Webデザイナー検定の難易度と合格率を、試験の実施形態や必要な学習時間とあわせて整理しました。受験を検討している段階で、まず全体像を把握するための記事です。
Webデザイナー検定の基本データ
| 資格の種類 | 民間 |
|---|---|
| 難易度 | やや易 |
| 合格率 | 60〜70% |
| 標準学習時間 | 約80時間 |
| 学習期間の目安 | 3ヶ月 |
| 試験の実施 | 年2回 |
| 受験資格 | なし |
| 独学 | 可能 |
| 通信講座 | あり |
難易度をどう見るか
Webデザイナー検定はやや易に位置づけられます。計画的に学習すれば独学でも十分に対応できる水準です。
合格率は60〜70%です。ただし合格率だけで難易度を判断するのは危険で、受験者層の性質を合わせて見る必要があります。受験資格に実務経験が課される試験は、そもそも受験者が絞り込まれているため合格率が高く出やすく、逆に誰でも受験できる試験は記念受験が混ざるぶん合格率が低く出ます。
資格そのものより制作物の質が採用で見られる。学習の道筋づけとして機能する。
必要な学習時間
一般的な目安は約80時間です。1日1時間なら約3ヶ月、1日2時間なら約2ヶ月が目安です。
学習期間の目安は3ヶ月とされています。試験は年2回実施のため、逆算して学習開始時期を決めることになります。
受験資格
Webデザイナー検定に受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。学歴・実務経験を問われないため、思い立った時点で学習を始められるのが利点です。
同じ分野の資格と比べると
IT・Web分野の33資格を学習時間で並べると、Webデザイナー検定は11番目に位置します。もっとも軽いのはMOS(約40時間)、もっとも重いのはITストラテジスト(約800時間)です。同じ分野でもここまで幅があるため、まず自分が確保できる学習時間から逆算して候補を絞るのが現実的です。
受験のタイミング
Webデザイナー検定は年2回実施されます。1回目で届かなくても同じ年度内に再挑戦できるため、「まず1回受けて本番の感覚を掴む」という戦い方も選べます。
費用の考え方
費用は「独学(教材費のみ)」か「通信講座」かで大きく変わります。独学ならテキストと過去問で済みますが、学習順序の設計と進捗管理を自分で背負うことになります。通信講座はその設計を買う選択です。学習時間の目安が約80時間である点を踏まえ、時間を金で買う価値があるかで判断してください。
取得後の仕事
Webサイトの設計と制作。ベーシックは基礎知識の確認に使う。
あわせて検討されやすい資格
学習時間が近いITパスポート(約80時間)、情報セキュリティマネジメント(約100時間)は、Webデザイナー検定と並行または連続して狙われることがあります。出題範囲に重なりがある場合、2つ目以降の学習効率が上がります。
受ける前に確かめること
受験資格はなし、標準学習時間は約80時間です。教材を買う前に順に確かめてください。
学習の計画を立てる
コピーして、自分の予定を書き込んでください。標準学習時間は前提知識で変わります。まず1週間やってみて、実際のペースで引き直すのが確実です。
【受ける資格】 Webデザイナー検定(民間) 【受験資格】 なし 【試験日】 年2回実施 / 受ける回:[ 年 月] 【学習時間】 標準 約80時間 週に使える時間:[ ]時間 / 必要な週数:[ ]週 始める日:[ 月 日] / 終わる日:[ 月 日] 【使う教材】 市販のテキストと過去問で進められます テキスト:[ ] / 過去問:[ ] 【1週目にやること】 [ ] 【1週目に実際にできた時間】[ ]時間 → ここで計画を引き直す
学習時間から逆算した計画
Webデザイナー検定の標準的な学習時間は80時間です。週にどれだけ確保できるかで、必要な期間が変わります。
| 学習ペース | 週あたり | 必要な期間 |
|---|---|---|
| 平日1時間・休日3時間 | 11時間 | 約8週間(2か月) |
| 平日2時間・休日5時間 | 20時間 | 約4週間(1か月) |
| 1日3時間(短期集中) | 21時間 | 約4週間(1か月) |
一般的な学習期間は3ヶ月とされています。試験は年2回実施されるため、次の試験日から逆算して開始時期を決めてください。標準時間はあくまで目安で、前提知識があれば短く、まったくの初学者であれば長くかかります。
IT・Webのなかでの位置づけ
IT・Webに分類される33資格を学習時間の短い順に並べると、Webデザイナー検定は11番目です。
| 資格 | 学習時間 | 難易度 | 独学 |
|---|---|---|---|
| MOS | 40時間 | 易 | 可能 |
| G検定 | 40時間 | やや易 | 可能 |
| Python3エンジニア認定基礎試験 | 40時間 | やや易 | 可能 |
