IELTSの難易度と合格率を、試験の実施形態や必要な学習時間とあわせて整理しました。受験を検討している段階で、まず全体像を把握するための記事です。
IELTSの基本データ
| 資格の種類 | 民間 |
|---|---|
| 難易度 | スコア制 |
| 合格率 | スコア制 |
| 標準学習時間 | 約250時間 |
| 学習期間の目安 | 6ヶ月 |
| 試験の実施 | 月に複数回 |
| 受験資格 | なし |
| 独学 | 可能 |
| 通信講座 | あり |
難易度をどう見るか
IELTSはスコア制に位置づけられます。合否ではなくスコアで評価されるため、目標スコアの設定が出発点になります。
合格率はスコア制です。ただし合格率だけで難易度を判断するのは危険で、受験者層の性質を合わせて見る必要があります。受験資格に実務経験が課される試験は、そもそも受験者が絞り込まれているため合格率が高く出やすく、逆に誰でも受験できる試験は記念受験が混ざるぶん合格率が低く出ます。
留学と移住の両方で使われる。話す試験が対面で行われる点がTOEFLとの違い。有効期限は2年。
必要な学習時間
一般的な目安は約250時間です。1日1時間なら約9ヶ月、1日2時間なら約5ヶ月。平日1時間+休日3時間のペースなら約6ヶ月です。
学習期間の目安は6ヶ月とされています。試験は月に複数回実施のため、逆算して学習開始時期を決めることになります。
IELTSの受験資格
IELTSに受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。学歴・実務経験を問われないため、思い立った時点で学習を始められるのが利点です。
同じ分野の資格と比べると
語学分野の8資格を学習時間で並べると、IELTSは5番目に位置します。もっとも軽いのはTOEIC(約200時間)、もっとも重いのは全国通訳案内士(約600時間)です。同じ分野でもここまで幅があるため、まず自分が確保できる学習時間から逆算して候補を絞るのが現実的です。
受験のタイミング
IELTSの試験は月に複数回実施されます。申込期間を逃すと受験できないため、日程は早めに確認してください。
費用の考え方
費用は「独学(教材費のみ)」か「通信講座」かで大きく変わります。独学ならテキストと過去問で済みますが、学習順序の設計と進捗管理を自分で背負うことになります。通信講座はその設計を買う選択です。学習時間の目安が約250時間である点を踏まえ、時間を金で買う価値があるかで判断してください。
取得後の仕事
留学・移住の出願で使う英語力の証明。アカデミックとジェネラルがある。
あわせて検討されやすい資格
学習時間が近いTOEFL iBT(約250時間)、TOEIC(約200時間)は、IELTSと並行または連続して狙われることがあります。出題範囲に重なりがある場合、2つ目以降の学習効率が上がります。
学習時間から逆算した計画
IELTSの標準的な学習時間は250時間です。週にどれだけ確保できるかで、必要な期間が変わります。
| 学習ペース | 週あたり | 必要な期間 |
|---|---|---|
| 平日1時間・休日3時間 | 11時間 | 約23週間(6か月) |
| 平日2時間・休日5時間 | 20時間 | 約13週間(4か月) |
| 1日3時間(短期集中) | 21時間 | 約12週間(3か月) |
一般的な学習期間は6ヶ月とされています。試験は月に複数回実施されるため、次の試験日から逆算して開始時期を決めてください。標準時間はあくまで目安で、前提知識があれば短く、まったくの初学者であれば長くかかります。
語学のなかでの位置づけ
語学に分類される8資格を学習時間の短い順に並べると、IELTSは5番目です。
| 資格 | 学習時間 | 難易度 | 独学 |
|---|---|---|---|
| TOEIC | 200時間 | スコア制 | 可能 |
| HSK | 200時間 | 級による | 可能 |
| 韓国語能力試験(TOPIK) | 200時間 | 級による | 可能 |
| TOEFL iBT | 250時間 | スコア制 | 可能 |
| IELTS | 250時間 | スコア制 | 可能 |
