッシャーが小さいのが利点です。逆に締切がないぶん先延ばしになりやすいので、学習開始時点で受験予定日を決めて申し込んでしまうのが有効です。

費用の見積もり

費用は「独学(教材費のみ)」か「通信講座」かで大きく変わります。独学ならテキストと過去問で済みますが、学習順序の設計と進捗管理を自分で背負うことになります。通信講座はその設計を買う選択です。学習時間の目安が約60時間である点を踏まえ、時間を金で買う価値があるかで判断してください。

資格取得後にできること

飼い主の留守中のペットの世話。開業には動物取扱業の登録が必要で、資格はその要件充足に使われる。

ペット分野のなかでは、学習時間で見て4資格中1番目の位置づけです。同分野でより軽いところから入るならペットシッター(約60時間)という選択肢もあります。

取得までにかかる費用

ペットシッターの取得にかかる費用は、受験料だけではありません。実際に必要になる項目を整理します。

項目 目安 補足
受験料 数千円〜数万円 実施団体の公表額を確認してください
テキスト・問題集 3,000〜15,000円 独学の場合は必須。改訂版が出ていないか確認を
通信講座 数万円〜 使う場合。教育訓練給付の対象になることがあります
登録・免許の申請 資格による 合格後に別途必要になるものがあります
更新・講習 資格による 更新制の資格は継続的に費用がかかります

厚生労働省の教育訓練給付制度の対象講座であれば、受講費用の一部(20〜70%)が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、ハローワークで確認してください。

取得後にどう活かすか

ペットシッターが活かせる主な職場はペットショップ・動物病院・トリミングサロンです。愛玩動物看護師の国家資格化により、業界全体で資格の位置づけが整理されつつあります。

飼い主の留守中のペットの世話

資格は応募の入口を広げるものであって、それだけで採用が決まるわけではありません。ペットシッターを取ったうえで、実務でどう使うつもりかを説明できると評価につながります。

ペットのなかでの位置づけ

ペットに分類される4資格を学習時間の短い順に並べると、ペットシッターは1番目です。

資格 学習時間 難易度 独学
ペットシッター 60時間 可能
愛玩動物飼養管理士 80時間 やや易 難しい
ドッグトレーナー 100時間 やや易 可能
トリマー 200時間 やや易 難しい

同じ分野の資格は出題範囲が重なることがあります。近い資格を続けて受けると、学習の蓄積を活かせます。

ペットシッターについて、よく聞かれること

ペットシッターの合格率はどのくらいですか?

80%前後です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。

ペットシッターは独学でも合格できますか?

可能です。必要な学習時間は約60時間が目安で、1日1時間なら約2ヶ月、1日2時間なら約1ヶ月が目安です。

ペットシッターの試験はいつ実施されますか?

随時です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。

ペットの関連資格

ペットシッターについて実際によく調べられていること

検索されている質問のうち、ペットシッターに関係するものを6件取り上げて、このページのデータで答えます。

ペットシッターは何ヶ月くらいで取れますか?

標準的な学習期間は3ヶ月、必要な学習時間は約60時間です。

1日あたりの学習時間 かかる日数 おおよその期間
1時間 60日 約2ヶ月
2時間 30日 約1ヶ月
3時間 20日 約1ヶ月

試験は随時のため、日程から逆算して開始時期を決めてください。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見て回を選べます。

40代・50代からペットシッターを目指すのは遅いですか?

ペットシッターに年齢の制限はありません。判断材料になるのは、学習に必要な約60時間を確保できるかどうかです。1日1.5時間なら40日、およそ1ヶ月かかります。

ペットシッターは学習時間が全体の5%の位置で、比較的取り組みやすい部類です。まず1つ目として選ばれることが多い水準です。

ペットシッターの試験は年に何回ありますか?

ペットシッターの試験は随時です。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見てから受験回を決められます。1回目を経験として使う進め方もできます。

学習に必要なのは約60時間です。試験日から逆算し、1日1時間のペースなら2ヶ月前には始めておくと余裕があります。

ペットの資格ではどれがいちばん難しいですか?