| Microsoft Azure Fundamentals | 50時間 | 易 | 可能 |
| DXビジネス検定 | 50時間 | 易 | 可能 |
| AWS認定 クラウドプラクティショナー | 60時間 | 易 | 可能 |
| ウェブ解析士 | 60時間 | 易 | 可能 |
| Webクリエイター能力認定試験 | 60時間 | 易 | 可能 |
| 情報検定(J検)情報活用試験1級 | 60時間 | 易 | 可能 |
| Python3エンジニア認定データ分析試験 | 60時間 | 易 | 可能 |
| Webデザイナー検定 | 80時間 | やや易 | 可能 |
| ITパスポート | 80時間 | 易 | 可能 |
| 情報セキュリティマネジメント | 100時間 | やや易 | 可能 |
| AWS認定 ソリューションアーキテクト | 100時間 | 普通 | 可能 |
| ORACLE MASTER Silver SQL | 120時間 | 普 | 可能 |
| E資格 | 150時間 | 普通 | 難しい |
| LinuC レベル1 | 150時間 | 普 | 可能 |
| Google Cloud Associate Cloud Engineer | 150時間 | 普 | 可能 |
| 統計検定2級 | 150時間 | 普 | 可能 |
| 基本情報技術者 | 200時間 | 普通 | 可能 |
| CCNA | 250時間 | 普 | 可能 |
| LinuC レベル2 | 300時間 | 普 | 可能 |
| 応用情報技術者 | 400時間 | やや難 | 可能 |
| ネットワークスペシャリスト | 400時間 | 難関 | 可能 |
| データベーススペシャリスト | 400時間 | 難関 | 可能 |
| 統計検定準1級 | 400時間 | 難 | 可能 |
| 情報処理安全確保支援士 | 500時間 | 難関 | 可能 |
| ITサービスマネージャ | 600時間 | 鬼 | 可能 |
| エンベデッドシステムスペシャリスト | 600時間 | 鬼 | 可能 |
| システムアーキテクト | 700時間 | 鬼 | 可能 |
| プロジェクトマネージャ | 700時間 | 鬼 | 可能 |
| システム監査技術者 | 700時間 | 鬼 | 可能 |
| ITストラテジスト | 800時間 | 鬼 | 可能 |
同じ分野の資格は出題範囲が重なることがあります。近い資格を続けて受けると、学習の蓄積を活かせます。
学習時間が近い資格
Webデザイナー検定と同じくらいの学習時間で取得を目指せる資格です。分野をまたいで組み合わせると、応募できる求人の幅が広がります。
| 資格 | 分野 | 学習時間 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 心理カウンセラー | 心理 | 80時間 | やや易 |
| 証券外務員 | 金融 | 80時間 | やや易 |
| ボイラー技士2級 | 技術・設備 | 80時間 | やや易 |
| 消防設備士乙種6類 | 技術・設備 | 80時間 | やや易 |
| ITパスポート | IT・Web | 80時間 | 易 |
よくある誤解
「合格率が低い=自分には無理」ではない
Webデザイナー検定の合格率は60〜70%です。合格率は受験者層によって変わります。受験要件のない資格は記念受験も含まれるため数字が下がり、実務経験が要件になっている資格は受験者の質が揃うため数字が上がります。合格率だけで難易度は測れません。
「標準学習時間どおりにやれば受かる」ではない
Webデザイナー検定の標準は80時間とされていますが、これは平均的な前提知識を持つ人の目安です。関連する実務経験があれば短く、まったくの初学者であれば1.5倍前後を見ておくほうが現実的です。
「資格を取れば仕事が見つかる」とはかぎらない
資格は応募条件を満たすためのもので、採用の決め手になるとはかぎりません。求人票を先に見て、実際に求められている条件を確認してから学習を始めると、無駄がありません。
よくある質問
Webデザイナー検定の合格率はどのくらいですか?
60〜70%です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。
Webデザイナー検定は独学でも合格できますか?
可能です。必要な学習時間は約80時間が目安で、1日1時間なら約3ヶ月、1日2時間なら約2ヶ月が目安です。
Webデザイナー検定の試験はいつ実施されますか?
年2回です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。
IT・Webの関連資格
※ 合格率・試験日程・受験資格は変更されることがあります。受験の際は必ず試験実施団体の公式情報をご確認ください。