| 英検準1級 | 400時間 | やや難 | 可能 |
| 日本語教育能力検定 | 400時間 | やや難 | 可能 |
| 全国通訳案内士 | 600時間 | 難関 | 可能 |
同じ分野の資格は出題範囲が重なることがあります。近い資格を続けて受けると、学習の蓄積を活かせます。
学習時間が近い資格
IELTSと同じくらいの学習時間で取得を目指せる資格です。分野をまたいで組み合わせると、応募できる求人の幅が広がります。
| 資格 | 分野 | 学習時間 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 介護福祉士 | 医療・福祉 | 250時間 | 普通 |
| TOEFL iBT | 語学 | 250時間 | スコア制 |
| 医療事務 | 医療・福祉 | 200時間 | やや易 |
| ネイリスト技能検定 | 美容 | 200時間 | 普通 |
| インテリアコーディネーター | 住宅・建築 | 300時間 | 普通 |
IELTSについて誤解されやすいこと
「合格率が低い=自分には無理」ではない
IELTSの合格率はスコア制です。合格率は受験者層によって変わります。受験要件のない資格は記念受験も含まれるため数字が下がり、実務経験が要件になっている資格は受験者の質が揃うため数字が上がります。合格率だけで難易度は測れません。
「標準学習時間どおりにやれば受かる」ではない
IELTSの標準は250時間とされていますが、これは平均的な前提知識を持つ人の目安です。関連する実務経験があれば短く、まったくの初学者であれば1.5倍前後を見ておくほうが現実的です。
「資格を取れば仕事が見つかる」とはかぎらない
資格は応募条件を満たすためのもので、採用の決め手になるとはかぎりません。求人票を先に見て、実際に求められている条件を確認してから学習を始めると、無駄がありません。
IELTSでよく出る質問
IELTSの合格率はどのくらいですか?
スコア制です。ただし受験資格の有無によって受験者層が変わるため、合格率の数字だけで難易度を比較することはできません。
IELTSは独学でも合格できますか?
可能です。必要な学習時間は約250時間が目安で、1日1時間なら約9ヶ月、1日2時間なら約5ヶ月。平日1時間+休日3時間のペースなら約6ヶ月です。
IELTSの試験はいつ実施されますか?
月に複数回です。複数の受験機会があるため、学習の仕上がりに合わせて受験時期を選べます。
語学の関連資格
IELTSについて実際によく調べられていること
検索されている質問のうち、IELTSに関係するものを6件取り上げて、このページのデータで答えます。
IELTSは独学で合格できますか?
IELTSは市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約250時間、難易度は「スコア制」に分類しています。IELTSは合否ではなくスコアで評価される試験のため、合格率という形の数字は示されていません。
独学で進める場合は、250時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら125日、1日1時間なら250日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。
IELTSは履歴書に書けますか?
書けます。IELTSは民間の資格です。民間資格は同名でも団体によって内容が違うことがあります。実施団体名を添えて書くと伝わります。
書くときは取得年月と正式名称をそろえます。取得前の段階なら「IELTS 月に複数回受験予定」と書く方法もあります。応募先の業務と関係が薄い資格を並べすぎると焦点がぼやけるため、関係するものから順に並べてください。
IELTSの試験は年に何回ありますか?
IELTSの試験は月に複数回です。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見てから受験回を決められます。1回目を経験として使う進め方もできます。
学習に必要なのは約250時間です。試験日から逆算し、1日2時間のペースなら5ヶ月前には始めておくと余裕があります。
語学の資格ではどれがいちばん難しいですか?