ペットに分類している4資格を標準学習時間の順に並べると、いちばん軽いのがペットシッター(約60時間)、いちばん重いのがトリマー(約200時間)です。

資格 学習時間 合格率 難易度
ペットシッター 60時間 80%前後
愛玩動物飼養管理士 80時間 80%前後 やや易
ドッグトレーナー 100時間 70〜80% やや易
トリマー 200時間 団体による やや易

ペットシッターはこのなかで1番目です。学習時間と合格率は必ずしも一致しません。時間が短くても合格率が低い試験は、範囲は狭いが問われ方が厳しいということです。

ペットシッターは履歴書に書けますか?

書けます。ペットシッターは民間の資格です。民間資格は同名でも団体によって内容が違うことがあります。実施団体名を添えて書くと伝わります。

書くときは取得年月と正式名称をそろえます。取得前の段階なら「ペットシッター 随時受験予定」と書く方法もあります。応募先の業務と関係が薄い資格を並べすぎると焦点がぼやけるため、関係するものから順に並べてください。

ペットシッターは国家資格ですか?

ペットシッターは民間です。民間資格です。実施団体が独自の基準で認定しています。同じ分野に複数の団体が資格を出していることがあるため、どの団体のものかを確認してください。

区分は評価のされ方に影響します。求人票では区分より、実際に何ができるかで見られることが多い部類です。開業には動物取扱業の登録が必要で、資格はその要件充足に使われる。

合格率で見たペットシッターの位置

合格率は年度で上下しますが、水準の比較には使えます。合格率が分かっている93資格を小さい順に並べると、ペットシッター(80%前後)は下から82番目、全体の87%の位置にあります。中央値は45.0%、いちばん小さいものが4.5%、いちばん大きいものが92.5%です。

水準 合格率 該当
もっとも小さい 4.5% 司法書士
下から4分の1 21.0%
中央値 45.0%
上から4分の1 65.0%
ペットシッター 80.0% 全体の87%の位置
もっとも大きい 92.5% 歯科衛生士

上位4分の1に入ります。この帯は1年以上を見込む帯です。受験そのものより、学習を継続する仕組みづくりのほうが難所になります。

合格率がすぐ隣にあるのは愛玩動物飼養管理士(80%前後)と作業療法士(80〜88%)です。迷ったときはこの2つと並べると差が見えます。

ペットシッターを決める前に確認すること

あとから「聞いていない」となりやすい点を5つ並べました。上から順に確認してください。

確認すること 見るポイント
試験日程と申込期限 試験は随時です。申込はおおむね試験の2〜3ヶ月前に締め切られます。複数回ある場合も、回ごとに締め切りが異なります。
合格後に登録が必要か 民間・公的資格でも、認定証の発行や更新に費用がかかることがあります。更新の有無を確認してください。
独学か講座か ペットシッターは独学でも対応できます。対応する講座があるため、費用と時間のどちらを優先するかで選んでください。
科目合格の持ち越し 複数科目の試験では、合格科目を持ち越せる制度があることがあります。あれば複数年に分ける計画が組めます。開業には動物取扱業の登録が必要で、資格はその要件充足に使われる。
受験地 試験地が限られる資格では、移動と宿泊の費用が上乗せになります。会場は実施団体の公表内容で確認してください。

ペットシッターで失敗しやすい点と、避け方

教材を増やしすぎる

不安から複数の教材に手を出すと、どれも中途半端になります。範囲は同じでも構成が違うため、切り替えのたびに時間を失います。

避け方:メイン教材を1冊に決め、足りない部分だけ別で補ってください。過去問だけは複数年分そろえます。

合格率だけで難易度を判断する

合格率は受験者層で変わります。受験資格が厳しい試験は、準備した人だけが受けるため合格率が高く出ます。逆に誰でも受けられる試験は低く出ます。

避け方:合格率(80%前後)と標準学習時間(約60時間)の両方で見てください。ペットシッターの難易度は「易」に分類しています。

受験資格を確認しないまま学習を始める

学歴や実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位でかかる資格もあります。

避け方:学習を始める前に実施団体の受験案内を読み、要件を満たしているかを確認してください。

ペットシッターまわりで出てくる用語

用語 意味
合格率 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。
独学 講座を使わず市販テキストなどで学習する方法。費用は抑えられるが進捗の管理は自分で行う。

