医療・福祉の資格一覧|難易度・合格率・勉強時間で比較

医療・福祉分野の資格を、難易度・合格率・必要な学習時間で横並びに比較できるようまとめました。15件を掲載しています。

医療・福祉の資格一覧

資格名 難易度 合格率 学習時間 種別
社会福祉士 やや難 30〜45% 500時間 国家
介護福祉士 普通 70〜80% 250時間 国家
登録販売者 普通 40〜50% 400時間 公的
精神保健福祉士 やや難 60〜70% 400時間 国家
言語聴覚士 やや難 65〜70% 1,000時間 国家
医療事務 やや易 50〜60% 200時間 民間(複数団体)
歯科助手 80〜90% 60時間 民間
調剤薬局事務 80〜90% 60時間 民間
ケアマネジャー やや難 10〜20% 300時間 公的
医療秘書技能検定 やや易 2級50〜60% 100時間 民間
看護師 やや難 87〜92% 1,200時間 国家
理学療法士 やや難 85〜90% 1,000時間 国家
作業療法士 やや難 80〜88% 1,000時間 国家
歯科衛生士 普通 90〜95% 900時間 国家
愛玩動物看護師 普通 80〜90% 300時間 国家

選び方の考え方

同じ分野の資格でも、受験資格の有無で取りかかれるタイミングが変わります。実務経験が必要な資格は「いま受けられるか」を先に確認してください。

学習時間は難易度とおおむね比例しますが、独学の可否は別の軸です。養成課程や指定講習が要件になっている資格は、費用と期間の見積もりが独学中心の資格とは大きく異なります。

医療・福祉の学習時間はどう分布しているか

医療・福祉に含まれる15資格を学習時間で並べると、下は60時間、上は1,200時間、中央は400時間です。上下で20倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。

該当する資格 件数
負担の軽い層 医療事務登録販売者介護福祉士ケアマネジャー精神保健福祉士調剤薬局事務医療秘書技能検定歯科助手愛玩動物看護師 9
中間の層 社会福祉士 1
負担の重い層 言語聴覚士看護師理学療法士作業療法士歯科衛生士 5

まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。

医療・福祉の15資格をひとつずつ

調剤薬局事務

難易度易/合格率80〜90%/約60時間。通信講座と認定がセットのものが主流。医療事務との併願が一般的。

調剤薬局事務の詳細を見る

歯科助手

難易度易/合格率80〜90%/約60時間。無資格でも就業できるが、認定があると未経験からの採用で優遇されやすい。

歯科助手の詳細を見る

医療秘書技能検定

難易度やや易/合格率2級50〜60%/約100時間。医療知識と秘書技能を横断して問う。医療事務より事務スキル寄り。

医療秘書技能検定の詳細を見る

医療事務

難易度やや易/合格率50〜60%/約200時間。資格の種類が複数あり、目的で選び分ける必要がある。就職市場が広く、ブランクからの復職にも使われる。

医療事務の詳細を見る

介護福祉士

難易度普通/合格率70〜80%/約250時間。介護職の現場からのキャリアアップ資格として定番。資格手当がつく事業所が多い。

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ケアマネジャー

難易度やや難/合格率10〜20%/約300時間。合格率が年によって大きく振れる。受験要件が厳しいぶん有資格者の価値が高い。

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愛玩動物看護師

難易度普通/合格率80〜90%/約300時間。2023年に始まった国家資格。養成所または大学での指定科目の履修が受験の前提。

愛玩動物看護師の詳細を見る

登録販売者

難易度普通/合格率40〜50%/約400時間。ドラッグストア・薬局で需要が安定。受験資格の実務経験要件が撤廃され誰でも受験可能。

登録販売者の詳細を見る

精神保健福祉士

難易度やや難/合格率60〜70%/約400時間。社会福祉士と共通科目があるため、ダブル取得を狙う受験者が多い。

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社会福祉士

難易度やや難/合格率30〜45%/約500時間。19科目群と出題範囲が非常に広い。科目群ごとに得点が必要で取りこぼしが許されない。

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歯科衛生士

難易度普通/合格率90〜95%/約900時間。養成課程3年以上が受験の前提。歯科医院の求人が安定して多く、復職もしやすい部類。

歯科衛生士の詳細を見る

言語聴覚士

難易度やや難/合格率65〜70%/約1,000時間。養成校の卒業が受験要件。独学不可だが有資格者が不足しており就職は堅い。

言語聴覚士の詳細を見る

理学療法士

難易度やや難/合格率85〜90%/約1,000時間。養成課程3年以上の修了が受験の前提。運動機能の回復を担う。病院とリハビリ施設が主な職場。

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作業療法士

難易度やや難/合格率80〜88%/約1,000時間。理学療法士が身体機能を担うのに対し、日常の作業や社会復帰の支援を担う。養成課程が必要。

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看護師

難易度やや難/合格率87〜92%/約1,200時間。受験には看護師養成課程(3年以上)の修了が要る。合格率は高いが、そこに至るまでの課程が長い。

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医療・福祉でよくある誤解

「医療・福祉なら資格を取れば就職できる」とはかぎらない

資格は応募条件を満たすためのものです。病院・クリニック・介護施設・調剤薬局の求人票を先に見て、実際に何が求められているかを確認してから学習を始めると、遠回りになりません。高齢化にともなって需要が安定している分野です。実務未経験からの就業例が多く、パート・時短の求人も豊富です。

「難易度が高い資格ほど価値がある」ではない

取得にかかる時間と、それによって開く選択肢は必ずしも比例しません。医療・福祉分野では、短期間で取れる資格が実務で重宝されることもあります。目的から逆算して選んでください。

「合格率の数字だけで難易度は比べられない」

受験資格のない資格は記念受験が含まれるため合格率が下がり、実務経験が要件の資格は受験者層が揃うため上がります。同じ数字でも意味が違います。

医療・福祉で負担を抑える方法

教育訓練給付制度を確認する

通信講座の一部は厚生労働省の指定講座です。対象であれば受講費用の20〜70%が支給されます。雇用保険の加入期間などの要件があるため、受講前にハローワークで確認してください。

独学で行けるかを先に判断する

テキストと過去問が市販されている資格なら、独学の初期費用は1〜2万円で収まります。医療・福祉分野で独学が難しいのは、養成課程の修了や実務経験が受験要件になっている資格です。

勤務先の資格取得支援を使う

病院・クリニック・介護施設・調剤薬局では、業務に必要な資格の受験料や講座費用を会社が負担する制度を設けていることがあります。就業中の方は人事に確認してみてください。

受験のタイミングを合わせる

年1回しか実施されない試験は、落ちると次まで1年空きます。試験日から逆算して学習期間を確保できるかを先に見てください。

地域や条件で変わるところ

医療・福祉分野の資格が活かせる主な職場は病院・クリニック・介護施設・調剤薬局です。高齢化にともなって需要が安定している分野です。実務未経験からの就業例が多く、パート・時短の求人も豊富です。

相談できる窓口

相談先 相談できること
試験実施団体 受験資格、日程、出願方法、受験料について
ハローワーク 教育訓練給付制度の対象講座と支給要件について
求人サイト・転職エージェント 医療・福祉分野で実際に求められている資格と経験の確認
講座の資料請求 カリキュラム、費用、標準的な学習期間の比較

医療・福祉は全体のなかでどのあたりか

このサイトで扱っている18分類を標準学習時間の中央値で並べると、医療・福祉は5番目です。分類ごとに水準が違うので、まずどの分類を見るべきかを決めると迷いません。

分類 資格数 標準学習時間の中央値
法律・労務 4 約3,000時間
会計 6 約800時間
不動産 6 約500時間
労務・安全 3 約500時間
医療・福祉 15 約400時間
住宅・建築 7 約300時間
語学 8 約250時間
美容 6 約200時間
心理 5 約200時間
金融 4 約150時間
経営 3 約150時間
人材 3 約150時間
食・栄養 6 約150時間
教育・保育 3 約100時間
ペット 4 約100時間
IT・Web 13 約100時間
技術・設備 8 約100時間
ビジネス 6 約100時間