語学に分類している8資格を標準学習時間の順に並べると、いちばん軽いのがTOEIC(約200時間)、いちばん重いのが全国通訳案内士(約600時間)です。
| 資格 | 学習時間 | 合格率 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| TOEIC | 200時間 | スコア制 | スコア制 |
| HSK | 200時間 | 級による | 級による |
| 韓国語能力試験(TOPIK) | 200時間 | 級による | 級による |
| TOEFL iBT | 250時間 | スコア制 | スコア制 |
| IELTS | 250時間 | スコア制 | スコア制 |
| 英検準1級 | 400時間 | 15〜20% | やや難 |
| 日本語教育能力検定 | 400時間 | 25〜30% | やや難 |
| 全国通訳案内士 | 600時間 | 10〜20% | 難関 |
IELTSはこのなかで5番目です。学習時間と合格率は必ずしも一致しません。時間が短くても合格率が低い試験は、範囲は狭いが問われ方が厳しいということです。
IELTSは何ヶ月くらいで取れますか?
標準的な学習期間は6ヶ月、必要な学習時間は約250時間です。
| 1日あたりの学習時間 | かかる日数 | おおよその期間 |
|---|---|---|
| 1時間 | 250日 | 約8ヶ月 |
| 2時間 | 125日 | 約4ヶ月 |
| 3時間 | 84日 | 約3ヶ月 |
試験は月に複数回のため、日程から逆算して開始時期を決めてください。受験機会が複数あるため、仕上がり具合を見て回を選べます。
働きながらIELTSを目指せますか?
約250時間を平日1時間+土日3時間ずつで積むと、週11時間で約23週間(5ヶ月)です。標準期間の6ヶ月とおおむね一致します。
短期で仕上げられる量です。まとまった休みを1回はさむと一気に進みます。試験は月に複数回です。
標準学習時間で見たIELTSの位置
標準学習時間が分かっている110資格を小さい順に並べると、IELTS(約250時間)は下から59番目、全体の53%の位置にあります。中央値は約200時間、いちばん小さいものが約40時間、いちばん大きいものが約3,500時間です。
| 水準 | 標準学習時間 | 該当 |
|---|---|---|
| もっとも小さい | 約40時間 | MOS |
| 下から4分の1 | 約100時間 | — |
| 中央値 | 約200時間 | — |
| IELTS | 約250時間 | 全体の53%の位置 |
| 上から4分の1 | 約500時間 | — |
| もっとも大きい | 約3,500時間 | 公認会計士 |
中間の帯に入ります。この帯は半年前後を見込む帯です。週あたりの学習量を先に決めておかないと、途中で計画が崩れやすい層です。
標準学習時間がすぐ隣にあるのはTOEFL iBT(約250時間)とインテリアコーディネーター(約300時間)です。迷ったときはこの2つと並べると差が見えます。
IELTSを決める前に確認すること
あとから「聞いていない」となりやすい点を5つ並べました。上から順に確認してください。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 受験資格 | IELTSは民間資格です。学歴・実務経験の要件がないかを、実施団体の受験案内で必ず確認してください。要件を満たすまでに年単位でかかることがあります。 |
| 独学か講座か | IELTSは独学でも対応できます。対応する講座があるため、費用と時間のどちらを優先するかで選んでください。 |
| 受験地 | 試験地が限られる資格では、移動と宿泊の費用が上乗せになります。会場は実施団体の公表内容で確認してください。 |
| 試験日程と申込期限 | 試験は月に複数回です。申込はおおむね試験の2〜3ヶ月前に締め切られます。複数回ある場合も、回ごとに締め切りが異なります。 |
| 学習時間を確保できるか | 約250時間が必要です。1日2時間なら125日。週あたり何時間出せるかを先に決めてください。 |
IELTSでつまずきやすいところと、その避け方
テキストを一周してから過去問に入る
範囲を全部覚えてから問題に移ろうとすると、最初のほうを忘れた状態で終盤に着きます。約250時間の学習では、後半ほど前半の記憶が薄れます。
避け方:1章ごとにその章の過去問を解いてください。問われ方を早く知るほど、覚える範囲を絞れます。
受験資格を確認しないまま学習を始める
学歴や実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位でかかる資格もあります。
避け方:学習を始める前に実施団体の受験案内を読み、要件を満たしているかを確認してください。
教材を増やしすぎる
不安から複数の教材に手を出すと、どれも中途半端になります。範囲は同じでも構成が違うため、切り替えのたびに時間を失います。