ペットの4資格を1枚の表で見る

ペットシッターを含むペットの全4資格を、難易度・合格率・学習時間・種別・独学で並べました。標準学習時間の小さい順です。横並びにすると、ペットシッターがどのあたりに位置するのかが一目で分かります。

難易度 合格率 学習時間 種別 独学
ペットシッター 80%前後 60時間 民間
愛玩動物飼養管理士 やや易 80%前後 80時間 民間 不可
ドッグトレーナー やや易 70〜80% 100時間 民間
トリマー やや易 団体による 200時間 民間 不可

この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。ペットシッターの行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。

数字で見たペットシッターの位置

標準学習時間が分かっている110資格を並べて、ペットシッターがどこにあるのかを細かく出しました。順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。散らばりまで見ると、その差が大きいのか小さいのかが判断できます。

見るもの 意味
ペットシッターの標準学習時間 約60時間 比べる基準になる数字
全体の平均 約452時間 極端な値に引っ張られる
全体の中央値 約200時間 実感に近いのはこちら
下から4分の1 約100時間 これ以下なら軽い部類
上から4分の1 約500時間 これ以上なら重い部類
上位1割の入口 約1,000時間 ここから先は例外的
散らばり(標準偏差) 約640時間 平均からどれだけ離れるのが普通か

ペットシッターは下から11番目(全体の5%)です。平均との差は約392時間で、散らばり1つ分を下回っています(-0.61)。全体の真ん中あたりで、標準的な水準です。

平均と中央値の差にも意味があります。ここでは平均約452時間に対して中央値約200時間で、平均のほうが高く出ています。一部の大きな値に引っ張られているので、平均を目安にすると実際より高く見積もることになります。

ペットシッターと水準が近い資格

分類をまたいで、標準学習時間がペットシッター(約60時間)に近い資格を集めました。同じ分類のなかで比べるだけでは、その水準が全体のどのあたりなのかが見えません。違う分類の同じ水準を並べると、感覚がつかめます。

資格 分類 標準学習時間 特徴
調剤薬局事務 医療・福祉 約60時間 通信講座と認定がセットのものが主流。医療事務との併願が一般的。
歯科助手 医療・福祉 約60時間 無資格でも就業できるが、認定があると未経験からの採用で優遇されやすい。
メンタルヘルス・マネジメント検定 心理 約60時間 企業の人事・管理職の受験が多い。II種(ラインケアコース)が最も受験者が多い。
危険物取扱者乙種4類 技術・設備 約60時間 受験者数が非常に多い入門国家資格。ガソリンスタンドやタンクローリーで需要がある。
日本化粧品検定 美容 約60時間 美容部員や美容ライターの受験が多い。成分の知識が実務で直接効く。
秘書検定 ビジネス 約60時間 就活生の受験が多い。ビジネスマナーを体系的に整理する用途で選ばれる。

同じ水準でも、分類が違えば中身は別物です。調剤薬局事務とペットシッターは数字の上では近くても、医療・福祉とペットでは前提が違います。数字が近いことは「置き換えられる」という意味ではありません。何を得るためにその数字を払うのかで判断してください。

ペットシッターより軽いもの・重いもの

ペットシッターを真ん中に置いて、標準学習時間が前後にある資格を並べました。いまの候補が重すぎると感じたら左の表へ、物足りなければ右の表へ移る、という探し方ができます。

ペットシッターより軽い5資格

資格 分類 標準学習時間 ペットシッターとの差
危険物取扱者乙種4類 技術・設備 約60時間 同じ
メンタルヘルス・マネジメント検定 心理 約60時間 同じ
歯科助手 医療・福祉 約60時間 同じ
調剤薬局事務 医療・福祉 約60時間 同じ
唎酒師 食・栄養 約40時間 −20時間

ペットシッターより重い5資格

資格 分類 標準学習時間 ペットシッターとの差
日本化粧品検定 美容 約60時間 同じ
秘書検定 ビジネス 約60時間 同じ
野菜ソムリエ 食・栄養 約70時間 +10時間
Webデザイナー検定 IT・Web 約80時間 +20時間
心理カウンセラー 心理 約80時間 +20時間