医療・福祉には15資格あります。標準学習時間の水準は中位にあたります。

数字で見る医療・福祉

医療・福祉には15資格あり、標準学習時間が分かっているのは15資格です。もっとも小さいのが調剤薬局事務(約60時間)、中央にあたるのが登録販売者(約400時間)、もっとも大きいのが看護師(約1,200時間)で、上下に20.0倍の開きがあります。

水準 資格 標準学習時間 向いている場面
もっとも小さい 調剤薬局事務 約60時間 通信講座と認定がセットのものが主流。医療事務との併願が一般的。
中央 登録販売者 約400時間 ドラッグストア・薬局で需要が安定。受験資格の実務経験要件が撤廃され誰でも受験可能。
もっとも大きい 看護師 約1,200時間 受験には看護師養成課程(3年以上)の修了が要る。合格率は高いが、そこに至るまでの課程が長い。

同じ医療・福祉のなかでこれだけ差が出るのは、含まれるものと条件が違うためです。金額や数字だけを横に並べても比べたことになりません。何が含まれていて何が別なのかを、項目ごとに確認してください。

医療・福祉で迷ったときの見分け方

医療・福祉のなかから選ぶとき、判断が分かれるのは次の3点です。

調剤薬局事務を選ぶ場合

通信講座と認定がセットのものが主流。医療事務との併願が一般的。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

登録販売者を選ぶ場合

ドラッグストア・薬局で需要が安定。受験資格の実務経験要件が撤廃され誰でも受験可能。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

看護師を選ぶ場合

受験には看護師養成課程(3年以上)の修了が要る。合格率は高いが、そこに至るまでの課程が長い。

向いているのは条件を比べて選びたい場合という場合です。注意点は条件は変更されることがあります。最新の内容を確認してください。

医療・福祉についてよく調べられていること

調剤薬局事務は独学で合格できますか?

調剤薬局事務は市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約60時間、難易度は「易」に分類しています。合格率は80〜90%。

独学で進める場合は、60時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら30日、1日1時間なら60日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。

登録販売者は独学で合格できますか?

登録販売者は市販の教材だけでも合格を狙える資格です。標準学習時間は約400時間、難易度は「普通」に分類しています。合格率は40〜50%。

独学で進める場合は、400時間をどう割り振るかを先に決めてください。1日2時間なら200日、1日1時間なら400日です。出題範囲が明確なので、テキストを一周してから過去問に移る進め方が合います。

看護師は独学で合格できますか?

看護師は独学だけでは対策しにくい資格です。標準学習時間は約1,200時間、難易度は「やや難」に分類しています。合格率は87〜92%。

実技や実習、あるいは指定の講習が要件に含まれるため、独学だけで完結しません。対応する講座や養成課程を先に調べてください。

このページに出てくる用語

用語 意味
国家資格 法律にもとづいて国または国から委任された機関が認定する資格。名称独占や業務独占をともなうものがある。
合格率 受験者のうち合格した人の割合。年度ごとに上下するため、複数年の平均で見るのが確実。
受験資格 受験するために必要な学歴・実務経験・年齢などの条件。ないものは誰でも受験できる。
独学 講座を使わず市販テキストなどで学習する方法。費用は抑えられるが進捗の管理は自分で行う。
通信講座 教材と添削・質問対応がセットになった学習サービス。学習順序が決まっている点が独学との違い。
実務経験 定められた業務に一定期間従事した経歴。受験資格や登録要件として求められることがある。

※ 各資格の詳細は試験実施団体の公式情報をご確認ください。