避け方:メイン教材を1冊に決め、足りない部分だけ別で補ってください。過去問だけは複数年分そろえます。
IELTSを調べるときに出てくる言葉
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 合格率 | 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。 |
| 通信講座 | 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。 |
| 受験資格 | 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。 |
語学の8資格を1枚の表で見る
IELTSを含む語学の全8資格を、難易度・合格率・学習時間・種別・独学で並べました。標準学習時間の小さい順です。横並びにすると、IELTSがどのあたりに位置するのかが一目で分かります。
| 難易度 | 合格率 | 学習時間 | 種別 | 独学 | |
|---|---|---|---|---|---|
| TOEIC | スコア制 | スコア制 | 200時間 | 民間 | 可 |
| HSK | 級による | 級による | 200時間 | 民間 | 可 |
| 韓国語能力試験(TOPIK) | 級による | 級による | 200時間 | 公的 | 可 |
| TOEFL iBT | スコア制 | スコア制 | 250時間 | 民間 | 可 |
| IELTS | スコア制 | スコア制 | 250時間 | 民間 | 可 |
| 英検準1級 | やや難 | 15〜20% | 400時間 | 公的 | 可 |
| 日本語教育能力検定 | やや難 | 25〜30% | 400時間 | 民間 | 可 |
| 全国通訳案内士 | 難関 | 10〜20% | 600時間 | 国家 | 可 |
この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。IELTSの行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。
数字で見たIELTSの位置
標準学習時間が分かっている110資格を並べて、IELTSがどこにあるのかを細かく出しました。順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。散らばりまで見ると、その差が大きいのか小さいのかが判断できます。
| 見るもの | 値 | 意味 |
|---|---|---|
| IELTSの標準学習時間 | 約250時間 | 比べる基準になる数字 |
| 全体の平均 | 約452時間 | 極端な値に引っ張られる |
| 全体の中央値 | 約200時間 | 実感に近いのはこちら |
| 下から4分の1 | 約100時間 | これ以下なら軽い部類 |
| 上から4分の1 | 約500時間 | これ以上なら重い部類 |
| 上位1割の入口 | 約1,000時間 | ここから先は例外的 |
| 散らばり(標準偏差) | 約640時間 | 平均からどれだけ離れるのが普通か |
IELTSは下から61番目(全体の53%)です。平均との差は約202時間で、散らばり1つ分を下回っています(-0.32)。全体の真ん中あたりで、標準的な水準です。
平均と中央値の差にも意味があります。ここでは平均約452時間に対して中央値約200時間で、平均のほうが高く出ています。一部の大きな値に引っ張られているので、平均を目安にすると実際より高く見積もることになります。
IELTSと水準が近い資格
分類をまたいで、標準学習時間がIELTS(約250時間)に近い資格を集めました。同じ分類のなかで比べるだけでは、その水準が全体のどのあたりなのかが見えません。違う分類の同じ水準を並べると、感覚がつかめます。
| 資格 | 分類 | 標準学習時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 介護福祉士 | 医療・福祉 | 約250時間 | 介護職の現場からのキャリアアップ資格として定番。資格手当がつく事業所が多い。 |
| TOEFL iBT | 語学 | 約250時間 | 英語圏の大学進学で使われる。読む・聞く・話す・書くの4技能を測る。 |
| インテリアコーディネーター | 住宅・建築 | 約300時間 | 1次学科・2次プレゼンテーション+論文。製図の練習量が2次の合否を決める。 |
| 日商簿記2級 | 会計 | 約300時間 | ネット試験の導入で受験機会が大幅に増えた。経理・事務職の実務直結資格。 |
| ケアマネジャー | 医療・福祉 | 約300時間 | 合格率が年によって大きく振れる。受験要件が厳しいぶん有資格者の価値が高い。 |
| 管理業務主任者 | 不動産 | 約300時間 | マンション管理会社に設置義務がある。宅建保有者は民法の下地がある分だけ有利。 |