ひとつ隣に動かすと、標準学習時間は下側で同じ、上側で同じ動きます。段階的に見ると、いまの選択がどれだけ思い切ったものなのかが分かります。

分類ごとの水準と、ペットの位置

このサイトで扱っている18分類を、標準学習時間の中央値で並べました。ペットシッターが属するペットは15番目です。まずどの分類を見るべきかを決めると、そのあとの比較が短くて済みます。

分類 資格数 いちばん低い 中央 いちばん高い
法律・労務 4 約800時間 約3,000時間 約3,000時間
会計 6 約100時間 約800時間 約3,500時間
不動産 6 約200時間 約500時間 約2,500時間
労務・安全 3 約100時間 約500時間 約500時間
医療・福祉 15 約60時間 約400時間 約1,200時間
住宅・建築 7 約100時間 約300時間 約1,200時間
語学 8 約200時間 約250時間 約600時間
美容 6 約40時間 約200時間 約900時間
心理 5 約60時間 約200時間 約1,000時間
金融 4 約80時間 約150時間 約600時間
経営 3 約100時間 約150時間 約1,000時間
人材 3 約100時間 約150時間 約300時間
食・栄養 6 約40時間 約150時間 約500時間
教育・保育 3 約80時間 約100時間 約600時間
ペット 4 約60時間 約100時間 約200時間
IT・Web 13 約40時間 約100時間 約500時間
技術・設備 8 約60時間 約100時間 約1,000時間
ビジネス 6 約40時間 約100時間 約400時間

分類ごとに水準が違うのは、分野ごとに、覚える範囲の広さと、資格がないとできない業務があるかどうかが違うためです。分類をまたいで数字だけを比べても意味がありません。同じ分類のなかで比べたうえで、分類そのものを選び直せるかどうかを考えてください。

ペットシッターのデータを一項目ずつ読む

ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。

難易度:易

このサイトでは標準学習時間と合格率をもとに6段階で分けています。「易」は、同じ分野のなかでどのあたりかを示す目安です。絶対的な難しさではありません。

合格率:80%前後

合格率は受験者層で動きます。受験資格が厳しい試験は準備した人だけが受けるため高く出て、誰でも受けられる試験は低く出ます。年度ごとの上下も大きいので、1年分の数字で判断しないでください。

標準学習時間:約60時間

1日2時間なら30日、1日1時間なら60日です。この数字は「ゼロから始めて合格水準に届くまで」の目安で、関連する知識があれば短くなります。

学習期間:3ヶ月

標準学習時間を無理のないペースで割ったときの期間です。3ヶ月という数字は、週にどれだけ時間を出せるかで前後します。試験日から逆算して開始時期を決めてください。

試験:随時

受験機会が複数あります。仕上がり具合を見てから受験回を選べるので、1回目を経験として使う進め方もできます。

種別:民間

民間の団体が独自の基準で認定しています。同じ分野に複数の団体が資格を出していることがあるため、どの団体のものかを確認してください。

独学の可否:可

市販の教材だけでも合格を狙えます。ただし学習の順序と進み具合は自分で管理することになります。

講座の有無:あり

対応する講座があります。費用をかけて時間を買うか、教材費だけに抑えるかの選択ができます。

ペットのほかの資格を短く見る

ペットシッターと同じペットにある資格を、標準学習時間の順にひとつずつ。ペットシッターが合わないと感じたときに、次にどれを見ればよいかの当たりがつきます。

愛玩動物飼養管理士(約80時間)

ペット業界で広く認知されている。動物取扱責任者の要件を満たす資格の一つ。

ペットシッターとの差:標準学習時間で+20時間。

ドッグトレーナー(約100時間)

認定団体が複数あり、通信講座とセットの認定が主流。実技経験の有無で就業先が変わる。

ペットシッターとの差:標準学習時間で+40時間。

トリマー(約200時間)

実技が中心のためスクーリングが前提になる。独学だけで完結しにくい。

ペットシッターとの差:標準学習時間で+140時間。

ペットシッターの数字は、どこから来ているか

このページに出している数字は、110資格を18分類に整理したデータベースから引いています。ペットシッターだけを個別に調べて書いたものではなく、全110資格を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。