同じ水準でも、分類が違えば中身は別物です。介護福祉士とIELTSは数字の上では近くても、医療・福祉と語学では前提が違います。数字が近いことは「置き換えられる」という意味ではありません。何を得るためにその数字を払うのかで判断してください。
IELTSより軽いもの・重いもの
IELTSを真ん中に置いて、標準学習時間が前後にある資格を並べました。いまの候補が重すぎると感じたら左の表へ、物足りなければ右の表へ移る、という探し方ができます。
IELTSより軽い5資格
| 資格 | 分類 | 標準学習時間 | IELTSとの差 |
|---|---|---|---|
| TOEFL iBT | 語学 | 約250時間 | 同じ |
| 介護福祉士 | 医療・福祉 | 約250時間 | 同じ |
| 産業カウンセラー | 心理 | 約200時間 | −50時間 |
| 韓国語能力試験(TOPIK) | 語学 | 約200時間 | −50時間 |
| HSK | 語学 | 約200時間 | −50時間 |
IELTSより重い5資格
| 資格 | 分類 | 標準学習時間 | IELTSとの差 |
|---|---|---|---|
| インテリアコーディネーター | 住宅・建築 | 約300時間 | +50時間 |
| 日商簿記2級 | 会計 | 約300時間 | +50時間 |
| ケアマネジャー | 医療・福祉 | 約300時間 | +50時間 |
| 管理業務主任者 | 不動産 | 約300時間 | +50時間 |
| 第一種電気工事士 | 技術・設備 | 約300時間 | +50時間 |
ひとつ隣に動かすと、標準学習時間は下側で同じ、上側で+50時間動きます。段階的に見ると、いまの選択がどれだけ思い切ったものなのかが分かります。
分類ごとの水準と、語学の位置
このサイトで扱っている18分類を、標準学習時間の中央値で並べました。IELTSが属する語学は7番目です。まずどの分類を見るべきかを決めると、そのあとの比較が短くて済みます。
| 分類 | 資格数 | いちばん低い | 中央 | いちばん高い |
|---|---|---|---|---|
| 法律・労務 | 4 | 約800時間 | 約3,000時間 | 約3,000時間 |
| 会計 | 6 | 約100時間 | 約800時間 | 約3,500時間 |
| 不動産 | 6 | 約200時間 | 約500時間 | 約2,500時間 |
| 労務・安全 | 3 | 約100時間 | 約500時間 | 約500時間 |
| 医療・福祉 | 15 | 約60時間 | 約400時間 | 約1,200時間 |
| 住宅・建築 | 7 | 約100時間 | 約300時間 | 約1,200時間 |
| 語学 | 8 | 約200時間 | 約250時間 | 約600時間 |
| 美容 | 6 | 約40時間 | 約200時間 | 約900時間 |
| 心理 | 5 | 約60時間 | 約200時間 | 約1,000時間 |
| 金融 | 4 | 約80時間 | 約150時間 | 約600時間 |
| 経営 | 3 | 約100時間 | 約150時間 | 約1,000時間 |
| 人材 | 3 | 約100時間 | 約150時間 | 約300時間 |
| 食・栄養 | 6 | 約40時間 | 約150時間 | 約500時間 |
| 教育・保育 | 3 | 約80時間 | 約100時間 | 約600時間 |
| ペット | 4 | 約60時間 | 約100時間 | 約200時間 |
| IT・Web | 13 | 約40時間 | 約100時間 | 約500時間 |
| 技術・設備 | 8 | 約60時間 | 約100時間 | 約1,000時間 |
| ビジネス | 6 | 約40時間 | 約100時間 | 約400時間 |
分類ごとに水準が違うのは、分野ごとに、覚える範囲の広さと、資格がないとできない業務があるかどうかが違うためです。分類をまたいで数字だけを比べても意味がありません。同じ分類のなかで比べたうえで、分類そのものを選び直せるかどうかを考えてください。
IELTSのデータを一項目ずつ読む
ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。
難易度:スコア制
このサイトでは標準学習時間と合格率をもとに6段階で分けています。「スコア制」は、同じ分野のなかでどのあたりかを示す目安です。絶対的な難しさではありません。
合格率:スコア制
この資格は合否ではなく別の形で評価されるため、合格率という数字が公表されていません。難易度は学習時間と出題範囲で判断してください。
標準学習時間:約250時間
1日2時間なら125日、1日1時間なら250日です。この数字は「ゼロから始めて合格水準に届くまで」の目安で、関連する知識があれば短くなります。
学習期間:6ヶ月
標準学習時間を無理のないペースで割ったときの期間です。6ヶ月という数字は、週にどれだけ時間を出せるかで前後します。試験日から逆算して開始時期を決めてください。
試験:月に複数回
受験機会が複数あります。仕上がり具合を見てから受験回を選べるので、1回目を経験として使う進め方もできます。
種別:民間
民間の団体が独自の基準で認定しています。同じ分野に複数の団体が資格を出していることがあるため、どの団体のものかを確認してください。
独学の可否:可
市販の教材だけでも合格を狙えます。ただし学習の順序と進み具合は自分で管理することになります。
講座の有無:あり
対応する講座があります。費用をかけて時間を買うか、教材費だけに抑えるかの選択ができます。
語学のほかの資格を短く見る
IELTSと同じ語学にある資格を、標準学習時間の順にひとつずつ。IELTSが合わないと感じたときに、次にどれを見ればよいかの当たりがつきます。
TOEIC(約200時間)
合否ではなくスコアで評価される。昇進要件や採用条件に組み込む企業が多い。
IELTSとの差:標準学習時間で−50時間。
HSK(約200時間)
中国語の能力を測る国際的な試験。級が上がるほど求められる語彙数が増える。
IELTSとの差:標準学習時間で−50時間。
韓国語能力試験(TOPIK)(約200時間)
韓国政府が実施する。TOPIK IとIIに分かれ、得点で級が決まる。留学や就労で使われる。
IELTSとの差:標準学習時間で−50時間。
TOEFL iBT(約250時間)
英語圏の大学進学で使われる。読む・聞く・話す・書くの4技能を測る。スコアの有効期限は2年。
IELTSとの差:標準学習時間で同じ。
英検準1級(約400時間)
大学入試の優遇措置に使われるケースが増えている。二次試験の面接対策が要る。
IELTSとの差:標準学習時間で+150時間。
日本語教育能力検定(約400時間)
日本語教師を目指す層が受験する。国家資格化など制度の動向を追う必要がある。
IELTSとの差:標準学習時間で+150時間。
全国通訳案内士(約600時間)
語学に加えて日本地理・日本歴史・一般常識が問われる。インバウンド需要と連動する。
IELTSとの差:標準学習時間で+350時間。
IELTSの数字を自分で確かめる方法
このページに出している数字は、110資格を18分類に整理したデータベースから引いています。IELTSだけを個別に調べて書いたものではなく、全110資格を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。
| この記事の数字 | 性質 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| IELTSの標準学習時間 | 公表値や一般に知られている水準の目安 | 実施団体が公表している受験案内と試験結果で確認できます |
| 順位・中央値・四分位 | このサイトのデータベース内での計算値 | 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます |
| 比較表の他の資格 | 同じ形式で揃えた同一データベースの値 | 各資格の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます |
| 制度・要件の説明 | 公表されている制度の内容を整理したもの | 受験資格・免除・登録の要件は、実施団体の公式発表が一次情報です |
数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。
それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。
IELTSにするかどうかの分かれ目
ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。
約250時間を出せるか
1日2時間なら125日、1日1時間なら250日です。平日1時間+土日3時間ずつなら週11時間で、約23週間かかります。まず週に何時間出せるかを決めてください。
「いいえ」なら:同じ語学のなかでより軽い資格から入るか、受験回を1つ後ろにずらして学習期間を延ばしてください。時間が足りないまま突っ込むと、直前期の負荷だけが跳ね上がります。
受験資格を満たしているか
IELTSは民間資格です。学歴・実務経験の要件があると、学習が仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかる資格もあります。
「いいえ」なら:実施団体の受験案内を先に読み、要件を満たすまでに何年かかるかを計算してください。その年数を織り込めないなら、要件のない資格に切り替える判断になります。
試験日から逆算できているか
試験は月に複数回です。受験機会が複数あるので、回ごとの締め切りを確認してください。
「いいえ」なら:先に受験日を決めて、そこから約250時間を割り付け直してください。開始時期が決まれば、いま始めるべきかどうかも決まります。
IELTSについて、さらに調べられていること
上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを5件足しました。
40代・50代からIELTSを目指すのは遅いですか?