この記事の数字 性質 確かめ方
ペットシッターの標準学習時間 公表値や一般に知られている水準の目安 実施団体が公表している受験案内と試験結果で確認できます
順位・中央値・四分位 このサイトのデータベース内での計算値 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます
比較表の他の資格 同じ形式で揃えた同一データベースの値 各資格の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます
制度・要件の説明 公表されている制度の内容を整理したもの 受験資格・免除・登録の要件は、実施団体の公式発表が一次情報です

数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。

それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。

ペットシッターにするかどうかの分かれ目

ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。

約60時間を出せるか

1日2時間なら30日、1日1時間なら60日です。平日1時間+土日3時間ずつなら週11時間で、約6週間かかります。まず週に何時間出せるかを決めてください。

「いいえ」なら:同じペットのなかでより軽い資格から入るか、受験回を1つ後ろにずらして学習期間を延ばしてください。時間が足りないまま突っ込むと、直前期の負荷だけが跳ね上がります。

受験資格を満たしているか

ペットシッターは民間資格です。学歴・実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかる資格もあります。

「いいえ」なら:実施団体の受験案内を先に読み、要件を満たすまでに何年かかるかを計算してください。その年数を織り込めないなら、要件のない資格に切り替える判断になります。

試験日から逆算できているか

試験は随時です。受験機会が複数あるので、回ごとの締め切りを確認してください。

「いいえ」なら:先に受験日を決めて、そこから約60時間を割り付け直してください。開始時期が決まれば、いま始めるべきかどうかも決まります。

ペットシッターについて、さらに調べられていること

上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを5件足しました。

ペットシッターは独学で合格できますか?

ペットシッターは市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約60時間、難易度は「易」に分類しています。合格率は80%前後。

独学で進める場合は、60時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら30日、1日1時間なら60日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。

働きながらペットシッターを目指せますか?

約60時間を平日1時間+土日3時間ずつで積むと、週11時間で約6週間(1ヶ月)です。標準期間の3ヶ月とおおむね一致します。

短期で仕上げられる量です。まとまった休みを1回はさむと一気に進みます。試験は随時です。

ペットシッターの合格率が80%前後なのはなぜですか?

ペットシッターの難易度は「易」、合格率は80%前後です。合格率が高い試験は、基準点に達した人が全員合格する絶対評価であることが多く、範囲どおりに学習すれば到達できる水準です。

開業には動物取扱業の登録が必要で、資格はその要件充足に使われる。なお合格率は年度ごとに上下します。1年分の数字ではなく、複数年の傾向で見てください。

ペットシッターは通信講座を使ったほうがいいですか?

ペットシッターは講座と独学のどちらでも対応できます。判断は、学習時間の約60時間を自分で組み立てられるかどうかで決めてください。

選ぶ基準 独学が向く 講座が向く
学習順序 自分でテキストを選び、順序を決められる 何から手をつけるかで迷いたくない
質問対応 調べれば解決できる、または周囲に聞ける つまずいたときに聞ける相手がほしい
期間 3ヶ月を自力で管理できる 締め切りがあるほうが進む
費用 教材費のみに抑えたい 時間を買う前提で費用をかけられる

合格率は80%前後。基準点に達すれば合格する型の試験なので、教材を絞って回数を重ねる進め方が効きます。

ペットシッターを取れば仕事に困らなくなりますか?

資格そのものが仕事を保証するわけではありません。ペットシッターについて言えるのは、開業には動物取扱業の登録が必要で、資格はその要件充足に使われる。という点です。

判断材料として見るべきは、①その資格がないとできない業務があるか(業務独占)、②求人票で名称が指定されているか、③実務経験と組み合わせて評価されるか、の3点です。ペットシッターは民間のため、①には当てはまりません。③の組み合わせで見られることが多い部類です。

ペットシッターで出てきた言葉の中身

本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。

ペットシッターの受験資格

受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。

ここを確認せずに学習を始めると、仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかるものがあります。

登録

試験合格後に名簿へ登録して初めて資格者として活動できる仕組み。登録料が別途かかる。

ペットシッターの記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。

国家資格

法律にもとづいて国または国から委任された機関が認定する資格。名称独占や業務独占をともなうものがある。

区分を取り違えると、求人票の要件を満たしているつもりで満たしていない、ということが起きます。

※ 受験資格や試験制度は改定されることがあります。最新の情報は試験実施団体の公式サイトでご確認ください。