IELTSに年齢の制限はありません。判断材料になるのは、学習に必要な約250時間を確保できるかどうかです。1日1.5時間なら167日、およそ6ヶ月かかります。
IELTSは学習時間が全体の53%の位置で、比較的取り組みやすい部類です。まず1つ目として選ばれることが多い水準です。
IELTSは国家資格ですか?
IELTSは民間です。民間資格です。実施団体が独自の基準で認定しています。同じ分野に複数の団体が資格を出していることがあるため、どの団体のものかを確認してください。
区分は評価のされ方に影響します。求人票では区分より、実際に何ができるかで見られることが多い部類です。留学と移住の両方で使われる。話す試験が対面で行われる点がTOEFLとの違い。有効期限は2年。
IELTSは通信講座を使ったほうがいいですか?
IELTSは講座と独学のどちらでも対応できます。判断は、学習時間の約250時間を自分で組み立てられるかどうかで決めてください。
| 選ぶ基準 | 独学が向く | 講座が向く |
|---|---|---|
| 学習順序 | 自分でテキストを選び、順序を決められる | 何から手をつけるかで迷いたくない |
| 質問対応 | 調べれば解決できる、または周囲に聞ける | つまずいたときに聞ける相手がほしい |
| 期間 | 6ヶ月を自力で管理できる | 締め切りがあるほうが進む |
| 費用 | 教材費のみに抑えたい | 時間を買う前提で費用をかけられる |
IELTSは合否ではなくスコアで評価される試験のため、合格率という形の数字は示されていません。基準点に達すれば合格する型の試験なので、教材を絞って回数を重ねる進め方が効きます。
IELTSを取れば仕事に困らなくなりますか?
資格そのものが仕事を保証するわけではありません。IELTSについて言えるのは、留学と移住の両方で使われる。話す試験が対面で行われる点がTOEFLとの違い。有効期限は2年。という点です。
判断材料として見るべきは、①その資格がないとできない業務があるか(業務独占)、②求人票で名称が指定されているか、③実務経験と組み合わせて評価されるか、の3点です。IELTSは民間のため、①には当てはまりません。③の組み合わせで見られることが多い部類です。
IELTSの前に取っておくとよい資格はありますか?
同じ物差しで見て、IELTS(約250時間)よりひとつ手前にあるのがTOEFL iBT(約250時間・語学)です。
同じ語学分野なので出題範囲に重なりがあります。先にTOEFL iBTを仕上げてから進むと、2つ目の学習効率が上がります。
IELTSの用語を、もう一歩詳しく
本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。
IELTSを受けられる人
受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。
ここを確認せずに学習を始めると、仕上がっても受験できません。要件を満たすまでに年単位かかるものがあります。
実務経験
定められた業務に一定期間従事した経歴。受験資格や登録要件として求められることがある。
IELTSの記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。
通信講座
教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。
IELTSの記事では、この言葉の意味によって「何を確認すべきか」が変わります。定義だけでなく、自分の場合に当てはまるかどうかまで確認してください。
※ 合格率・試験日程・受験資格は変更されることがあります。受験の際は必ず試験実施団体の公式情報をご確認ください。
